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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

終末のエクレシア(No.27)

          急いては事を仕損じる!




戦争の騒ぎや戦争の噂を聞いても、慌ててはいけない。そういう事は起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。民は民に、国は国に対して立ち上がり、方々に地震があり、飢饉が起こる。これらは産みの苦しみの始まりである。
                                         【マルコ福音書13章7~8節】


「パニック」に陥りやすい私たち
 私たちの「信仰」には、心理的な面において、「急く(焦る)」ことが時々あります。特に「終末の時代」に生きる私たちにとって、様々な事が次々と起きている為、「この出来事は、聖書のこの預言に当てはまるのでは?」などと、霊的慎重さを欠く可能性があります。


 しかし私たちは、如何なる事が起きたとしても、唯一の道である、イエス・キリストの「真理」から、決して逸れてはなりません!今回イエス・キリストが、私たちに示される第二の「備え」は、メンタル(心理的)及び霊的な部分での準備になります。


 「その時」に私たちは、決して慌てるのではなく、むしろ一歩(慌てた状態から)身を引いて、落ち着いて行動する(霊的に動じない)ことが大事です。ただ黙って、主なる神の為される御業を、しっかりと捉えて見定め、私たちが今後為すべきことが、如何なる信仰行動であるのかを、聖霊様から教え示して戴く必要があります。


 仮に私たちが、「現実」だけを見ているのであれば、この世の人々と同様に、極端なパニック行動に走るだけです。今回の第二の「備え」は、ある面で私たちの「弱さ」を物語っています。目の前で繰り広げられる「現実」が、今までの「流れ」と、余りにも違った様相で起き始めた時、例えば第三次世界大戦が起きた訳でも無いのに、各地で「戦争」や「紛争(テロ)」、そして「地震」や「飢饉」が多発し出した時に、私たちは冷静に物事を考えられなくなるなど、霊的に慌ててしまうのです。


「イエス・キリスト」に信仰を据える
 今回イエス・キリストが、弟子たちに強く命じた第二の「備え」は、たとえ「戦争」や「地震」、そして「飢饉」が次々と起きたとしても、決して慌ててはならない!ということです。つまり単純な言葉で言えば、いつ何が起きても良いように、常に落ち着いた、心静かな状態で生きることが肝心です。しかし人は、神の定めた「安息リズム」を、意図的に逸脱している故に、「人の時」がままならぬ状態、例えば天変地異や大恐慌、突然の大災害の時に、心乱れてパニックに陥り、直ぐに慌ててしまう訳です。


 むしろ神の「安息」の中に、日々を過ごす(生きる)賢い乙女は、神の与えるもので満足し、日々を感謝して生きる為、次に何が来た(起きた)としても、神の「恵み」によって何とかなる!という、心落ち着いた状態を保持できます。彼女たちが、決して慌てることが無い、その最大の要因は、花婿(イエス・キリスト)が共に居て下さる!という、確固たる信仰です。イエス・キリストは、弟子たちばかりでなく、私たちにも叱咤します。「あなたは、嵐の如き大変な事が起きたとしても、波に呑まれる程の状態になったことが、今までありましたか?私が居たから、舟は沈まなかったでしょう!」と。


 ところで2022年7月、ロシアで一番有名な天然ガス・供給会社(ガスプロム社)が、イランの国営の石油会社と、ある『覚え書き』を交わしました。その内容は「今後二国間において、相互に協力関係を築き上げ、新たな天然ガスの供給体制を、世界的に推し進めて行きましょう!」です。実は、ロシア国内の天然ガスは、世界一の埋蔵量と言われています。そして第二位の国家が、イスラエルにとって最大の敵国イランです。つまり第一位と第二位の国家が、天然ガスの世界市場を、ほぼ独占することになる訳です。


 この事態を想定していなかったアメリカは、ウクライナ戦争によって、確かに自国の天然ガス販路を、ヨーロッパ市場において、更に拡大することに成功しましたが、このロシアとイランの経済的カルテル(独占的関係)は、恐らくアメリカ経済を弱体化させることでしょう。ここで覚えて戴きたいことは、実はイスラエルにおいても、今後膨大な量の天然ガスが産出されます。イスラエルとしては、ロシアに対する経済封鎖で、供給量が減産されるヨーロッパ市場に、販路を拡大しようと計画しています。


 これに対して「怒り」心頭を発するロシアとイランは、いずれ共に連れ立って、南下政策を画策することでしょう。と言うことは、いよいよ『エゼキエル38』という、霊的レッドシグナルが点滅し始めたかも知れません。しかしイエス・キリストは、「戦争」「地震」「飢饉」という、三つの非常事態に関して、それらは「終わり」のサインではない!と明言しています。


「終わり」でなく産みの「始まり」である!
恐れてはならない。落ち着いて、今日、あなた達の為に行われる主の救いを見なさい。・・・・主があなた達の為に戦われる。あなた達は静かにしていなさい。
                                                【でエジプト記14章13節】


 「終わり」という考え方から、私たちが解放される為には、二つのポイントがあります。先ず第一のポイントは、エジプトを脱出したイスラエルの民の、愚かな人間的心理に学ぶ(反面教師とする)ことです。彼らは非常事態に陥る度に、直ぐにパニックに陥り、慌てて指導者たちに文句を言い始めました。それに対してモーセは、「現実」を見たからと言って、もう終わりだ!などと、慌てふためく(恐れる)のではなく、今為される神の救いを、ただ信じて見上げなさい!と、彼らの「不信仰」を霊的に一喝しました。


 第二のポイントは、信仰の「創始者」であり、「完成者」なる主イエス・キリストを、私たちは見上げることです。つまり信仰として、私たちが目標とすべき焦点(ゴール)は、常にイエス・キリストにあります。「その時」に、私たちが見るべき対象に対して、如何なる信仰行動を取るべきでしょうか?それは単純に、「上(天)」を見上げることです。何故でしょうか?創造主(父)なる方を、御子イエス・キリストも、常に見上げ続けたからです。そうです!私たちは幼子の如くに、父なる神の御手に抱かれることを信じて、自分の両手を上に差し上げて、父の御顔を見上げ続けましょう!


 「創始者」、つまり信仰を始められた方は、全ての事に責任を持って、一つ一つのプラン(ご計画)を、必ず達成(成就、完成)して下さいます。しかし私たちの場合は、神の「ご計画」のラインを超えて、自分の「先の先」を計画する為、神の真実の「ご計画」が、見えなくなる訳です。サタンはそこに付け込んで、あなたに「もう終わった!無理だ。」などと、霊的パニックに貶めるのです。ところが私たちは、次の「神の事実」を知っています。如何なる事が起きたとしても、神が我らの「避け所(シェルター)」、我らの「救い」である!ことを。


 急いては事を仕損じます。物事を正しく見るべく、「霊の眼」を研ぎ澄まして下さる、「助け主」なる聖霊様に対して、私たちは常に依り頼んで行きましょう!仮に今、不測の事態(異変)が起きたとしても、それは未だ世の「終わり」ではなく、産みの苦しみの「始まり」である!ことを信じて、あなたが物怖じしない(急くことの無い)、心静かに神の「救い」を見上げる、賢い乙女として、今の時代をキリストと共に、着実に一歩一歩前進できますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2022年8月28日メッセージ)


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