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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

終末のエクレシア(No.30)

          「脱出の時」に備えよ!




「憎むべき破壊者が立ってはならない所に立つのを見たら―読者は悟れ―、その時、ユダヤに居る人々は山に逃げなさい。
                                              【マルコ福音書13章14節】


「逃げる」とは?
 私たちの置かれた、「今の時」の全ての状況の中に、如何なる事が起きたとしても、主なる神が常に守り導き、私たちを神の「平安(安息)」の中に、完全に保護して下さることを、是非信じ続けながら前進しましょう!今回イエス・キリストが命じられた、第五の備えは単純に「逃げる(脱出する)」ことです。


 聖霊様が私たちに対して、「逃げなさい!」と命じられる時には、それは特別警報レベルの、例えば自然災害における緊急避難ではなく、霊的に「後ろを振り返るな!」という意味です。エジプトを出立したイスラエルの民が、神の奇跡的な介入により、様々な試練(困難)から脱出できたにも関わらず、彼らが再び「エジプト(この世)」を慕って、直ぐにも後退しようとしたこと、これを聖霊様は忌み嫌われます。


 ですから今回のメッセージにおいて、イエス・キリストは私たち読者に対して、明確に「(その時の霊的緊急性を)悟りなさい!」と付け足しています。「その時」とは、「憎むべき破壊者が立ってはならない所に立つのを見た」、まさにその時からです。それは未だ起きていません。「破壊者」その者が、出現したり登場もしていません。しかし彼が出現するのに、必要な悪しき「道備え」が、サタン勢力によって出来上がりつつあります。


 例えば、今起きている「ウクライナ戦争」は、過去二度に渡る「世界大戦」と比較して、小さな紛争に過ぎないものと、多くの人が理解していますが、この戦争の火種が南下して行きますと、その戦禍のラインは、いずれトルコを経てイスラエルに至る、その「兆し」が既にイランとロシア、そしてトルコの複雑な関係性に、少しずつ現れ出ています。


終わりの時に至って、南(イスラエル)の王は彼に戦いを挑む。それに対して北の王は、戦車、騎兵、大船隊をもって・・・・各国に攻め入り、洪水のように通過して行く。・・・・彼(反キリスト)は国かに国へと手を伸ばし、エジプトもその手を免れない。・・・・彼の支配するところとなり、リビアとクシュ(エチオピア)は彼の進む所に従う。・・・・海とあの『麗しの地』の聖なる山との間に天幕を張って、王の宿営とする。しかし、遂に彼の終わりの時が来るが、助ける者はない。
                          【ダニエル書11章40~45節】


 「最後の現象」の時には、憎むべき破壊者(666)が、様々な国家を配下に置きます。そして最終的に「エルサレム」に入場する時には、全世界の民が彼に服従する程の、強力な軍事独裁体制(ニュー・バビロン・ワールド)が完成します。その時に彼は、エルサレム神殿において、新しい世界政府の「統一元首(メシア)」として、自らが治め始めることを宣言します。


イエス・キリストの「逃げ方」に倣う
 憎むべき破壊者(666)が現れたから、「その時」に私たちが脱出する訳ではありません。ところで、イエス・キリストは普段、何処に逃げる(さっと人々から離れる)ことが多かったでしょうか?神の「御心」通りに、多くの人々の中に奇跡が起こるなど、神の「栄光」が現れ出る時には、それに伴って霊的な反動が必ず起きます。弟子たちの殆どが、ここぞ!とばかりに、革命の機運を探ろうとするのに対し、イエス・キリストは「その時」、さっと身を翻して(引いて)、人里離れた「山(丘)」を目指しました。そこに行けば、父なる神との「交わり」があり、真の「安息」があることを、常々知って(学んで)いたからです。


 私たちの感覚では、「逃げる」ことは消極的であり、何となく「敗北感」の如きものと捉えますが、イエス・キリストが命じられるように、「逃げなさい!」と言われたら、ひたすら正しい方向を目指して、一目散に逃げるべきです。何故なら「その時」が来たら、とんでもない事が起きるからです。そうです!地球上において、かつて経験した事が無い程の、大患難の時が必ず来ます。


