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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

神のご計画(No.8)

              サタンの誘惑の手口




キティムの島々に渡って、尋ね、ケダルに人を送って、よく調べさせ、果たして、こんな事があったかどうか確かめよ。一体、どこの国が神々を取り替えたことがあろうか。しかも、神々でないものと。ところが、我が民はおのが栄光を、助けにならぬものと取り替えた。・・・・まことに、我が民は二つの悪を行った。生ける水の源である私を捨てて、無用の水溜を掘った。水を溜めることの出来ない壊れた水溜を。
                                              【エレミヤ書2章10~13節】


「言葉」は生きている!
 実は、サタンの「誘惑」の手口は、私たちの「思い」の中に、毎分毎秒の如くに、盛んに入り込んで来ることを、私たちは心して警戒すべきです。私たちの「思い」は、如何にうつろい(傾き)易い、一本の「葦」の如きものであるのか、聖霊様はこの点に注意しながら、私たちが常に見張り続けるよう、霊的に促しています。


 例えば、私たちが何気なく語る「言葉」の数々、それが肯定的なものであるなら、余り心配するに及びませんが、逆にネガティブなものであるなら、自分が思った悲観的イメージや、遂々口(言葉)に出した「呟き」、そして「不満」等によって、逆に自分の「霊」が支配されることになります。そういう意味で、「言葉」は生きている!と言えます。そして悪しき「言葉」だけが、小脳の記憶中枢という保管庫の中に、「腐ったゴミ」の如くに、毎回貯まり続けて行くのです。


 今回の記事を通して、サタンの巧妙な「誘惑」の手口の特徴(方法)を、私たちが正しく知ることで、実は「自分にもそのケースが、よくある(当てはまる)!」ことを、改めて謙虚に認識するだけで、私たちは聖霊様からの正しいガイダンスを、受け容れる「きっかけ」となります。


 そして遂に「主なる神よ、私はこのままでは我慢なりません!どうぞ、聖霊様の聖なる働きを通して、私の霊の中に貯まり続ける、悪しき汚れた大量の言葉のゴミを、今焼却処分して下さい!そして聖い元の状態へと、イエス・キリストの貴い血潮によって、直ちに洗い聖めて下さい!」と私たちは祈り求め始め、また霊的に戦い始めるのです。


 「主よ、私がサタンの誘惑の網に、決して掛かることが無いように!ネガティブなことを呟いて、私の歩みが損なわれることが無いように!もう奴らの手口に騙されません。私の唇は、ただあなたの御心を求めて、自分は神に愛され祝福される者、神のご計画の中にある貴い器として、信仰的に捉えます!」と、霊的な怒りを表明しながら、信仰的に戦うのです。


アダム(エバ)に対する誘惑の手口
 花婿なるイエス・キリストは、私たちを「シミも傷も無い、麗しい聖なる乙女として、キリストの花嫁に仕立てて下さる!」、唯一の「救い主」です。その為には、先人(イスラエル人)たちが犯した、数々の愚かな失敗事例から、私たちは霊的に学ぶ(自分事とする)必要があります。そうです!先人ばかりか「最初の人」である、神の最高傑作の被創造物であるアダム(エバ)も、サタンの巧妙な「誘惑」の手口に、いとも簡単に騙された!という事実を、私たちも常に知る(覚えておく)べきです。


 では、先人であるイスラエルの「罪」の根源は、何処から来ているのでしょうか?それは「背信」という名の沼地(サタンの王国)からです。霊的な「背信」とは、大切な伴侶とは別の対象を求めて、そちらに傾倒(心惹かれる)して行くことです。伴侶を裏切ることは、人には決して赦せないことですが、真実の神の場合は、その源流が何処にあるのかを、正しく知っているが故に、心から悔い改めて、元のポジションに立ち返るのであれば、再び関係を修復して下さいます。


 「背信」の沼地から、遂に流れ出た悪しき汚水は、アダム(エバ)の「霊」に辿り着きます。何故彼らは、神が流して下さる「命の水」ではなく、「蛇」と化したサタンの「言葉」に、いとも簡単に騙されたのでしょうか?彼らは今の私たちと違って、優れた霊的「感性」と「知恵」に満ちた、神の「最高の器」でした。にも関わらず彼らは、ものの見事に誘惑されたのです。


 仮に、私たちが単純な命令、例えば「~しなさい!そうすれば・・・・の祝福を得ることが出来ます。」などと命じられた場合、私たちはサタンの放つ、悪しき霊的流れによって、次のように考える習性があります。「~~の場合は、どうなりますか?~~~した場合にも、あなたは・・・・の祝福を与えてくれますか?」などと。これらは、人の持つ「複雑思考回路」と言いますが、神が本来アダムに与えた、霊的思考回路は「単純思考(simple thought)」です。


