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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

正しい生き方(No.38)

     「エンディング」を巡る戦い




主は逆らう者を打ち砕き、天から彼らに雷鳴を轟かされる。主は地の果てまで裁きを及ぼし、王に力を与え、油注がれた者の角を高く上げられる。
                                                【Ⅰサムエル記2章10節】


ハンナの祈りの「エンディング」
 今回の御言葉は、ハンナの「祈り」の集大成(終幕)を表明するものです。それと同時に、この御言葉は「王の王」、「救い主」イエス・キリストに関する、終末の預言でもあります。創造主なる神が、来たるべき「その時」に向けて、新しい天と地を完成すること、それが神の「エンディング(終幕)」です。


 しかし「古き地」である、今の地上においては、逆の現象が起きています。おどろおどろしい、人間の醜い「肉の戦い」により、世界規模で流血が絶えません。益々「悪しき力」が、世界各地に拡大しているように見えます。ハンナの生きていた時代も然り。今の時代に「雷鳴」の如き、主なる神の偉大なる御業が、次々と現れ出た時には、遂に神の「審判の時」が到来します。


 神による、最後の「審判」の時には、その前段階として、「王の王」なる方、御子イエス・キリストが、かつて見たことの無い程の、栄光に輝く有様で地上に再臨されます。ハンナは「祈り」のエンディングとして、主なる神が「アルファ(始め)」であり、「オメガ(終わり)」なる方として、ご自身の立てられた「計画」をもって、初子(サムエル)を与えられた以上、今度はその「サムエル」を、神の「ご計画」の中に、完全に捧げ尽くすことを表明しました。


 この世の人々が計画する、人生の「エンディング」は、文字通り「それで終了(その時は無い)!」と捉えます。しかし聖書は、「エンディング」の道筋を、明確に指し示します。「信仰の創始者であり、完成者なる方、主イエス・キリストを常に見上げながら、人生という競争を、忍耐をもって走り続けなさい!」と。


 そうです!主なる神から見た「エンディング」とは、その時には「終わった!」と思えるような事でも、次なる「新しい段階」へと、私たちをレベルアップするべく、神の「ご計画」を継続して下さる、そのような霊的次元にあります。


 しかもそれは、永遠の「聖さ」の中に、私たちを預からせる為に、また永遠に続く神の「安息」の中に、私たちが豊かに留まることが出来るよう、神が様々な「計画」を用意しています。そうです!終わり無き「祝宴」が、ずっと続く為の「ご計画」こそが、神が意図する「エンディング(霊的節目)」です。ハンナは信仰によって、それを得ました。


「エンディング」を巡る霊的戦い
 私たちは、父なる神の御子であり、油注がれた「救い主」、イエス・キリストを宣べ伝えるべく、この世に遣わされています。しかし、今日は諸国の「王」が、世界的に覇権を次々と拡大する、言わば「多極化」の時代です。まさしく聖書の「預言」通りに、事が急速に進んでいます。この世の「君(王)」たちが、次々と台頭することを、非常に喜ぶ者が一人います。それが反キリスト(666)です。


 ところがイエス・キリストは、彼ら(悪しき勢力)の「計画」には、何の関心も持たずに、ある「号令の時」を待っています。そうです!天使長ミカエルによる、角笛(トランペット)の発信の時です。何故なら御子は「その時」、遂に宣言するからです。「父よ、遂に時が来ました。私の愛する花嫁を、天上にて迎える時が来ました。行って参ります!」と。


 神の「エンディング」の時として、再臨されるイエス・キリストが、今まさに到来しつつある時代にあって、私たちは如何なる「戦い」に臨むべきでしょうか?ハンナは、今回の「祈り」の結びとして、何も表明していません。神による「預言」を、淡々と告白しただけです。「油注がれた者の角を高く上げられる」にある「」とは、「角笛(ショーファー)」のことです。ですから「角を高く上げられる」とは、「祈り」と「賛美」をもって、高らかに御子(油注がれた者)を讃えながら、私たちが最後の霊的「戦い」に臨むことです。


 そうです!エリコ城内の「敵」との戦いに臨んだ、ヨシュアとイスラエルの民の如くに、私たちは信仰の「叫び」、つまり「角笛(ショーファー)」をもって、神に「勝利の賛美」を捧げることです。今後、私たちが心引き締めて、霊的に準備しなければならないことは、①祈りの油を絶やすこと無く、②共に熱心に励まし合って、イエス・キリストの来臨の音を、決して聞き逃さないよう③しっかりと生きることです。


 それと同時に、「聖なる油」を注いで下さる、聖霊様の「御思い」に、私たちは謙虚に思い巡らしながら、聖霊様の霊的ガイダンスに、一つ一つ忠実に聞き従って生きることです。また、私たちは如何に死すべきか?即ち、如何にしたら「この世」に死すことが出来るか、それを聖霊様から導いて戴く必要があります。


 私たちが今後確認すべきことは、私たちの「全て」が、「この世」から着実に分離されることです。その為には、私たち自身も「世(エジプト)」から足を抜け出し、カナンに至る「神のルート」へと、信仰の歩みを切り換えながら、「この世」において完全に死に、次は聖霊によって生きること、これを真剣に求めて参りましょう!


 聖霊様は私たちに、必ず麗しい「聖め」の御業を、豊かに現して下さいます。「その時」にあなたが、イエス・キリストによる「救い」のメッセ-ジを、多くの人々に届けることの出来る、大胆な神の「働き人」として、更に召し出されて参りますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!


※『正しい生き方』シリーズは、今回の記事をもって終了します。


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