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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

Good-Shepherd(No.5)

                 信仰の小窓を開け続けなさい!




四十日経って、ノアは自分が造った箱舟の窓を開き、烏を放した。烏は飛び立ったが、地上の水が乾くのを待って、出たり入ったりした。ノアは鳩を彼の元から放して、地の面から水が引いたどうかを確かめようとした。しかし、鳩は・・・・ノアの元に帰って来た。・・・・更に七日待って、彼は再び鳩を箱舟から放した。鳩は夕方になってノアの元に帰って来・・・・くちばしにオリ-ブの葉を咥えていた。ノアは水が地上から引いたことを知った。
                                                                         【創世記8章6~12節】


ノアの一途な「信仰」
 主なる神にとって、大地が悪しき「呪い」のフィ-ルドになることは、とても耐えられない状況であったことが、今回のスト-リ-から伺えます。そこで神は、正しき信仰者を探したところ、ノアだけが御目に適っていた訳です。


 実は今回の記事から分かることですが、今も尚「大地(地球及び被造物)」は、人の犯す様々な悪しき汚れにより、「呪い」が縮小するどころか、益々拡大しています。そのような時代の中にあって、私たちキリスト者がノアの如くに、頑固一徹に「正しき姿勢」を、果たして貫くことが出来るのか?これが問われています。


 そうです!私たちは「この世」という、悪しきフィ-ルダ-の中にあって、日々の暮らしを営まざるを得ない、ある面「弱さ」を覚える訳ですが、この時のノアの状態、即ち「箱舟」の中の彼らを、霊的に知ることは非常に重要な「手がかり」となります。


 神が命じるまま、「箱舟」に乗船した彼ら八人にとって、その環境たるやどんぶり勘定、つまり想定した「計算(見積もり)」の無いまま、動物たちに「食糧」を与えなければなりません。また「箱舟」内は、光が殆ど差し込まないという、悪しき環境(暗闇のフィ-ルド)にあるため、動物たちが病気になり、伝染病が蔓延するかも知れません。


 「暗闇」と「大嵐」という悲惨な環境にあって、ノアは一体「何」をしていたのでしょうか?何と彼は、いつも通りに「礼拝」を捧げていたのです。積み上げる「石」も、捧げるべき生贄が無くても、主なる神の御前に出ることが、彼の「日常」だったからです。いつ、この旅路が終わるのか、全く分からない「絶望」の中でも、彼には「真実の光(神の臨在)」が見えていました。


 「現状」が、全く測り知ることが出来なくなった時に、私たちは試されるのです。ノアは「その時」に、自分が何を為すべきか?を、確実に把握していました。暗闇の中にあっても、真実の道を照らして下さる、主なる神を飢え渇き求め続け、かつ親しく「交わる」ことを。


信仰の小窓を開け確認する
 そして遂に「その時」が来たので、ノアは心静かにして祈りました。すると聖霊様が、「ノアよ、いよいよその時が来た。主なる神が、箱舟の天窓を開けて下さるから、あなたは外の状態を、あなたの信仰で確認しなさい!」と。


 天窓が開かれた後、ノアは先ず一羽の「烏」を、その天窓から放しました。ノアは信仰の行動に移るに当たり、鳥類の中で一番知能に秀でた、一羽の「烏」を選びました。つまり「烏」の知恵(本能)に、彼は頼ったとも言えます。これは肉の判断(選択)です。しかしその烏は、ノアの期待していた「答え」を持ってくることなく、出たり入ったりを繰り返した後、結局は箱舟に戻って来ました。


 ノアは「は-、烏では駄目だったか-・・・・」と溜息を尽きましたが、聖霊様は優しく彼に語りかけます。「確かに烏は、鳥の中で秀でた能力があるが、飛行能力に関しては、烏は余り無いはすだ。もう少し考えてごらん。大空を隈なく飛び回り、長時間も飛び続ける鳥が居るはずだ。」と。


 その瞬間、ノアは「あ!ありがとうございます。居ました。確かに烏とは違った、優れた天的な飛行能力を持つ鳥が・・・・」と叫ぶや否や、一羽の「鳩」を選び、続いて天窓から放しました。半日近く経ってから、その鳩が帰って来ましたが、一回目同様「答え」はありませんでした。


 一週間経った後、ノアは再び「鳩」を放しました。すると夕方になって帰って来た鳩は、オリ-ブの葉を咥えていました。ノアはそれを見た瞬間、「これこそ、神がお示しになった、約束の答えである!」と、全てを確認できたのです。


 私たちには、「信仰」という名の鍵が与えられています。それと同時に「天(霊の次元)」を開く小窓も用意されています。この「小窓」は、私たちがノアの如くに、信仰を働かせて「たとえ現実が、大海原しか無いように見えたとしても、主なる神は必ず新しい天地を、私たちに用意して下さる!」と信じて、聖霊様(鳩の働き)に委ねつつ、探し求め続けるべきです!


 ノアの場合、最初は肉(烏の働き)の判断から失敗しましたが、たとえ「今」見えなくとも、小窓から「鳩」を放ち続けました。何故なら、「神の時」が新たに始まり、天の領域が新しく変化し始めたことにより、新しい「天」のスタ-ト(始まり)は、いずれ新しい「地」をも産み出すと、ノアは信じていたからです。


 当初ノアの家族は、神による「大洪水」の結果、大地の全てが「台無し」、つまり再び「呪われた大地」を、一から開墾しなければならない!という、悲惨なイメ-ジを描いていました。しかしノアだけは、鳩の運んできた「オリ-ブの葉」を見た瞬間、神の偉大なる「祝福」として、全てを感謝して受け入れたのです。


 そうです!たとえ「今(現状)」が、閉じられているかに見えたとしても、ノアの如くに「信仰の小窓」を開け続ける限り、主なる神は新しい「無限なる領域」を、あなたの「先」にも備えて下さいます。主なる神は、あなたの聖なる真実の牧者であるが故に、あなたに必要な全てのものを、「今」でなくとも必ず、「神の時」至りて既に与えて下さいます!


 聖霊様は常に、私たちに励まし語りかけます。「信仰の小窓を開け続けなさい!」と。私たちに必要な信仰の歩みは、何となく立ち止まってしまう時があるかも知れません。しかし、主なる神が「新しい道」を、必ず用意して下さることを信じて、あなたが新たなる「祝福の領域」へと、更に一歩踏み出し、聖霊様の助けを戴きながら、着実に歩み続けられますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!


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