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命と心の健やかなる成長のために!
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私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

母の日・メッセージ

     あなたは「王の子」である!




信仰によって、モーセは生まれてから三ヶ月間、両親によって隠されました。その子の美しさを見、王の命令を恐れなかったからです。
                                          【ヘブル書11章23節】


赤子モーセの「美しさ」とは?
 「その子(赤子モーセ)の美しさ」とは、新改訳で「可愛い」と訳していますが、単なる赤ちゃんの「可愛らしさ」を意味していません。それは、他の如何なる赤子にも優る、神の麗しさ(霊的な美)が、赤子モーセの顔全体に現れていた訳です。それ故にモーセの両親は、エジプトの王ファラオの「勅令」を無視して、モーセを隠して育てる決断をしました。


 エジプト王の「勅令」は絶対的な命令、つまり違反したら「死罪」を科せられます。しかし彼らは「死」を恐れるよりも、モーセの顔に満ち溢れた、神の「美」を畏れたのです。ここで覚えて戴きたいことは、私(あなた)は「世(奴隷)の子」ではなく、「王の王(大祭司)」なる方、イエス・キリストを長子とする、「王の子(キリストの祭司)」である!という点です。


 さてモーセの母親であるヨゲベドは、赤子モーセの顔の中に、具体的に何を見たのでしょうか?例えば、私たちが「この世」の次元である、経済的なことや明日の生活を、あれこれと心配しているのであれば、そこには「王の子」という意識が薄れた、信仰を働かせない不信仰者、即ち「世(奴隷)の子」です。


 今日のメッセージの最重要ポイントは、あなたの「出自(出所、生い立ち)」は何処にあるのか?という点です。この重要な「問いかけ」を、私たちは常に意識する必要があります。私たちは、確かに「両親」の元から生まれた存在です。しかし本当の「出所」は、何処にあるのでしょうか?答えは、神(創造主)の「霊(息吹)」です。万物の中に、たった一つしか無い宝石の如き、あなた(私)を母の胎の中に、大切な存在として命宿らせるべく、神の「霊(息吹)」を注がれて、あなた(私)は「世」に生まれ出たのです!


 ですから、私たちの本当の「出自」は、神ご自身にあります。そうです!私たちは真の「王の子」です。この素晴らしい意識を持っていなければ、私たちはいとも簡単にサタンに騙され、この世の「奴隷意識」に縛られます。私たちが「王の子」であるならば、私たちを愛して止まない、創造主の高き次元の中に生きる、神の麗しい高貴な「身分(王族)」、それがあなた(私)です。


 母ヨゲベドは、モーセが生まれた瞬間、本能的にその子の「顔」を見ました。母親は何故、本能的に赤子の「顔」を、先ず見ようとするのでしょうか?それは「顔」を見れば、その子の生きた「輝き」を受け取り、まさしく我が子は「生きている!」と確認できるからです。しかし、この時のヨゲベドは、我が子の顔の中に「神の輝き」を見出しました。それが「余りにも美しい!」と。神の持つ全ての聖なる「品性(性質)」が、我が子の中に満ち溢れる程に、豊かに油注がれているからこそ、母は思わず「美しい!」と悟りました。


 赤子モーセの「顔」は何故、両親にとって美しく見えたのでしょうか?第一の理由は、①神の「ご計画」が、モーセの存在全てに満ち溢れていたからです。このままファラオの命令に、忠実に従って行けば行く程、その先にある未来は、民族の拡大ではなく、逆にイスラエル民族そのものが、「この世」から抹消される等、悪しきサタンの「意図」を、ヨゲベド自身が危機的に感じ取っていました。それ故に、先見の知恵をもって、神の贖いの「ご計画」を、必死に祈り求めていた彼女は、我が子の顔を見た瞬間に、神の「美」の真髄を霊的にキャッチしました。


