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Terminal Faith(No.17)

     「先見」の油注ぎを求める時代




この四人の少年は、知識と才能を神から恵まれ、文書や知恵についても全て優れていて、特にダニエルはどのような幻も夢も解くことが出来た。ネブカドネザル王の定めた年数(3年間)が経つと、侍従長は少年たちを王の前に連れて行った。・・・・王は知恵と理解力を要する事柄があれば、彼らに意見を求めた・・・・。


王はダニエルを高い位につけ、多くの素晴らしい贈り物を与え、バビロンの全州を治めさせ、バビロンの知者全ての上に長官として立てた。ダニエルは王に願って(彼ら3人を)バビロン州の行政官に任命してもらった。ダニエル自身は王宮にとどまった。
                                    【ダニエル書1章17~20節,2章48~49節】



これからの「3年間」の時に・・・・
 今回のメッセージは、私たちの信仰を鼓舞する程の、神が投げかけている「挑戦的メッセージ」です。あなたの信仰「立ち位置」は、今の時代において、何処に置いていますか?正しいポジションに置かれる為には、やはり「油注ぎ」が必要となります。聖霊様が「油注ぎ」を与える時には、私たちが霊的にヘリ下り、「空になった器」の如き状態へと、聖霊様は常に聖めて下さいます。


 前回記しましたが、私たちキリスト者にとって、これからの「3年間」が、非常に重要な年月となります。「3年」あれば何が出来るのか?これが今回の挑戦的メッセージです。ダニエル及び友人の3人が訓練された期間が、まさしく「3年間」です。


 この「3年間」に渡る、バビロン教育(官僚研修)を修了した結果、他のエリート若者と違って、彼らが抜群に秀でていた才能(賜物)が、今回のテーマである「先見力」です。ご存じのように今日の世界情勢は、目まぐるしいスピードで、奇妙な方向に進んでいます。神が定めた「3年間」、すなわち今後の3年間に、聖霊様は私たちに対して、激しい「油注ぎ」を与えながら、霊的に信仰をプッシュします。


 それ故に、私たちは聖霊様の「油注ぎ」を、全面的に受け取る準備が、先ず必要となります。そして受け取った後は、それを今後の3年間に渡って、①正しく用い、②霊的に整えて行くことが、非常に重要となります。その「油注ぎ」とは、「先見」の油注ぎです!


「先見」の油注ぎとは?
 彼らの「先見」の油注ぎは、如何なる面において、優れた特徴があったのでしょうか?先ず①見識力(Knowledge)のことで、「過去」「現在」「未来」を、聖書の視点から正しく理解し、神の歴史という本筋から、各国家や各民族の生活様式などを見る(知る、分析する)能力です。特に自国の歴史観を、神の「法(律法と掟)」に従って、良きも悪しきも正しく分析することで、今後の神に対する「在り方(姿勢、態度、生き方等)」を、霊的に軌道修正する上で、この①見識力が有効となりました。


 第二に②先ずは聖書(神の言葉)を、霊的に読み解く力(洞察力)のことで、続いて神の視点から世界情勢を読み解く(分析する)力です。彼ら四人は、3年間の訓練を経た後、それぞれに重職に就くことになります。その「きっかけ」となったのが、この②読み解く力でした。特にダニエルの場合、彼はネブカドネザル王の見た、奇妙な「夢」を読み解き、その意味を解き明かした結果、帝国の全州を治める行政長官に就任します。そして他の3人も、帝国の首都を監督する、首都行政監督官に就任します。即ち彼らには、軍事的な執行権は無いものの、他の権力の中枢部を掌握できる程の、非常に高い位置(身分)にあずかったのです。


 そして最後の力、それはダニエルに対して、特に油注がれた賜物ですが、③「夢」と「幻」などの霊的な次元を、神の崇高な「御心」の次元から、柔軟に捉える(受け留める)ことの出来る「霊的な力」です。実は、この三つの賜物(天の力)は、「先見」の油注ぎを通して与えられるもので、「先」がこれからどうなって行くのか、それを神の次元から、正しく見る(知る、捉える、受け留める)力です。