 では、イエス・キリストの如くに、私たちも「山」に逃げれば助かるのでしょうか?然り、神の「安息」を得て必ず助かります。私たちが勘違いをしてはならない点は、イエス・キリストは、ご自分のミッションを始める前に、必ず「逃げ場所」を捜し求めていたことです。ここに、私たちの今後の針路を決定づける、霊的ヒントが隠されています。そうです!私たちは為すべきことを果たしたら、一目散に逃げましょう。


 憎むべき破壊者(666)は、必ず世界中の宗教を一元化するべく、大きな枠組みを造り上げ、その中に世界中の宗教指導者を配置させます。そして自らが「現人神」として君臨することで、世界中の人々を自らの足元に、拝ませようと試みて来るでしょう。彼は宣言します。「先ずは、この私を崇めるべく、膝を屈めて礼拝しなさい!その次に、あなたの土着の信仰対象神(アラー、キリスト、ブッダ等)を信じても構わない。」と。しかし、天下に救われるべき唯一の名は、「イエス・キリスト」だけです!今後、この唯一の「救い」の御名を語る時、私たちは霊的に「逃げる」準備も、事前に為しておきましょう!反動が必ず来るからです。


「逃げる」備えを怠るな!
 何故、私たちキリスト者は逃げるのか、それは神の「救い」の道筋が、次々と遮断される程の「大患難」が、必ず来るからです。「それらの日には、神が天地を造られた創造の初めから今まで無く、今後も決して無い程の苦難が来るからである。」(マルコ福音書13章19節)「その時」には、耐え得る者が一人もいません。逃げていない者は、ノアの「大洪水」の時と同様に、必ず滅亡します。神の「裁き」に耐え得る者は誰もいません。


 但し、イエス・キリストの「御言葉」を信じて、命じられる通りに「神の山」へと、一目散に逃げた者は救われます!たとえ迫害を受け、「戦い」の連続下にあっても、聖霊様の導かれる通りに、逃げまくっても構いません。仮に私たちの意識の中に、「逃げる」のではなく、「主よ、私は命の限りを尽くして、迫り来る敵軍と戦い続け、勝利の御旗を掲げます!」という肉の意識で、敵の中に突入したとします。するとどうなるのか?結果はペテロの如くに、イエス・キリストを三度、霊的に否定することになります。それ程に、私たちは肉の次元に弱いのです。


 それよりも私たちは、聖霊様の「導き」に即応して、「神の山」に逃げましょう!そして直ぐに来られる方、イエス・キリストの「大勝利」を信じて、ひたすら祈り続けて待機するのです。主なる神が私たちに対して、「逃げる(脱出する)」ことを、緊急的な信仰行動として導かれる時には、私たちは決して躊躇してはなりません!それ故に私たちは、日頃から「逃げる」備え(心づもり)をしておくべきです。


 そうです!神の「安息」は何処にあり、神の「祈りの山」は何処にあるのかなど、私たちが真剣に探り求める限り、私たちは道を違えることはありません。今後「一息」付くことが出来ない程の、「混乱」と「不安」の大波が、波状攻撃となって世界を襲うことでしょう。「終末」へのカウントダウンが始まっている今日ですが、私たちには確かな「道筋」が示されています。私たちが、「確信」と「希望」に満ちた誇りを持ち続ける限り、イエス・キリストこそが、私たちの「避難所(脱出すべき所)」として、私たちの前(先)に常に現れ出るからです。


 どうぞイエス・キリストの「救い」の栄光が、あなたに対して更に「輝き」を増しながら、正しい道筋を伴って拡大して参りますよう、主イエス・キリストの御名で祝福してお祈りします。アーメン!(2022年9月25日メッセージ)


☆バルナバ・ブログ福音薬局 

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