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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

Terminal Faith(No.28)

        「この時」の為にあなたは




この王(ファラオ)は、私たちの同胞を欺き、先祖を虐待して乳飲み子を捨てさせ、生かしておかないようにした。この時(の為)に、モーセが生まれたのです。神の目に適った美しい子で、三か月の間、父の家で育てられ、その後・・・・ファラオの王女が・・・・自分の子として育てたのです。そして、モーセはエジプト人のあらゆる教育を受け、素晴らしい話や行いをする者になりました。
                         【使徒行伝7章19~22節】


あなたは「神の器」である!
 私たちは私たちは「モーセ」程の器ではありませんが、聖霊様を通してモーセ同様に、素晴らしい「働き」が用意されています。その「働き」とは、神の偉大なる「救い」を現わす(表明する)ことです。そうです!「あたな(私)」は神にとって、「待っていたー!」と言わしめる程の、霊的に重要な「秘密兵器(戦いの器)」です。


 今回のステパノのメッセージは、端的に言えば「モーセの如くに、あたな(私)はその(この)時、必ず召し出されて行く!」ということです。今回私たちが学ぶべき、第一の重要ポイントは、「主イエス・キリストは、私たちの如き弱き小さな器であっても、輝き続ける真鍮として、私たちを今も尚、霊的に磨いて(訓練して整えて)下さっている!」という点です。


 しかしサタンの場合は、イエス・キリストの私たちに対する「働き」や、聖霊様の霊的「取扱い」というものを、常に忌み嫌い恐れています。この点に関して、モーセの出生した時代と、今の時代とをリンクする時に、霊的には非常に似通った事が起きていると言えます。


「モーセの時代」と「今の時」
その頃、ヨセフのことを知らない新しい王が出てエジプトを支配して、国民に警告した。「イスラエル人という民は・・・・あまりにも数が多く強力になり過ぎた。・・・・これ以上の増加を食い止めよう。一度戦争が起これば・・・・この国を取るかも知れない。」エジプト人はそこで、イスラエル人々の上に強制労働の監督を置き、重労働を課して虐待した。・・・・しかし、虐待されればされる程彼らは増え広がったので、エジプト人は益々イスラエルの人々を嫌悪し、イスラエルの人々を酷使し・・・・重労働によって彼らの生活を脅かした。彼らが従事した労働はいずれも過酷を極めた。
                      【出エジプト記1章8~14節】


 今の時代に、ファラオの如き暴君(独裁者、君主)は見受けられませんが、世界中の至る所において、同様の経済的圧政により、一般の人々が苦しんでいます。特に日本国は、殆どの日本人が気付いていませんが、他国と比べて所得レベルにおいて、奴隷の如き扱いを受ける程の、労働条件下にあると言っても過言ではありません。


 モーセが出生した頃の時代は、過酷を究める労働条件下のもと、恐らく「安息日」において、十分な休息(疲労回復)を得られない程、疲労しきった六日間(労働時間)が、イスラエルの人々に科せられました。今の日本はどうでしょうか?「ダブルワーク」や「トリプルワーク」が、当たり前の時代になっています。給料が少し増えても、税金ばかりが増えている為、何となく着ぐるみ剥がされた、奴隷の如き感覚です。この状態は、霊的に言えば「世の奴隷」です。


 しかし私たちキリスト者には、確かな「希望」があります。『出エジプト記』の歴史的事実と同じレベル、否!それ以上の神の「栄光」の訪れの時が、いよいよ目前に迫っているなど、直前の時代に生きているからです。故にサタンは恐れるのです。サタンが恐れる次元は何なのか?この点について、私たちが霊的に熟知していれば、私たちの主イエス・キリストこそが、私たちの先を行かれる、「真実な方」である!と、明確に信仰表明できるのです。そうです!私たちは「世の奴隷」ではなく、「キリストの証人(大使)」として、常に勝利できる「自由人」です!


サタンが恐れる三つの次元
 サタンが恐れる次元は、先ず①イスラエルの成長が、いずれ脅威となること、即ちキリストを信じる民が増加し、不屈の信仰スピリッツに立つ、信仰者が拡大して行くことを、サタンは恐れるのです。私たちの信仰が成長すればする程、イエス・キリストを土台(信仰の礎)とし、イエス・キリストの揺るぎ無き、真実の愛の中に生きる者は、何者をも恐れなくなる、だからサタンは「不安」、そして「恐れ」と「疑い」をもって、私たちの「霊」を支配しようと試みてきます。しかし、私たちキリスト者は気付き始めました。今の時代が、いよいよ「終わり」の時を告げ、偉大なる神の御子、イエス・キリストの足音が近付いていることを。それ故に、私たちは「賢い花嫁」として、更に信仰心が増し加わることを、切に待ち望む訳です。


