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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

Terminal Faith(No.32)

ラスト・メッセンジャーに抗うべからず!




頑なで、心と耳に割礼を受けていない人たち、あなた方は、いつも聖霊に逆らっています。あなた方の先祖が逆らったように、あなた方もそうしているのです。一体、あなた方の先祖が迫害しなかった預言者が、一人でもいたでしょうか。彼らは、正しい方が来られたことを預言した人々を殺しました。そして今や、あなた方がその方を裏切る者、殺す者となった。天使たちを通して律法を受けた者なのに・・・・。
                                 【使徒行伝7章51~53節】


「死」を目前にして何を語るのか?
 今回の御言葉は、ステパノのラスト・メッセージになります。そして彼は、このメッセージを語った後に、遂に自分の命が息絶える、つまり死へのカウントダウンが、始まっていることを認識していました。だからと言って彼は、自分の命を奪う「敵」を前にして、挑発的な態度を取ることを、一切為しませんでした。むしろ彼は、十字架上のイエス・キリストと同じように、彼ら(敵)が霊的に回心し、ギリギリの段階で救われることを必死に祈りながら、ラスト・メッセージを語ったのです。


 死を目前にしてまで、ステパノが大胆に語った、このラスト・メッセージの中に、実は私たちが「キリストの証人」として、宣教の舞台(証言台)に立つに当たり、私たちの「先」において、聖霊様が既に働いて下さり、万事を「益」とすべく整えて下さいます。さて、私たちが「証言台」に立つ時、果たして何を語ることが出来るのか?この点に留意しながら、今回のステパノのラスト・メッセージに示される、重要ポイントを学ぶ必要があります。


 彼は自分が、「小さな使徒」の如き者であったとしても、イエス・キリストと同じように、偉大なる神の優れた「証言者」として、今まさに立たされている!ことを自覚しながら、命を懸けた証言を発しました。然り、自分の人生がここ(証言台)で終わったとしても、決して悔いは無い!と、大胆に証言したのたのです。私たちが語る「証言」の中には、神の偉大なる「ご計画」が、必ず「人」を通して働かれることが分かります。


 そうです!私たちのような「口足らず」であっても、聖霊様が突然に働かれ、私たちの唇に油を注がれる時には、神の「命の言葉」が爆弾の如き、神の力を伴って流れ出るのです。聖霊様の生きた働きが、まさに現実味を帯びて現れ出る、それが神の「命の言葉」による証言です。彼は自分が語るメッセージを、事前に準備して原稿を書いた訳ではありません。あくまで、聖霊様が彼の唇を借りて、彼の内側にある神への「熱情」の思いを、聖霊様が語らせるままに、シンプルに証言しただけです。彼はラスト・メッセージの「締め括り」において、「聖霊様に逆らって(抗って)はならい!」と、敵に対して訴えました。


三つのポイント
 さて、ステパノのラスト・メッセージには、三つの重要ポイントが示されています。私たちが主なる神の御名を、霊的に呼ばわる(お呼びする)際の「呼び名」は、イスラエルの民が呼ぶように、例えば「アブラハムの神」、「イサクの神」「イスラエルの神」とは言わず、むしろ親しい花婿に対して呼ぶ、即ち「My Jesus(我が主、イエス様)!」で十分です。


 私たちが「イエス様!」と呼ばわる時、そこには御子の父(創造主)を崇め、また御子の聖い霊なる方、聖霊様の働きを歓迎し、その働きに従順することを意味します。そうです!全ての名の根源は、「イエス・キリスト」にあります。故に私たちが「イエス様!」と呼ばわる時から、神の偉大なる「救い」の働きが、豊かに拡大して行くのです。このイエス・キリストの「働き」を、具体的に紹介する(説き明かす)のが、メッセンジャー(証言者)の務めです。これが第一の重要ポイントです。


 例えば私たちが、互いに自己紹介する時に、一番(最初)に重要となる証言が、自分の「名前(姓・名)」です。同様にモーセが、同胞であるイスラエルの民や、敵国エジプトの最高権力者、ファラオに対して、イスラエルの神を紹介する時に、どのように名前を証言したらよいのか?を、主なる神に問い質したところ、神は「我は在りて在る者なり!」と、非常に分かりにくい名前を示されました(出エジプト記3章9~15節参照)。


 主なる神は「これこそ、とこしえに私の名、これこそ、世々に私の呼び名」(15節)と示された訳ですが、この「呼び名」にこそ、実は重要な二つの要素(奥義)が示されています。先ず第一の要素は、「私は必ずあなたと共に居る」(12節)ことです。イエス・キリストの「呼び名」も、インマヌエル(神は永遠に我らと共に居る)です。そうです!「神が共に居る」だけで、私たちにとって大いなる「慰め」となり、しかも「永遠」の関係性が、その御名を呼ばわるだけで約束されるのです。