 第二の理由は、②創造主なる神の「真実の光」が、我が子の顔に輝き溢れていたからです。それはある面で、神が必ずイスラエル民族を、全ての苦難から贖い出す!という、真実の「証明書」の如きものでした。そうです!神の「ご計画」は、いずれ時満ちて「真実になる!」、それがモーセの顔から放つ、「麗しい輝き」でした。モーセの誕生が、神の「麗しさ(美)」の出発であり、神の「救い(贖い)」を現しています。


 そして両親は、三ヶ月我が子を隠した後、今度は神の「救い」を信じて、我が子の「命」そのものを、ナイル川の畔(ほとり)に置いた(神の領域に明け渡した)のです。「主よ、私たちはこの子を、王(祭司)の子として養って下さい!」と祈りつつ。


あなたは「王の子」である!
あなたたちは、私にとって祭司の王国、聖なる国民となる。【出エジプト記19章6節】


 ご存じのように、モーゼは二つの身分を備えられました。一つ目は「神の子」として、豊かに油注ぎを受けた「祭司(真の王子)」であり、二つ目は「世の君」である、ファラオ一族の「プリンス(世の王子)」です。悪魔サタンは常に、彼の「霊」に脅迫の言葉を投げかけます。「お前は確かに、一時期は王族の一員であった。しかし今や、只の犯罪者であり、卑しい奴隷の身分ではないか!」と。


 しかしモーセは逃亡者として、逃げ隠れしていた「荒野」において、神の訓練(取扱い)を受けることで、霊的に美しく練り聖められて行きました。聖霊様は常に問い質します。「あなたは、何処の「出自(身分)」の者ですか?」と。聖霊様は、今の「終わりの時代」において、モーセ同様に強くあなたに働きかけ、豊かな「油注ぎ」を用意しています。そうです!私たちはヨゲベドの如くに、私たちの「霊」の只中に、「祭司(真の王子)」としての聖なる意識を、上よりの信仰を通して、更に求めて行きましょう!しかしサタンは、私たちの「肉」の意識に働きかけて、盛んに脅して来るでしょう。「いや、あなたは只の奴隷だ!世において、一生懸命に働き続ける、底辺の身分の者に過ぎない!」と。


 いよいよフィナーレの時に、主人(王の王)は花嫁(王女)に問います。「あなた方は今まで、どのように過ごしてきましたか?」と。すると賢い花嫁たちは、花婿なる方(主人)に即答します。「あなたが直ぐに帰って来られることを、ひたすら待ちわびながら、今か今かと準備して、今に至っています。」と。私たちは「王の子」であって、決して「世の奴隷」ではない!という、強固な信仰意識をもって、常に励まし合いましょう!あなたが、「賢い花嫁」であるのか、それとも「愚かな花嫁」となり下がるのか、その分岐点となるのが、聖霊様によって油注がれる、「祭司(真の王子)である!」という、聖なる「誇り(確信)」です。


 あなたが「祭司(真の王子)」の身分である限り、あなたの正しい「出自」は、創造主なる神からであり、あなたは「神の次元」から全ての物事を捉え、神の「命の言葉」によって、「世」を治める(支配する)ことが出来るのです!「世」を治める(支配する)とは、世的な三次元の「限界(縛り)」を超越した、「神の次元」にあって、「神の国」と「神の義」を拡大しながら、力強く生きて行く信仰です。


 私たちは「今の時」に、聖霊様から御国の「宝物」を託されています。「あなた方を通して、神の麗しい御力が、溢れる程に豊かに拡大し、神の救いが多くの民に、必ず届けられるなど、神の国の祝福の源として、あなた方は用いられます。」という、素晴らしい預言です。


 どうぞあなたに対して、「王の王」なるイエス・キリストの持つ、「祭司」としての油注ぎが、聖霊様を通して豊かに注がれる時、世的な「縛り」を完全に破壊するなど、素晴らしい「神の国」が拡大し、「囚われ人」を次から次へと解放する、素晴らしい宣教の御業に、あなたが更に携わって参りますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2023年5月14日のメッセ-ジ)


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