バルナバ・ブログ村診療所

命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

今の試練の時(No.33)

                        サタンが仕掛ける罠




クセルクセス王の治世の第十二年の第一の月・・・・に、ハマンは自分の前でプルと呼ばれる籤を投げさせ・・・・次から次へと月が動く中で、第十二の月即ちアダルの月が籤に当たった。ハマンは・・・・王に言った。「お国のどの州にも、一つの独特な民族がおり・・・・王の法律には従いません。そのままにしておく訳には参りません。・・・・」・・・・王は指輪を外し・・・・ハマンに渡して、言った。「・・・・その民族はお前が思うようにしてよい。」こうして・・・・ハマンの命ずるがままに王の勅書が書き記され・・・・急使はこの勅書を全国に送り届け・・・・アダルの月の十三日に・・・・ユダヤ人は・・・・一人残らず滅ぼされ・・・・その持ち物は没収されることとなった。・・・・
                                                         【エステル記3章7~15節】


「ハマン(反キリスト)」の台頭
 今の「コロナ禍」が収束した後には、如何なる世界が待ち受けているのでしょうか?今の世界的災いを、かの者(反キリスト)は、じっくりと世界中の「ヒト」と、「モノ」の流れを分析し、ほくそ笑みながら見ていることでしょう。来るべき時、つまりサタンの油注ぎを受けた後、自らを「世の君(救い主)」と称し、如何なる「言葉」で人々を、様々に支配(誘導)していくかなど、じっくりと「その時」を見据えながら。


 さて今回から、いよいよハマンが策謀する、「ユダヤ民族根絶計画」の仕掛けに関する、具体的な手順が記されていますが、このハマンは「反キリスト」の雛形です。前述した「かの者(反キリスト)」は、霊的イスラエル人、即ち私たちキリスト者を、自分の前に跪かせるか、逆に従わない場合は、収容所にて極秘に処刑する!という、暴虐の限りを尽くして「キリストの民根絶計画」を推進することでしょう。


戦いに向けての第一の「備え」
 「その時」、つまり「反キリスト」の台頭の時に向けて、私たちは如何なる霊的「備え」を為すべきでしょうか?今の「コロナ禍」にあって、私たちが生かされている理由が、実はモルデカイとエステルの為した、ハマン勢力との「戦い」の構図に示されています。そこで、私たちが知る(備える)べき第一のポイントは、①巧妙に練られたサタンの「謀り事(霊的罠)」が、私たちが歩む先に必ず仕掛けられている!ことを、「霊の眼」で確実に捉えることです。


 ご存じのように「罠」というものは、相手(敵)に「意図」が見えたら(バレたら)意味を成しません。その仕掛けとして用いるのが、大抵の場合「オトリ手法」です。「オトリ」となる餌を故意に置き、そこに来た敵が「餌」に気を取られ、油断させることで、(捕獲用の)網を潜ませていることに気付かせない、つまり「罠」に陥ったことも分からない、これが「オトリ」という罠(仕掛け)です。


 サタンも同様に、私たちキリスト者に対して、霊的「罠」を様々に仕掛けています。今回の主役ハマンも、ある「罠(オトリ)」を用意しました。そして仕掛けた相手が、何とクセルクセス王でした。しかも彼は、王様の「ご意向」に沿う形、つまり「帝国法」に準じた方法で、「事」を謀り巡らしたのです。


 彼が具体的に「罠」として利用した、正規の手順方法は、プル(プリムの語源)と呼ばれる「籤引き」でした。この「籤引き」は、一年を十二回(月単位)に分けて、大臣が各月に催すべく「(王の為の)特別行事」の責任者(担当)を、事前に籤で引くという、単純な「役割決め」のための選出手段です。


 この「プル(プリム)」によって、月毎に担当する各大臣が為すべきことは、各自の自由裁量に任せられていますが、全員が似たような「行事(政策、イベント等)」を繰り返しても、王様の「御心」に適わない可能性があります。逆に抜きん出た「事」を成せば、自分の将来(出世)に繋がるということで、その「籤引き」の時には、プロ野球の「ドラフト会議」の如き、「我先に!」という緊張感が漂います。


 ハマンは「籤運」が無かったのか、定かではありませんが、最後の第十二の月(アダルの月)に自分が当たった時、王の御前に出て「王様!あなた様の繁栄と威光が、一番に現れ出ているのは、やはり偉大なる帝国憲法にあります。全ての民が、帝国の繁栄のために一致し、共に建て上げることこそが、国家の重要な政策基盤と心得ておりますが、如何でしょうか?」と、うやうやしく上申しました。


 すると王は「おー、よくぞ言うてくれた。確かに、そちの言う通りだ。」と、ハマンの言葉に上機嫌になりました。その瞬間、ハマンは好機!とばかりに、「王様、ありがとうございます。しかし全てが良い!という状態では、決してありません。私の知るところでは、とある民族だけが以前から、この偉大な帝国憲法とは、別の独自の法を優先して、生活を営んでいるようです。私は、これは余り良き事とは、とても思えませんが・・・・」と進言しました。