 続いて第二の要素は、「『私は在る』という方が私をあなた達に遣わされた」(14節)という点です。この御言葉を詳訳しますと、「私が在りて在る者である!という名を、知らない人々の元へと、あなたを遣わすことで知らしめる」となります。そうです!「我は在りて在る者なり!」という真実の神は、私たちを決して見放したり、見捨てることも無く、永遠に共に居て下さることを、私たちのつたない唇を通して、彼らに伝える(証言する)為に、私たちは遣わされているのです。


 ステパノは、イエス・キリストの代弁者(証人)の雛型ですが、彼が最後に語ったメッセージの中に、私たちが常に覚えておくべき、重要なレッドシグナルが示されていること、これが第二の重要ポイントです。端的に言えば「聖霊様に抗ってはならない!」という信仰上のシグナルです。そうです!私たちは聖霊様の「働き」や、一つ一つの「促し(ご命令)」に対して、素直に聞き違うことが求められています。


 ステパノは聖霊様に抗う「敵グループ」のことを、「頑なで、心と耳に割礼を受けていない人たち」(51節)と呼びました。「心と耳に割礼を受けていない」とは、真実の神の「掟」にではなく、異教の神々の声(人間的な肉の声)に聞き従っている状態のことです。


 覚えて戴きたいことは、聖霊様は主体となる方、即ち御子イエス・キリストが、私たちが崇めべるき唯一の神であり、イエス・キリストが語られる「福音」の真髄を、明確に教え示て下さる唯一のガイダンスです。イエス・キリストの「福音」の真髄は、私たちが①十字架による罪からの解放(救い)を受け取ることで、②完全に聖い器へと新しく造り変えられること、その為には私たちが③助け主なる聖霊様のガイダンスに、単純に聞き従うこと、この三点です。


 ところが主体なる方を脇に置いて、「私」を優先して進み行く時に、私たちの「霊」から聞こえて来る声は、曲がった(聖霊様に抗った)メッセージとなります。サタンは今の時代、アダムとエバを唆したのと同じ戦略をもって、私たちにキリスト者に近付いて、あたかも羊飼いの声の如き、偽りの「メッセージ」を、優しく投げかけて来ます。


 私たちは頑なにならず、①聖霊様の為される、全ての働きに対して柔軟でありましょう!②イエス・キリストに対して、聖なる「思い」をもって、信仰を更に働かせて参りましょう!その為にも、③聖霊様の御声に対して、常にオープン(心の耳を開いた姿勢)でありましょう!聖霊様こそが、今に生きる私たちの「ラストメッセンジャー」です。


 ステパノが最後に強調した第三の重要ポイントは、「背教の時代の中にあっても、私たちがイエス・キリストの教え(掟)のみを信じて守り行い、最終的にはイエス・キリストの教えを、多くの人々に語る(教える)務めがある!」という点です。私たちが真実の心をもって、力の限りを尽くして、創造主なる神を愛すること、そして御子なるイエス・キリストが、インマヌエルの神として、常に私たちと共に居て下さること、この黄金の如き「福音」を、私たちは語る(証言する)のです。


 私たちが父なる神の御名、御子なるイエス・キリストの聖名、助け主なる聖霊様の麗しい名を呼ばわる時に、聖霊様は私たちの存在価値を、明確に証明して下さるばかりでなく、「キリストの証人」として整えて下さり、最終的に私たちは「有用な器」として、これからの大収穫に用いられて行くのです。


 主なる神は私たちキリスト者の唇を、世の次元に支配された、「恐れ」と「不安」を語るように創造していません。むしろ神の御名を、益々呼び求める信仰の勇者を、神は集めて下さいます。神の御名を大胆に語る者に、神は必ずキリストにある「救い」と、罪からの「解放」をも、この日本にもたらして下さいます。


 私たちは、偉大なる神の家族の一員です!また計り知れない御国の遺産を受け継ぐべく、この地上で霊的に整えられつつあります。最終的にイエス・キリストを、こよなく愛し求める「真の花嫁」として、私たちは遂に花婿なるイエス・キリストからの、「結婚式」の招待状を受け取る、そんなフィナーレの時に至っています。


 どうぞあなたが、聖霊様ご自身を常に求めて、聖霊様の「働き」全てに対して、いつも柔和で順応できる「賢い乙女」として、更に信仰が聖められて参りますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2023年11月12日のメッセ-ジ)


☆バルナバ・ブログ福音薬局 

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