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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

今の試練の時(No.42)

暴かれた陰謀-対岸の火事ではない-




クセルクセス王は王妃エステルに、「一体、誰がそのような事を企んでいるのか、その者は何処にいるのか」と尋ねた。エステルは答えた。「その恐ろしい敵とは、この悪者ハマンでございます。」・・・・王は怒って立ち上がり・・・・王宮の庭に出た。・・・・ハマンがエステル・・・・に身を投げかけているところへ・・・・王が戻って来た。王は言った。「・・・・王妃にまで乱暴しようとするのか。」この言葉が王の口から発せられるや否や、人々はハマンの顔に覆いをかぶせた。宦官の一人バルボナは王に言った。「ちょうど、柱があります。・・・・ハマンの家に立てられています。」王は、「ハマンをそれに吊るせ」と命じた。こうしてハマンは、自分が・・・・立てた柱に吊るされ、王の怒りは治まった。
                                                   【エステル記7章5~10節】


「表」の事実、そして「裏」の事実
 今の世界で起きている事は、「表(三次元)」に出て来る現実(事実)と、目に見えない「裏(霊の次元)」の事実、この二つが同時に進行しています。実は今の世界は、どちらも掴み所の無い勢い(スピード)、かつ「五里霧中」の如き様相で、何かが進行しています。


 いきなり現れては消える!そのような「在り様」で物事が進む訳ですから、私たちは驚愕せざるを得ません。日本に住んでいる私たちは、余りそれは見えて来ませんが、例えば世界の覇権を巡る、米中の対立に見られるように、「表(おもて)の事実」には無い、「裏の事実」において霊的な最終戦争、つまり「光」の勢力と「暗闇」の勢力のバトルが、いよいよ最終段階に至っています。


 と言うことは、私たち日本人キリスト者も、イエス・キリストの「再臨の時」に向けて、霊的に召集されているのではないでしょうか!米国の現場においては、キリスト者たちが必死になって、モルデカイの如くに祈り叫んでいます。「この国を、悪しき力から完全に解放し、神の国の正義が堅く打ち立てられますように!」と。


暴かれた「陰謀」
 今回の記事において、クセルクセス王が発した言葉に、非常に重要な奥義が示されています。つまり王が言い放った、「我が愛する王妃に対して、また彼女の民族に対して、そのような陰謀を企てる輩は、一体如何なる者であり、そいつは今、何処に居るのだ!」という表現、これは王の御怒りから出たものであり、まさに「今」の世界に働く、闇に潜む「暗闇」の勢力に対しても、主なる神は御怒りを発していると言えます。


 ハマンの為した事の全てが、エステルやモルデカイを始めとする、「光(神の御子)」に従う人々に対する、悪しき「陰謀」です。「陰謀」が予定の期日になったら、実行されることは分かっていても、その具体的な計画像が掴めなかったエステルは、聖霊様が発する「よし今だ!」という、霊的促しを受け取った瞬間、「王様、私たちの目の前に居る、この悪者ハマンでございます!」と、力強く断言しました。


 するとクセルクセス王は、一瞬「うん?」と思いましたが、ハマンの顔が青ざめていく様を見て、王妃が回答した言葉が「まさしく真実である!」と確信しましたが、怒りの余り混乱が治まらず、王宮の庭に出て行きました。・・・・怒りを自制し、落ち着きを取り戻した王は、再び王宮の間に戻ってきました。しかし、その瞬間、王は驚愕の光景を見ることになります。それは一見ハマンが、王妃エステルに対して、破廉恥とも言うべき乱暴行動に出たと、誰もが判断する光景でした。


 人という生き物は、自分の「命」が助かるべく、誰かに命乞いをしようとした場合に、必ずその人の膝元に行こうとします。そして土下座しながら、「どうか助けて下さい!」と、必死に足元に近付いて、場合によっては衣服に触れながら、真剣に命乞いをします。ハマンも決して破廉恥な行動を、意図的に取った訳では無かったのですが、他人(特に王様)から見た視点の意識が、気が動転していたこの時には、完全にありませんでした。


 それ故にハマンの取った行動が、無礼極まる「反逆罪」行為と同等のもの、そのように受け留め逆上した王は、「この不届き者!お前は私の権威をないがしろにするばかりか、私の妻をも凌辱しようとしている、そんな輩は赦す訳には行かない。」と言い放ちました。


