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復活の福音(No.1)
復活の福音－プロローグ－
神は、臆病の霊ではなく、力と愛と思慮分別の霊を私たちに下さったのです。････神の力に支えられて、福音のために私と共に苦しみを忍んで下さい。神が私たちを救い、聖なる招きによって呼び出して下さったのは、私たちの行いによるのではなく、ご自身の計画と恵みによるのです。この恵みは、永遠の昔にキリスト・イエスにおいて私たちのために与えられ、今や、私たちの救い主キリスト･イエス・キリストの出現によって明らかにされたものです。キリストは死を滅ぼし、福音を通して不滅の命を現して下さいました。････あなたに委ねられている良いものを、私たちの内に住まわれる聖霊によって守りなさい。
【テモテⅡ1章7～14節】
神の「恵み」を忘れないために
毎年日本人は、年の暮れに「忘年会」を開き、一年間に起きた様々な事を忘れ去り、新しい年に期待するという、風変わりな行事を行います(もっとも、この忘年会を行うことだけは忘れませんが････)。
しかし私たちキリスト者は、「良きこと」と「悪しきこと」、「楽しかったこと」と「苦しかったこと」、「嬉しかったこと」と「悲しかったこと」、また「益を受けたこと」と「損したこと」など、それら「全て」を決して忘れません。
何故なら「全て」のことは、神が相働かせて下さった結果、それが「良き時」であっても、「悪しき時」であっても、父なる神が私たちのことを、「孤児」としてではなく、愛する「大切(大事)な子」として扱って下さる程に、ねんごろに守り導いて下さっているという、紛れも無い「神の事実」の中に、私たちは生かされているからです！
そうです！「全て」のことは神から始まり、神によって完成して行くという、素晴らしい「命の言葉」の法則を、私たちは常に受け取っているのです！そして「福音」という神からのプレゼントを、私たちは御子イエス・キリストの救いの「恵み」故に、無代価で授かっていることも事実です。
日本の霊的危機を打破する「福音」
今日の先進国の優等生「日本国」において、実は今急激に(猛スピードで)、「自殺の霊」が覆い始めていることを、皆様はお気付きでしょうか？ここで述べる「自殺」とは、実際に自殺した人に関する言葉ではなく、ちょっとでも「死にたい！」、「この世から逃げ(去り)たい！」などと思うことも含みます。それ程今の日本は、大変な時代の中にあると言えます。恐らく三人中一人が、「自殺の霊」に引きずり込まれているのではないかと、非常なる危機感を抱きながら、私は推測しています。
何故「日本」は、このような霊的状況に追い込まれているのでしょうか？皆様は「命の言葉」を、如何なる「思い」で受け取っているのでしょうか？イエス・キリストが与えて下さる｢命の言葉」は、人生の一時的な「励まし」や、「自己啓発」に至る訓戒など、いわゆる世的なカウンセリング上の言葉ではありません。神の「言葉(福音)」は、「死を滅ぼし、不滅の命を現す」(10節)ことの出来る「神の力」が、約束の保証として備わっているのです。
しかし私たちは、この「復活の福音」の真髄を、多々忘れることがあるのではないでしょうか！復活の「命の言葉」は、｢全て｣の事柄に「神の力」を現します。人生に対して悩み、苦しみに打ちひしがれる者、将来に対する不安と恐れで、ノイローゼの中にある者、次々と押し寄せる不況の大波で、経済的苦境にある者など、ある面で、彼らは「死の霊」に取り囲まれ、身振るいしながら生きていると言えます。
そのような彼らに対して、私たちキリスト者は、「何」を宣べ伝えるべきでしょうか？それは、イエス・キリストの「救い」の御言葉は、「死」ではなく、「生(新しい命)」をもたらすものであること。つまり神の「福音」は、全ての人に与えられたものであり、「命」から「命」に至る、神の大いなる「救い」の御業である！ことを、私たちが聖霊様の導きの中で、彼らに対して実際に「証言」し、それを証明していく務めがあるのです。
そうです！私たちに託されている「命の言葉」は、神の麗しい「宝物」であるのと同時に、「暗闇」と「滅び」をもたらす、全ての「死の霊」を打ち砕き、「死(自殺)」へと引きずり込まれつつある人々を、真の光(イエス・キリスト)の御元へと奪い返すことの出来る、大いなる「神の剣(武具)」なのです！
イエス・キリストは昨日も今日も、いつまでも永遠に変わること無く、今も尚生きて働かれる方です！霊的に死に行く人々(自殺の霊に導かれる者)を、イエス・キリストの御元へと、連れ上ることの出来る「復活の福音」が、信仰をもって前進し続ける「あなた」の言葉の中に次々と、聖霊様が必ず用意して下さることを、主イエス・キリストの御名で祝福しお祈りします。アーメン！