 「うーん、どうしたものか?」と頭をひねる、王の態度を見たハマンは、ここぞとばかりに「王様!そこで私は、自分の命を懸けて、誓いの言葉を述べさせて戴きます。帝国内の全ての民が、直ちに帝国憲法に従うよう、あるキャンペーン政策を実行したいと思います。私の誓いが、うそ偽りのない真実なものであることを、私の献上する一万キカル(今の相場で約5億5千万円前後)の銀をもって証明します。」という、大胆な言葉で締めくくりました。


 そうです!この「誓いの言葉」が、ハマンが仕掛けた「オトリ」です。彼の「年収」が、如何程であったのかは分かりませんが、恐らく彼の所有する「全財産」をもって事に当たる、つまり自分が「一文無し」になっても構わない程、王様に忠誠の限りを尽くしている!と見せかけた(油断させた)のです。この言葉を聞いた王は、「そちこそ、本当の忠臣であり、大臣の鏡だ!」と褒めちぎり、ハマンの「キャンペーン政策」に、同意の「印」として、王の指輪を手渡しました。


戦いに向けての第二の「備え」
 さて、私たちが知る(備える)べき第二のポイントは、②歴史の中で繰り返されてきた、ユダヤ人に対する「根絶計画」に関して、「何故彼らは、(根絶やしにされる程)ずっと嫌われるのか?」という点を、正しく知ることです。サタンは常に、「人」の心に生まれる妬みや憎しみに働きかけ、様々に人間関係を破壊していますが、そもそもその「理由」は、一体如何なるものでしょうか?特にユダヤ人だけが、世界中の民から忌み嫌われる、その最大の理由は、彼らが「この世」の法(例えば伝統、習わし、村の掟等)に従わず(妥協せず)、彼ら独自の法、つまり「律法(神の掟)」に従う民だからです。


 いずれ台頭するであろう、「反キリスト」の最大の計画は、ナチス以上に「霊的イスラエル人(私たちキリスト者)」を、この世から完全に抹殺すべく、様々に「罠」を仕掛けて人間狩りを推進することです。彼の「罠」にかかる者(偽りの花嫁)は、この世の繁栄を享受出来ますが、「罠」に気付き抵抗する(彼に跪かない)者(真の花嫁)は、直ちに殺処分されることでしょう。


 ところで、「一万キカル」をもって、ハマンは何をしたのでしょうか?帝国の各州に自分の部下を派遣して、「帝国法遵守キャンペーン」政策の名のもとに、陰謀(罠)を張り巡らす資金としたのです。反キリストは、一時は「本物(救い主)」に見える、様々な「平和政策」を推進し、次々と各地の民族紛争問題を解決します。


 ところが「ある時」から、彼は「私の平和コード(666)認証を受ける(登録する)者には、今まで通りの食糧やエネルギー資源等を、世界共通通貨で自由に取引できる特権を、無償で与えることにするが、登録しない者は世界政府の地球憲法により、全ての売買等の取引を一切禁じる。もし違法取引した企業・個人等は、終身懲役刑を科す。」と宣言し、全ての世界経済を支配します。


 「その時」に私たちキリスト者の大半が、「携挙」の恵みにあずかっていれば、何も心配する次元にはないのですが、仮にレムナントとして地上に残されたとしても、決して恐れる必要はありません!何故ならば、今の「コロナ禍」にあっても、私たちを生かす主なる神は、「世の君(反キリスト)」が提供する糧が無くても、その日に必要な「生きる糧」を、彼らの流通ルートからではなく、「天の蔵」という秘密のルートから、惜しみなく配分して下さいます。


 ですから私たちキリスト者は、サタンの仕掛ける「罠」、つまり「最後の踏み絵」を、決して踏むべきではありません!「今の時代」に国に頼らず、「この世」が誘いかける、甘い「誘惑の言葉」に魅了されず、主なる神の「命の言葉」のみに純粋に聞き従って、目に見えざる領域(霊の次元)にある、「日々の糧(天のマナ)」を感謝して食して参りましょう。


 ある時は「ひもじくて苦しい!」と感じられる、そのような時があるかも知れません。しかし、エジプトを脱出したイスラエルの民が、荒れ野にあって経験した如くに、次には必ず「エリムの泉」が用意されている!という、確固たる信仰に立って、あなたは「今のこの時」に生かされ、霊的に整われているのです。


 モルデカイとエステルは「命」を懸けて、いよいよ霊的「戦い」の最前線に駆り出されることになります。そうです!私たちは「生きるも死ぬのも主のため!」という、パウロの信仰行動に見習って、いよいよ霊的「戦い」の最前線に召し出される、その覚悟で日々前進して参りましょう。


 あなたが、主イエス・キリストの豊かな「命の糧」と、聖霊様の確実な「霊的ガイダンス」を戴きながら、主なる神が日々与える「天のマナ」を食し、力強い「真の花嫁」として練り聖められ、益々整えられて参りますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2020年9月20日のメッセ-ジ)


☆バルナバ・ブログ福音薬局のご案内 


バルナバ・ブログ村診療所 - にほんブログ村


にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

×

非ログインユーザーとして返信する