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命と心の健やかなる成長のために!
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私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

Terminal Faith(No.6)

    霊的「バビロン」を打ち砕く方




主は彼らをそこから全地に散らされたので、彼らはこの町の建設をやめた。こういう訳で、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである。
                                                   【創世記11章8~9節】


あなたの神、主があなたの前から彼らを追い出される時、あなたは、「私が正しいので、主は私を導いてこの土地を得させて下さった」と思ってはならない。この国々の民が神に逆らうから、主があなたの前から彼らを追い払われるのである。あなたが正しく、心が真っすぐであるから、行って、彼らの土地を得るのではなく、この国々の民が神に逆らうから、あなたの神、主が彼らを追い払われる。・・・・あなたが正しいので、あなたの神、主がこの良い土地を与え、それを得させて下さるのではないことをわきまえなさい。あなたは頑なな民である。
                                                   【申命記9章4~6節】


新たな「バビロン」の復興
 今回取り上げる「バビロン」とは、かつての巨大帝国の都市(首都)名です。そして「バベル」とは、混乱させられる、散り散りにさせられる、粉々に砕かれるという意味です。それを為した方(主語)は、主なる神です。


 ノアの「大洪水」の後、人類は再び創造主に逆らい、驕り高ぶる生き方を模索し始め、遂にはその象徴として、天にまで届く程の「巨大な塔(バベル・タワー)」の建設に着手しました。実はこの時の現象は、今の時代にも同じように、いや更に優った建築技術により、世界一の高層ビルを目指して、世界各地に「巨大な塔」が完成しています。


 霊的な次元においても、この「バベル・タワー」が、今は目に見えなくとも、少しずつ建て上げられつつあります。今の時の霊的サインを、「バビロン」というキーワードで捉えることで、実はサタンが目論む、新たな「バビロン帝国」の復興が垣間見えます。


 今の時代は、瞬く間に様々な「情報」が発信されるなど、便利な時代とも言えますが、ここにサタンの霊的な「罠」が仕掛けられています。例えばSNSというツールは、とても便利な「言葉」のやり取りですが、逆に偽った情報(言葉、写真、動画)が、悪意をもって発信されますと、一企業の製品品質を瞬時に貶めるなど、巨大な「混乱(バベル)」が起こります。


 次にサタンは、多くの人を「混乱」させた後、人々の動きを厳重に管理する(安定化させる)べく、監視カメラをもって見張る(封じ込める)、新しい社会秩序システムを構築します。すると、今回のコロナ騒ぎもそうですが、人が人を見張る時代になって行きます。そうです!サタンは「混乱」という言葉を逆利用して、社会の平和(安定化)を図るべく、新しい世界的秩序(ニュー・バビロン・ワールド)を、少しずつ建て上げようとしているのです。


 それと同時にサタンは、私たちを自分の「サタン帝国」の奴隷とすべく、仮想世界の中に「永遠のバビロン」を建設中です。その仮想世界においては、人がわざわざ汗水流さなくても、アバター(仮想人格体)として労働し、また生活をエンジョイするなど、新しい「バビロン・ユートピア」に行くことを、盛んに推し進めようと画策し始めています。例えば日本においては、総務省主導で『ムーンショット計画』が進行中です。


 私は『ムーンショット計画』のゴールを、次のように推測しています。この計画に賛同(出資)する日本人、恐らくエリート層から高所得者層をターゲットにして、彼らの人生の全ての脳内記憶を、何らかの技術(デバイス)によりデータ化し、その集積されたデータを、各自のアバターに組み込む(ダウンロードする)ことで、生体的に死んだ後も仮想世界(ユートピア)にて、各自が生き永らえることが出来る!という、まことしやかな「謳い文句(キャンペーン)」を推奨することでしょう。すると、どうなるのか?高齢者として、肉体的ハンディキャップを伴う生き方よりも、早めにアバターとしてユートピアに生きる、即ち高齢者の人口削減として、「安楽死法」が整備されるなど、そんな恐ろしい時代が来るかも知れません。


 余談になりますが、私は昨年(2022年)、ある聖書音読アプリ『Y●●Version』を、自分のスマホに取り込み、便利だと思って使用していました(現在は削除)。このアプリは、アメリカのあるメガ・チャーチの牧師が開発したもので、その日に必要と思われる聖書の御言葉を、日々配信してくるなど、恐らくAI技術をもって、アプリ使用者の検索ワード(信仰的な御言葉)を収集分析し、自動でAIが聖書から、御言葉を選別します。


 実は、このアプリを開発したクリスチャン企業に、最近メタバース社(旧フェイスブック)から、幹部クラスの人材が転職しました。私は直ぐに「え!どうして、この会社から?」という疑問が、霊的危機意識として浮かびました。仮に、このアプリのAIのプログラムに、意図的にあるワード(例えば、秩序に従順し易い信仰の言葉)をもって、聖書全体を新しく構築し直し、世の秩序に反する言葉は、少しずつ排除して配信しないなど、人間的な操作が始まったとしたら・・・・。いよいよ反キリストの登場の時に、偽りのキリスト者が既に出来上がっていることになるからです。


 ですから、私たちは今の「恵みの時」に、聖霊様によって「祈り」に専念し、聖書の「命の言葉(御国の種)」を、アナログ的な信仰作業になりますが、自分の「霊」の只中に、深く深く蒔き続ける(記憶する)必要があります。もし『聖書』自体が、焚書される時代になったとしたら、アプリ配信に頼っていた愚かな乙女は、時の為政者に庇護されるでしょうが、御言葉を霊的に蓄積していないキリスト者は、簡単に信仰が干からびることになります。