 覚えて戴きたいことは、主なる神が「人」に与えた、天的「思考回路」の特性は、乳飲み子に対して母親が常に語りかける言葉、例えば「いくらも泣いて構わないわ!あなたの泣き声は、私の乳を欲しがるサインだから、いっぱい上げるわね!」と、喜んで授乳する際の、シンプルな「言葉」のやり取りが、相互に必ずある点です。ところが霊的な「赤子」の如き、エバの元を訪れた「蛇(サタン)」は、次のように優しく彼女に語りました。「この善悪の木の実だけは、食べたら死ぬからと、確かに神が禁じられているよ!でもねエバさん、この実は食べた場合の結果として、死なないケースもあるんだよ。僕がその証拠さ。僕は逆に食べたら、神様のような知恵に満たされ、最高の幸せを満喫している。だから安心して食べてごらん!」と。


 その結果、エバはサタンの投げかけた、「複雑思考回路」の罠にはまり、善悪の木の実を食べ、何となく「知恵」に満たされた気分になり、夫にもその実を差し出しました。アダムは最初は拒絶しましたが、エバの「複雑思考回路」の言葉に負け、遂には彼も口にすることになります。このエバの誘惑は、人類史上初の「同調圧力」と言えるもので、これがサタンの仕掛ける、巧妙な誘惑の手口です。


 そうです!私たちは、簡単(シンプル)な命令(言葉)よりも、複雑(多種多様)な提案を与えられる方を、愚かにも選択する傾向にあります。しかし主なる神の「命の言葉」は、純粋に信じて受け取る者に対する、霊的な「約束手形」です!にも関わらず、アダムの末裔である私たちは、神の「命の言葉」よりも、サタンの放つ「世の美」を求めて、簡単に誘惑されるのです。


単純な信仰に立ち返りなさい!
 今回エレミヤに語りかけた神の言葉は、はっきり申し上げて「怒鳴り声」です。「馬鹿者!お前たちは本家でありながら、分家にも劣る愚かな、恥ずべき行為を堂々と繰り返している。いい加減に悔い改めなければ、本家の存亡にも関わる非常事態だ!」と。彼らの愚かさを現わす「喩え」が、「生ける水の源である私を捨てて、無用の水溜を掘った。水を溜めることの出来ない壊れた水溜を。」(13節)で、これは日本の諺(諺)にある、「ざるで水をすくう」と同じ意味あいです。


 では、彼ら(私たち)に「救い」は無いのでしょうか?主なる神は私たちに対して、サタンの巧妙な誘惑の手口に、簡単に騙されることが無きよう、「本物(真実)の神」として、霊的なガイドラインを示して下さいます。それがアダム(エバ)に示した、貴い小羊(イエス・キリスト)による、贖いの「生贄」の血潮です。


 イエス・キリストが、①「十字架」上から流された貴い血潮と、②その裂かれた聖なる「御体」のサイン(傷跡)は、私たちに対する主なる神の、真実かつ永遠の愛を示しています。この「救い主」イエス・キリストに対して、私たちが霊的に正しく、「救い」のガイドラインとして受け取る限り、不信仰で弱き者であったとしても、正しい信仰の道筋を整えて下さる、助け主なる聖霊様が、私たちを守り導いて下さいます!ここ(イエス・キリストの救い)に、「真の希望」があります。


 それ故に、私たちは単純な信仰を働かせて、「聖霊様、どうぞ弱き私を助けて下さい!あなたは罪人に過ぎない、この私を聖い者、シミも傷も無い乙女として、絶えず忍耐をもって仕立てて下さいますから。」と告白しましょう。今一度覚えようではありませんか!サタンが、あなたに語る誘惑の言葉(手口)は、「ざるで水をすくう」ような偽り事です。その中に「真実」は一切存在しません。


 私たちが信じる「唯一の神」は、私たちに対して唯一の「命令(福音)」、即ちイエス・キリストにある、「救い」の言葉だけを発して下さいます。それはシンプルな「語りかけ」、つまり「私に来なさい!そうすればあなたに、無代価で惜しみない程の、素晴らしい祝福を、命の水の如くに豊かに飲ませよう!」という、永遠の命に至る「真実の言葉」です。


 あなたが聖霊様のみに聞き従う、賢い乙女でありますように!またあなたが、今の混乱な時代の中にあっても、確かな唯一の霊的ガイドラインを示す方、聖霊様の語る一つ一つの「御声」に、純粋かつシンプルに聞き従う、霊的エレミヤとして、更に召し出されて参りますように!あなたが慕うべき方、花婿イエス・キリストだけに、あなたが霊と真をもって膝を屈めながら、常に真の礼拝を捧げることが出来ますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2021年2月28日のメッセ-ジ)


☆バルナバ・ブログ福音薬局 


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