 私たちは「三次元」という、有限の次元を土台として生きる、そんな「弱さ」がある為に、とかく「現実(今の次元)」だけを見て、あれこれと二元論的(善か悪かという思考)に、物事を狭く捉える傾向にあります。しかし、主なる神は常に私たちの前に、歩みやすい環境を整えて下さいます。その時に私たちが、ストレートに歩み出せば良いところを、私たちの側が霊的に躊躇します。だからこそ聖霊様が、その時に弱い私たちに働かれ、神の御言葉を用意することで、必ず助けて下さいます。


 彼らは、この三つの「油注ぎ」が、豊かに与えられた結果、帝国の最重要となる官職(大黒柱)に就きますが、それと同時に主なる神は、彼らに対して偉大なる「ご計画」を、前もって用意していました。実は彼らの「先見」の油注ぎの、行き着く先(ゴール)は、エズラ・ネヘミヤ・プロジェクト、即ちエルサレム神殿の再建という、神のイスラエルに対する、霊的建築プロジェクトの再開を意味しています。


 彼らは3年間に渡って、バピロン帝国の様々な法律を学ぶことで、属州であるイスラエルが、帝国の法規に則って、如何にしたらインフラ等の再建に着手できるか、それを探り求めていました。つまり再建に必要な「時」と「場所」、そして自分たちの「立ち位置(身分・官職)」が、神の御手によって必ず「熟する」ことを信じて・・・・。そして遂に「立ち位置(身分・官職)」が整い、いよいよ権力を最大限に使用して、着手しようと思った訳ですが、聖霊様は止めました。「待て!あなた方の時代では無い。しかし時至らば、必ず成る!」と。それ故に彼らは、淡々と「下地づくり」に努めます。


エルサレム神殿再建プロジェクト
 ここで覚えて戴きたいことは、バビロン帝国からペルシャ帝国へと、帝国の統治権が移行した時代に、確かにエズラ・ネヘミヤを通して、エルサレム神殿の再建が、ペルシャ王によって命じられますが、すんなり再建工事が進んだ訳ではありまぜんでした。様々な覇権勢力及び身内(ユダヤ人)から、破壊工作及び妨害運動が起こり、工事が何度となく中断しました。


 しかし「その時」に、バビロン帝国の各王の勅令と、それに付随する行政記録文書、またインフラ整備に関する法律及び条例等を、帝国の法的機関が徹底的に調査した結果、ペルシャ王によって命じられた、エルサレム神殿の再建工事着手令が、筋の通った「正しい勅令」であることが分かり、エズラ・ネヘミヤは工事を再開し、遂には完成に至ります。実は、この筋の通った「正しい勅令」の為に、様々な法的「下地づくり」、つまり「その時」の為に、前もって準備していたのが、彼ら四人の「立ち位置」だったのです。


 そうです!主なる神が彼らに対して、前もって「先見」の油注ぎを用意した理由は、イスラエルを霊的に「植えなおす(移植する)」べく、彼らを霊的に整え、かつ先遣部隊として、帝国内に配属したのです。私たちが過去3年間に渡って、霊的に整えるべく訓練されたのも、神の偉大なる「救い」の計画の為に、霊的大収穫の「下地づくり」に至るためです。


 サタンは知っています。日本民族が次々と真理に目覚める時、イエス・キリストの「救い」にあずかり、「神の国」が回復し始めることを。だからこそサタンは、「恐怖」と「不安」を煽りながら、同時に「偶像崇拝」の道が、あたかも「真理」であるかのように、様々に演出する(見せかける)のです。しかし私たちキリスト者は、彼ら四人の如くに準備しましょう!その為に、聖霊様に「先見」の油注ぎを求めましょう!


 イエス・キリストが再臨される時、遂に新しい天地において、御国の神殿が完成します。私たちは「その時」の為に、今生かされ、そして霊的に訓練されているのです。そういう意味で、私たちもエズラ・ネヘミヤ・プロジェクトの一員です。


 「この世」が危機的な時代の中にあって、私たちキリスト者にとっては、「チャンス(神のタイミング)の時」です。私たちが更に、神の「先見」の油注ぎを戴くことで、①神の御心を正しく知り、②今の時代の流れを正しく読み解き、③人々「神の国」へと連れ帰ることの出来る、優れた「霊的な力」を得ることが出来ます。


 あなたが更に神の「栄光」に覆われ、霊的に研磨された「器」として、今の時にあって、優れた神の働き人として召し出されるよう、聖霊様を通して「先見」の油注ぎを、豊かに戴くことが出来ますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2023年5月7日のメッセ-ジ)


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