 その瞬間、「待ってましたー!」とばかりに、近衛兵たちがハマンを取り押さえ、彼の頭に布袋をかぶせました。そして宦官のバルボナ(恐らくエステル側の侍従)が、クセルクセス王に進言しました。「実は王様、この不届き者ハマンの邸宅内には、昨日王様から論功行賞を賜った、門衛隊長モルデカイを処刑すべく、彼ら家族が用意し建てた、絞首刑柱が既にありますので、ハマンをそこで絞首刑に処しては如何ですか?」と。


 実に驚くべき、神の為さる「不思議な展開」です。エステルは、具体的なアクション(反撃行動)を取っていません。彼女が為した事は只一つ、「(陰謀の首謀者は)ハマンです!」と断言したことです。バルボナと事前に、今回の行動計画を立てていたかは、定かではありませんが、恐らくバルボナ自身は、王妃の行動如何によって、自分も決死の行動に移る、その準備が出来ていたことが伺えます。その証拠に、バルボナはハマン勢力の「動き」を、以前から(密偵を通じて)監視し、前日に絞首刑柱を立てたことまで、完全に知っていたことです。


対岸の火事ではない!
 以前から(前の章で)述べていますように、「エステル記」の出来事は、決して現在に関係のない、過去の物語ではありません。つまり私たち日本人キリスト者にとって、対岸の火事では無い!ということです。各歴史の中で、必ず繰り返されてきた、悪しき「暗闇」の勢力の陰謀は、今の日本においても、激しい「暗黒の力」をもって、次々と支配権を行使・拡大しています。


 恐らく日本において、「真の光(イエス・キリストの救い)」を打ち消そうとする、「暗闇」の勢力に従属するグループが、「表」に見えない形で潜んでいることでしょう。彼らは「普通の人」になり済まして、偽りの「イデオロギー」を、「コロナ禍」で経済苦境にある人々に、言葉巧みに教え説きます。「やはり金(マモン神)が無いとねー!」と。


 米国に起きている霊的事象、即ち「光」と「暗闇」の対決は、この日本においても、既に小規模ながら始まっています。彼ら「暗闇」の勢力は、如何なる「思想」も「宗教」も、一つにしようと画策しています。彼らの掲げるグローバル「キャンペーン」は、「この地球は、たった一つだから、私たちは一つになって、この地球を大切に守り、皆で愛そうではないか!」です。「聞こえ」は良くても、結局は「偉大なる地上のワンワールド」を建て上げるべく、全ての人々を(奴隷の如くに)駆り出すのが、彼らの究極目標(グレート・リセット)です。


 エクレシア(キリストの花嫁)にとって、いよいよ「運命の時」が来ました。決死の覚悟をもって信仰行動に移る、その火蓋が切られたのです。そして聖霊様が、真の花嫁たちに霊的叱咤を与えます。「賢き乙女たちよ、遂に目覚めの時が来た。霊の眼を大きく開き、真実の光(イエス・キリスト)のみを見て、光の来臨に備えよ!」と。


それで、預言者の書に言われていることが起こらないように、警戒しなさい。「見よ、侮る者よ、驚け。滅び去れ。私は、お前たちの時代に一つの事を行う。人が詳しく説明しても、お前たちには到底信じられない事を。」
                                                   【使徒行伝13章40節】


 そうです!彼ら悪しき「暗闇」の勢力が、「到底信じられない事」が起きる時が来ました。ですから、霊的エステルであるエクレシアは、大声を上げて叫ぶのです。「悪しき者は、ここ(日本)に居ます!」と。私たちキリスト者が、今の「小艱難の時」に生かされている、その偉大なる神の「ご計画」は、霊的エステルの信仰宣言を通して、悪しき「暗闇」の勢力の「陰謀」を暴き、ことごとく踏みにじるためです。


 「試練の時代」と言われる、今日の世界情勢ですが、不思議なことに私たちキリスト者は、如何なる「試練」に遭遇しても、神が用意した信仰の鍵を開けることで、必ず「試練」と同時に(セットで)、神の真実の「救い」、即ち「脱出の道」が開かれていることを、信仰をもって確認できる限り、私たちは前進し続けるのです。


 米国のキリスト者たちは、霊的に覚醒し始め、「暗闇」の勢力との戦いに、信仰の武具をもって参戦しています。そうです!あなたも、今の霊的「目覚めの時」に、キリストの兵士として訓練され、エステルやモルデカイの如くに、敵の「陰謀」を暴き、完全に敗北せしめる程の、聖霊様の「御力」が増し加わりますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2020年12月13日のメッセ-ジ)


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