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命と心の健やかなる成長のために!
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私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

神の大庭(No.31)

                              不変の定め




脂肪は全て主のものである。脂肪と血は決して食べてはならない。これはあなたたちがどこに住もうとも、代々にわたって守るべき不変の定めである。
                                                                                                          【レビ記3章16~17節】


「不変の定め」の意味
 「定め」や「規定(ルール)」というものは、私たちの人間関係をバランスよく、かつ効率的に成り立たせていく上で、非常に重要なものです。不思議なことに父なる神が、本来の人(アダムとエバ)に与えた「定め」は、たった一つでした。それは「エデンの園にある、全ての産物を食してもよい。但し・・・・」という、あの有名な「ご命令」です。このように「定め」や「ルール」には、必ず「但し」などの条文が付加されています。


 父なる神の今回の「規定」は、不変の定めです。これは偽らざる神の、代々にわたって守るべき「不変の真理」です。そしてそれは、真の神を信じる私たちキリスト者(神の民)が、神の「ご計画」の中にあって、豊かに祝福されていく上での、「神の法則」を示しています。今回の規定の中で父なる神は、初めて献げ物を捧げる場合には、「脂肪」及び「血」だけは、絶対「口」に入れてはならないことを命じています。


 今回の規定には、「さもなければ・・・・」などの罰則規定は、一つも記述されていません。ただ神が追加して命じていることは、「代々にわたって守るべき不変の定めである。」と、強く断言している点です。つまり子々孫々に渡って、絶対にこの「定め」を変えてはならない!こと、そして絶対に守り通すこと!が、要求されているものです。この「定め」を忠実に遵守したら、どうなるのか?という点も、何も記述されていません。


 しかし、この不変の「ご命令」の中には、創造主なる神の永遠の決断が示されており、それは信じる私たちキリスト者に対する、神の偉大なる「約束(契約)」が保障されているのです。それ故に、この「不変の定め」を守り行わなかった場合に、父なる神の「祝福」から切り離されるという、霊的に恐ろしい出来事に陥ることも、私たちは聖霊様から戴く「上」よりの知恵により、正しく読み解く必要があるのです。


「脂肪」は全て神のもの
 私たちが知るべき第一の重要ポイント、それは「脂肪は全て神のものである!」という点です。霊的には「脂肪」というものが、全て主なる神に属するものである!ことです。具体的には、主なる神が私たちの人生に対して、日々関わる様々な取扱いというものが、たとえそれが好まざる「出来事(経験)」であっても、それを絶対に不信仰的に捉えて、「環境」や「人」のせいにしたり、「自分自身」を責めたりしてはならないことです。また「自分の人生が・・・・のようでああったら、今は~しなくても済んだのに」などと考えること、これも「脂肪」を自分で取扱い、自分に属するものとした愚かな姿勢です。


 しかし覚えて下さい!私たちがイエス・キリストを、「真の救い主」として受け入れ、信じるようになった出来事は、私たちが自分の力で選択したことではありません!主なる神の一方的な「恵み」により、「私」という存在が〇〇年〇〇月〇〇日に、母の「胎」に命を宿したことによって始まり、「その時」から主なる神が、「私」をイエス・キリストに出会わせるべく、様々に取扱ってきたからこそ、今の自分があるのではないでしょうか!


 そして主なる神は、今も尚私の人生を、一秒一秒見逃すことなく、ねんごろに取扱って下さっている、即ち「私自身が主のものである!」という信仰に立たなければ、私たちはすぐにも「私の人生のこの時は不要でした!」、「今の自分は、とてもじゃありませんが、御前に出ることの出来ない、つまらない自分です!」などの、不平を吐くことになります。


 しかし主なる神は、私たちの「弱さ」もご存知です。それ故に私たちは、「不平」などの汚れたものが生じた場合には、それをすぐさま、主なる神が用意する「祭壇」上に携え行き、「主よ、私は汚れの全てを、あなたの御前に持って参りました。私には処理できません!あなたにお委ね致します。」と、謙虚に告白することが必要です。すると主なる神は、聖霊様の働きを通して、私たちの余分な「脂肪」の全てを取扱われる過程で、私に付着する「汚れ」の全てをも聖めて下さり、私たちの「霊」の奥深い領域に至るまで、生きた聖なる状態へと造り変えて下さいます。


 ところで、「脂肪」と「血」は腐り易く、病原菌が発生し易いパーツです。それ故に「絶対食べてはならない!」と、父なる神が一般生活の面において、定めているのではないでしょうか。それと同時に、霊的な奥義としてこの二つのパーツは、「主のもの」である、つまり絶対不可侵の領域にあるもので、それは善悪の木の「実」と同様の、霊的奥義を意味する「定め」です。主なる神に属するものを、自分も享受したい、つまり「自分のもの」として欲することは、全てサタンの意思から生じる「罪」です。


 例えば「私の言っている事は正しい!」、「私のポジションの方が優っている!」などと思うこと自体が、既に「自分のもの」をもって、相手(他者)を支配しようと欲する「罪」の一例です。ですから、「脂肪と血は決して食べてはならない」という「定め」は、食欲レベルのことを規制するものではなく、私たち自身の中にある「罪」の法則によって、私たちが例えば、主なる神の取扱いの次元を、自分流に解釈(判断)するなどの、愚かな「肉の次元」に陥らないよう、私たちに対して霊的に注意喚起している、神の霊的ガイドラインを指しています。


永遠に守り行うべき「定め」
 主なる神が定めた「不変のルール」を、私たちが霊的に正しく知る時に、私たちは①自分が「弱い」存在であること、そして②私たちが「脂肪」と「血」を、ことごとく主なる神に捧げることが、神の大いなる祝福にあずかる、神の霊的一族(キリストの家族)へと至る、一番の近道になることを体験します。


 アダム(エバ)が本来受けるべき、父なる神の偉大なる遺産は、この「不変の定め」を、忠実に守り行っていくか否かにかかって来ます。「不変」とは、別の言葉で言い換えるならば、「永遠」を指します。「永遠の命」に至る道は一つであり、近道も唯一つしかありません。それは、神が命じた一つ一つの「定め」を、聖霊様の助けにより永遠に(常に)、かつ忠実に遵守していくことです!


 そうです!あなたは、子羊(イエス・キリスト)の、貴い「血」に染まった「聖なる衣」を、いつも(永遠に)着続けて、父なる神の永遠に変わらぬ、「愛」の懐に立ち返りましょう。あなたが、主なる神の取扱いの中で、最終的にイエス・キリストによる、「和解」という素晴らしい領域に導かれ、完全に「神のもの」とされた、新しい「あなた」が創造されることを、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!


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