心を頑なにしてはならない!
 全てが「ニュー・バビロン・ワールド」に向けて、悪しき方向に進んでいる時代の中にあって、私たちは如何に生き、如何なる信仰をもって、霊的に備えるべきでしょうか?霊的「バビロン」とは、全ての人が神のようになり、万物を統治できる!という、驕り高ぶった生き方のことです。逆に言えば、大地そのものを上に「バベル・タワー」を据える訳ですから、大地を神々の中心と崇め、人は大地に仕える下僕という、悪魔サタンによる祭壇の「擦り替え」が、この時から始まったと言えます。


 このように霊的「バビロン」は、いつの時代にも起こり得る、サタンの「建設プラン」です。「自分は出来るから・・・・」、「自分は正しいから・・・・」などと、自分の今の「立場(地位)」や「栄華(栄光)」などを誇ること、これが霊的「バビロン」です。これらは全て、「善悪の木」の実に誘導する、サタンの誘惑です。「自分が神のようになれる!」という驕り高ぶりの象徴、それが「バベル・タワー」です。


 さて主なる神は「大洪水」の後、どのような人々が地上に増え広がり、神をあざける人が続出することを見て、それまでの一つの言語という世界的秩序の中に、「様々な言語」を各自の舌に与えた結果、彼らは互いに会話できない、つまり世界(バビロン社会)が「混乱」し始めました。すると、どうなるのか?共に暮らす(生活する)ことが出来なくなり、互いに反目し合って離散する始末。


 ですからバベル・タワーの巨大建設プロジェクトは、途中で工事が進み行かなくなり、しまいには各所で建設事故が多発するなどして、多くの作業員が事故死しました。その結果、誰も賃金を受け取ること無く、全ての人々がバベルから立ち去りました。今の時代は、世界的に金融・経済や政治・社会システムが、まさに混乱した情勢の中にあって、実はサタン及び暗闇の勢力は、再び「ニュー・バビロン・ワールド」という、世界的建設プロジェクトの開始の時を、今か今かと推し進めています。


 ところで、モーセに率いられたイスラエルの民は、主なる神の偉大なる「贖い(救い)」を、実際にエジプトから脱出する際に体験し、自分の「肉の眼」で見てきました。その彼らが、カナンに定住する巨人アナク人を見て、恐怖の霊に支配されました。「とてもじゃないが、彼らを打ち負かすことは出来ない!」と。


 しかしモーセはこの時、神の霊(聖霊)に満たされて、彼らに叱咤します。「恐れてはならない!神があなた方の代わりに、彼らと戦って下さり勝利して下さる。今までの我らの歩みは、どうであったか!一つも敗北という言葉が無い程に、神が敵どもを滅ぼして下さった。」と。それと同時にモーセは、彼らの「霊」に釘さしました。「だが、勝利したからと言って、あなた方は心を頑なにしてはならない。」と。


 モーセは更に続けます。「自分たちが正しいから、自分たちの戦力が優れているから、ことごとく敵に勝利し、この土地を得られたのだ!などと思ってはならない。主なる神が勝利する一番の理由は、あなた方の信仰、あなた方の能力が、優れているか否かの次元にあるのではなく、神に逆らう(敵対する)者が、あなた方の歩みの先に、故意に立ち塞がっている(邪魔している)ので、神ご自身はそれを許さない!だけである。」と。


 これからの時代は、益々「神の民(贖われたキリスト者)」と、「神に逆らう民」とに選り分けられて行きます。「偽りの光(サタン)」を、盲目的に信じ続ける人々が増加する中にあって、「真実の光」である、イエス・キリストを信仰の土台とする、神の「群れ(エクレシア)」が、たとえ弱小で、何の力も無いように見えたとしても、神ご自身が必ず勝利して下さいます。「その時」に、私たちの信仰が試されるのです。私たちの「霊」の中から、バベル的なもの(拠り所)を、聖霊様の「働き(取扱い)」を通して、ことごとく打ち砕く(霊的に絶つ)為です。


 「自分が正しいから・・・・」、「自分は選び召し出されているから・・・・」、「自分は真の花嫁であるから・・・・」などの思いは、決して間違いではありませんが、仮にその「思い(意識)」を誇る(驕り高ぶる)こと、それが霊的「バビロン」の建材(レンガ)になります。これからの時代は、私たちが更に注意深く、自分の信仰の「歩み」の中に、この霊的「バビロン」が建設されないよう、聖霊様の霊的警告(促し)に聞き従うべきです。


 私たちの敵は確かに、巨大な暗闇の勢力(今のアナク人)でもありますが、最大の敵は私たちの「霊」に入り込む、霊的「バビロン」であることを、是非覚えておいて下さい!世界共通の「レンガ(グローバリズム)」意識(高ぶり)をもって、新世界秩序を構築する「現実」の流れと、逆に霊的な神の麗しい次元の中で、「切り出された石」、「捨てられた石」、「生ける神の石」である、イエス・キリストを土台として、私たちは「神の宮」に建て上げられて行く、聖い「命の水」の流れ、この二つの流れを、常に意識しておきましょう。


 あの使徒行伝の時代と同様に、聖霊様による「聖め」の激流が、世界中の隅々に流れ行く時、あなた(私)が「神の宮」の霊的建材として、リバイバル(霊的目覚め)の発火点となりますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2023年2月5日のメッセ-ジ)


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