 サタンが続いて恐れる次元は、②霊的に目覚めた「真のキリスト者」の数が、リバイバルを通して急激に増加することで、悪しきサタンの支配(勢力)圏が、益々縮小化して行き、最終的に支配権を失うことです。第三に恐れる次元は、③イスラエル民族を屈服させることで、「エジプト国家」に頼らなければ、もはや生き永らえることが不可能という、不信仰レベルにまで貶めたい所を、彼らは決して妥協しない!つまり「世の君」に膝を屈めようともしない!不動の生き方、即ち「天の国家」に国籍を置く姿勢(生き様)に対して、サタンは極端に恐れるのです。


 ですからサタンが、具体的に私たちに対して迫害する手順は、先ず①何の理由も無く嫌悪する(12節)こと、続いて②世の人々よりも酷使する(13節)こと、最後に③私たちの生活を脅かして妥協させる(14節)こと、この三つのプロセスです。このプロセスに対して、尚も抵抗するキリスト者に対して、サタンは最終的な迫害として、抹殺(処刑)という方法をもって、正しきキリスト者の群れ全体を、霊的に浄化しようとします。


「この時」の為にあなたは・・・・
 しかし私たちは、次の偉大なる奥義を覚えておきましょう!私たちはモーセの如くに、神の「救い」の初穂として、今の「この時(時代)」の為に遣わされているのです。「この時にモーセが生まれた」(使徒行伝7章20節)とは、「大迫害という大変な時代の中にあっても、主なる神はモーセを、まさにこの時の為に遣わして下さった!」と、ステパノは強調した表現をもって、今に生きる私たちにも、メッセ-ジを投げかけているのではないでしょうか。


 そうです!神が定めた「この時」の為に、あなた(私)は生かされ、世(エジプト)に遣わされているのです。また信仰に磨きがかかるべく、霊的に訓練されいるのです。母ヨゲベドは、我が子モーセが生まれ、その子を見た瞬間に、赤子から放たれる顔の輝きが、今まで見たことの無い程の、神の麗しい①品性(聖さ)と、②神の「御心(ご計画)」となって、滲み溢れ出ていることに、思わず「何とこの子は立派な赤ちゃんだこと!」ともらし驚愕したのです。それ故にモーセを「敵に渡してたまるか!」と、信仰をもって隠したのです。


 私たちは自分の「今の姿(生き方)」を見る時、「小さな(弱き)器」と過小評価しますが、聖霊様はその時、次のように叱咤激励します。「創造主なる神から見て、あなたは何と麗しい、神のご計画が満ち溢れた器か!」と。そうです!私たちは「後の大収穫」の為に用意される、立派な(優れた)収穫人です。だからこそ「今の時」、私たちは聖霊様を通して、朝起きた時から聖書の御言葉に精通し、行動においても信仰が満ち溢れるよう、日々霊的に訓練されているのです。


 神の「救い」は、今の「この時」の為に、モーセの時代と同様に、偉大なる神の素晴らしい「現れ(臨在)」となって実現します。そういう意味で私たち日本人は、決して「滅び」に至る民族ではなく、むしろ神の「栄光」の訪れの時を、更に大胆に語り伝える「立派な(優れた)収穫人」として、今召し出されている民族です!


 ペテロは私たちキリスト者に対して、「あなた方は、終わりの時に現わされるように準備されている救いを受ける為に、神の力により、信仰によって守られています。」(Ⅰペテロ書1章5節)と、力強く記していますが、この御言葉にある「守られている」とは、「その時」の為に、私たちが抱く「不安」と「脅威」、また「妬み」の全てを、完全に取り除くことの出来る、神の偉大なるバリヤー(守り)が満ち溢れている、即ち私たちの信仰の「歩み」において、神の「安全(安息)」が維持されていることを意味します。


 故に、私たちは霊的に「今の時」のモーセ(神の器)として、世(エジプト)に遣わされているのです!また、いずれ来る「その時」には、世から脱出する(引き挙げられる)のです。そういう意味で私たちには、多くの民をカナン(新しい天と地)へ連れ上る、天の責務(ミッション)が課せられているのです!


 いよいよ訪れる、霊的な大収穫の「その時」の為に、あなた(私)が更に召し出され、かつ「立派な(優れた)収穫人」として、聖霊様を通して日々訓練されて参りますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2023年10月1日のメッセ-ジ)


☆バルナバ・ブログ福音薬局 

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