バルナバ・ブログ村診療所

命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

Terminal Faith(No.27)

      小羊の「刻印」をリレーする




・・・・神はアブラハムと割礼による契約を結ばれました。こうして、アブラハムはイサクを・・・・イサクはヤコブを・・・・ヤコブは十二人の族長をもうけて、それぞれに割礼を施したのです。この族長たちはヨセフを妬んで、エジプトに売ってしまいました。しかし、神はヨセフを離れず、あらゆる苦難から助け出して・・・・恵みと知恵をお授けになりました。・・・・ヨセフは・・・・父ヤコブと七十五人の親族一同を(エジプトに)呼び寄せました。・・・・神がアブラハムに為さった約束の実現する時が近付くにつれて民は増え、エジプト中に広がりました。
                     【使徒行伝7章8~18節】


信仰の「継承(リレー)」の歴史
 創造主なる神は、どのようにイスラエル民族を、全ての人類に対する、神の「救い」の雛型として、選び召し出したのでしょうか?神が彼らを霊的にシフトする、即ちA地点からB地点へと、彼らを移動させる(移植する)時には、神の偉大なる「ご計画」が必ず、その中に「贖い(救い)」の目的として示されています。


 この神の偉大なる「目的」を、今回の記事から示して戴くことで、今に生きる私たちの信仰の「歩み」において、「過去」の自分から、「今(現在)」に生きる自分、そして「将来」に用意される、新しい自分という、偉大なる神の「リレー」の流れが、豊かに現れ出ることになります。その麗しい「リレー」は、今も尚継続しています。


 今回の記事に登場する信仰のリレーは、先ず①アブラハム→②イサク→③ヤコブ→④ヤコブの腰から12本(ヤコブの12人の子)へと、直接的なリレー(継承)として、神の「祝福」が受け継がれました。しかし主なる神は、続いて12本のなかから一本(ヨセフ)を引き抜いて、エジプトの地に霊的シフト(移植)することで、二つの部族(マナセ族及びエフライム族)という、新しいリレーの拡大を計りました。


 私たちは、この偉大なる神のリレーの歴史を、単なる旧約の御業として捉えないで下さい!実は今に生きる「あなた(私)」にも、アブラハムから始まった信仰のリレーが継続しており、神の偉大なる「祝福」の契約が、イエス・キリストを信じる「あなた(私)」に、豊かに継承され、かつ更に拡大しているのです。ですから「あなた(私)」も、ヨセフと同じ耐え難き「試練」の道を歩まされ、神の偉大なる「啓示」が示されるなど、「終わりの時代」において、重要な先見的「油注ぎ」が、聖霊様を通して用意されているのです。


「新しい割礼」にシフトする
 今回語られる、ステパノのスピーチから学ぶべき、第一の重要ポイントは「古い割礼(刻印)」から「新しい割礼(小羊の刻印)」へと、私たち(キリストの民)は霊的にシフトする!という点です。この「割礼」という儀式には、実は神との関係を表す、重要な奥義が秘められています。即ち創造主なる神と、被造物である私たちと結ぶ際の「契約」のサイン、それが割礼です。この時に誰かと「契約」を交わす訳ですが、重要となる行動が、実は互いに「信用」し合うことです。つまり互いを「信じる」ことです。


 信仰も同様に、「あなた(私)」と「創造主」との間に、如何なる祝福の「約束」を交わし合うのか、それが神を単純に「信じる」ことです。即ち創造主(父)なる神は、「あなた(私)」のことを、我が子(実子)同然に思い(愛し)続け、そして祝福の世継ぎとして、全ての約束を果たされることを、素直に(当然の如くに)信じることです。そうです!主なる神は、「あなた(私)」のことを、①力強い御手をもって守り、②永遠の愛をもって助け導き、③真実の愛をもって「確かなもの」を残す(用意する)、これが神の契約に基づく「祝福」です。


 アブラハム、イサク、ヤコブに示された、主なる神の「契約」のしるしは、「私の命の言葉に、あなた方は忠実に聞き従いなさい。そうすれば必ず、あなた方を通して、私の祝福が増え広がります!その事の為に、私は偉大なる計画を用意しているから。」という、明確な言葉による確約(約束の成就)でした。


 確かに、彼らはカナンの地にて、神の「祝福」が豊かに拡大しました。しかし「ある時」、飢饉が世界中に蔓延し、彼らはエジプトに下ることになります。ところが主なる神は、それ以前にヨセフを先に、エジプトに遣わしていたのです。これが神のシフト(霊的移植)という、偉大なるリレーの拡大です。


シフトされる三つの目的
 続いて第二の重要ポイントが、私たちが霊的にシフトされる時、そこには神の「ご計画」に関する、素晴らしい目的が三つ用意されているという点です。第一の目的は、①私たちを「この世」から分離する為です。それは神が用意される、新しいフィールドに移植する為に他なりません。第二の目的は、②「この世」は罪と汚れに満ちているが故に、私たちを聖い「プラント(植物)」、即ち生きた「聖なる者」として、大切に取扱う(養育する)為です。第三の目的は、③今までの「古い割礼」ではなく「新しい割礼」、つまり聖霊様による霊的処置(取扱い)を、私たちが授かることにより、アブラハムから脈々と受け継がれていた、主なる神の偉大なる遺産を、信仰のリレーとして、私たちも継承(相続)する為です。


 そうです!「あなた(私)」を通して、「あなた(私)の家族」を通して、「あなた(私)の民族」、即ち日本人キリスト者を通して、神の偉大なる「祝福」と、キリストの「福音」の拡大が、世界の隅々に至るまでリレーされるのです。「権勢によらず、能力によらず、我が霊によりて!」と明言される方は、今も尚「あなた(私)」に対して、天上から御力を注いで下さるからです。


為すべき事は只一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、神がキリストによって上へ召して、お与えになる賞を得る為に、目標を目指してひたすら走ることです。
            【ピリピ書3章13~14節】


 「今の時代」のヨセフとして、私たちは信仰のトラック(競技場)を走っています。これを常に覚えておいて下さい。サタンは、この点を忘れさせ(霊的に枯らせ)たり、「疑いの種」を植え付けようと試みて来ます。しかし聖霊様は、私たちが如何なる状況下にあっても、霊的に力を与えて伴走して下さり、迫害されたとしても、散らされたとしても、そこにおいて私たちを練り聖め、隠されたマナをもって、更に拡大して下さいます。


 然り!エジプト(この世)において、イスラエルの民は飛躍的に拡大しました。それは後々に用意される、出エジプトの霊的資金を蓄える為でした。「(しかし)あなた方の上に聖霊が降ると、あなた方は力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリヤの全土で、また、地の果てに至るまで、私の証人となる。」(使徒行伝1章8節)この御言葉には、偉大なる神の「新しい契約」の方向性として、二つの約束が記されています。先ず第一に①イエス・キリストは、信じる私たちに対して、聖霊様を遣わされること。


 第二に②聖霊様が「新しい契約」の保証人として来られる時、私たちはイエス・キリストの「証人」として、天上の力が着せられるのです。そしてその後、「地の果て」に至るまで、神の福音を宣べ伝えることになります。その時に、私たちは「信仰」を継承する以上、決して「一人(単独)」で走っている訳では無い!これを是非覚えておいて下さい。


小羊の「刻印」をリレーする
 結論になりますが、小羊なるキリストの「刻印」とは、如何なるものでしょうか?「割礼の有無は問題ではなく、大切なのは、新しく創造されることです。このような原理に従って生きて行く人の上に、つまり、神のイスラエルの上に平和と憐れみがあるように。・・・・私は、イエスの焼印を身に受けているのです。」(ガラテヤ書6章15~17節)この御言葉にある「イエスの焼印」、これこそが小羊の「刻印」、即ち私たちは永遠に、イエス・キリストの「もの(属する者)」であり、「最後の審判」の時における、その身分(キリストの花嫁という所属)を表す、重要な証拠(しるし)となります。


 それに対して悪魔サタンは、「この世」の刻印(666)を押すべく、必死に「キリスト者狩り」を実行しています。「イエスの焼印」とは、原語的には「イエス・キリストが打たれた傷跡」です。十字架に至るイエス・キリストの「傷跡」は、信じるキリスト者にとって「贖いの力」、そして「癒しの力」であり、私たちの永遠の希望である「復活の力」のサインです!この世の権力を打ち破り、「死」を恐れることの無く、天上を目指す「信仰」の源となります。


 そうです!「あなた(私)」は、たとえ「世(エジプト)」にあっても、信仰のリレーを継承する、霊的ヨセフ・チーム(ランナー)の一員です。神の偉大なる「宣教リレー」が、純粋に走り続ける「あなた(私)」を通して、更に拡大して行くのです。そういう意味で、あなたの上に「天上の信仰」が、更に豊かに増し加わり、聖霊様の主導のもと、あなたの信仰の「土台」が、イエス・キリストに固く据えられますよう、主イエス・キリストの勝利の聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2023年9月24日のメッセ-ジ)


☆バルナバ・ブログ福音薬局 

英語版(エステル処方)は以下から! 

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ

にほんブログ村

×

非ログインユーザーとして返信する