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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

急患診療(No.37)

                  目覚めよ!若人たちよ
 



ヨエルに臨んだ主の言葉。老人たちよ、これを聞け。この地に住む者よ、皆耳を傾けよ。・・・・これを、あなたたちの子孫に語り伝えよ。・・・・その後、私は全ての人に我が霊を注ぐ。あなたたちの息子や娘は預言し、老人は夢を見、若者は幻を見る。・・・・主の御名を呼ぶ者は皆、救われる。主が言われたように、シオンの山、エルサレムには逃れ場があり、主が呼ばれる残りの者はそこに居る。
                                                                                        【ヨエル書1章1~3節、3章1,5節】
 
「将来」に対する不安感
 「目覚めなさい!」と言われた際、私たちは「その時」ボンヤリしていたり、「今まで全く気付きませんでした。」などの状況にあった時に、初めて感じる概念ではないでしょうか。今回主なる神が命じられている御言葉の場合、それは「今までの考え方を180度変えて、これからどう行動すべきか?を正しく捉えながら、神の御心に従っていく」ことを教え示しています。この御言葉は「老い」も「若き」も、如何なる世代に共通して通用するものです。
 
 今回の神の「御言葉」の出だし、それは「老人たちよ、これを聞け。」です。即ち、この時代のイスラエルには、若人たちが敵の「捕囚」として連れ去られ、残ったのは老世代だけという、将来に関する希望を抱くことが、ほぼ望みようも無い人々たちに対する、神からの励ましの「メッセージ」でした。
 
 さてあなた(私を含めて)が、ここ数年感じておられることでしょうが、2014年は箱根・御嶽山が噴火し、2015年は九州では桜島・霧島・阿蘇山と、続け様に全国規模で火山が活発化したり、また巨大台風が次々と発生し、日本列島を蹂躙するなど、天変地異の如き巨大災害が起きています。そんな中ツイッターを始めとする、ネットのコミュニケーション・サイトの口コミでは、「今の日本は何かおかしい!余りにも天災が多すぎるから、大仏でも造って祈ったら・・・・」などの、変わった噂話(呟き)で賑わいました。
 
 それ程に今の若者世代にも、ひしひしと迫り来る災害に対する、「恐怖」と「不安」が色濃く反映されていると言えます。余りにもリアルな映像が、ネット社会というスピーディーな流れの中で、現実味を帯びてくるものですから、超自然的な次元の中で「日本」が、ズタズタに翻弄されているのではないか?という、疑念(不安)が増しているのかも知れません。
 
「2015年9月19日」を境として・・・・
 ところで2015年の9月19日、それは私たち日本人にとって、決して忘れてはならない、国家的に特別な日になりました。この日の午前2時頃に、愚かな政治家たちが訳の分からぬ方法をもって、ある法案を可決しました。この法律を巡って、2014年の暮れから2015年に渡って、物凄い数の人々が国会議事堂前に集まり、「そんな法律つくったら、日本は必ず戦争に至ってしまう。絶対に法案反対!」と訴えるデモが始まったのです。このデモが、余りにも毎日規模が拡大するものですから、一気に可決(強行採決)した日が、2015年の9月19日でした。
 
 この日を境として、日本は変わり始めます。それが良い意味で変わるのか、恐ろしい過去の歩みを繰り返す方向で変わるのか、それは定かではありません。しかし日本国民の中に、一つの大きなうねりが始まったことは間違いありません。そういう意味で日本の若人の方々は、非常に重要な時代に生きています。あなた方がこの時代を「どう捉えて生きていくのか?」が問われています。もう眠っている時ではありません。そうです!目覚める時です。目覚めた後、あなた方が「今!目の前で起きていることを、しっかりと正しく捉えながら、如何なる希望をもって祈り、信仰により前進して行くか?」によって、この日本は神の「救い」にあずかるか否かが決定するからです。
 
神の「うねり」が始まる時
 さてあなたは、神による霊的に大きなうねり(サウンド)が聞こえていますか?即ち、神の素晴らしい「救い」のご計画が、日本に既に始まっている!という「津波」の如き轟音です。実は今から七十数年前のリトアニアのカウナスにおいて、日本の領事館の外交官として、新しく赴任してきた杉原千畝、彼にはまさしく神の「救い」のご計画という、一つの歴史的うねりが聞こえました。それは日本領事館の門前に、来る日も来る日も群がる、ある民族集団の「訴え」でした。彼らはナチス・ドイツの迫害により、ポーランド及びヨーロッパ各地から逃れてきた、「ユダヤ人難民」の一団でした。


 外交官としての杉原は、この事態に対して非常に悩み祈り始めました。人道的見地から彼らを「救う」べきか、それとも外交官(国家公務員)として、日本からの通達(外交命令)に従い、日独の同盟関係上彼らを無視するか、そのどちらを選択すべきか?と。その時、神が彼に不思議な「知恵」と「力」を与え、彼は遂に決断します。一キリスト者として、一人の命も無視すること無かれ!と。そして毎日毎日、集まって来るユダヤ人に対して、「命のビザ」を手書きで発給し始めたのです。
 
 その結果、何と総勢約六千人ものユダヤ人が、日本(敦賀港)を経由して、欧米各地へと渡航し生存できました。杉原千畝の功績は、当時(及び戦後)の日本においては、当然認められることがありませんでした。しかし、彼が為したユダヤ人の「救い」は、実は今の時代にも同様の、民族的「うねり」として継続しているのです。


 「杉原千畝」同様に、私たちは名も無き、一見何の役にも立たなき者の如き、そんな一個人かも知れません。しかし聖書は、そのようなあなたに対して、明確に「聞きなさい!」と命じています。それはかつてバビロン帝国と、それに続くペルシャ帝国によって、民族的「捕囚」となったユダヤ人の生き残りに対して、主なる神が尚も大いなる希望のメッセージを投げかけたものと同様のものです。「あなた方は決して見捨てられること無く、必ず歴史的うねりの中で取扱われる。その時に再び、あなた方が神の御声に聞き従い、心から神の救いを呼び求めて、悔い改めるのであれば必ず救われる!」と。
 
 正直言って私は、「果たして日本は、今後どうなって行くのであろうか?」などと不安に駆られることが時々あります。老人が老人を介護しなければならない、今の日本に未来への「希望」はあるのでしょうか?若者のあなた方が社会に出て、働き出したら分かることですが、「税金」だけが増大している、日本の経済的現実(借金まみれ)の数々。この日本に、果たして「夢」があるのでしょうか?「然り!」、神による「希望」のみがあります。
 
「老い」も「若き」も必ず変わる(救われる)!
 全ては主なる神から、如何なる霊的うねり(サウンド)を受け取り、それを正確に聞き分けながら、神が示す(導く)通りに生きることで、あなた(一日本人)の「救い」が始まる(見えてくる)のです!この時に語られた神のサウンドとは、「その(荒廃し切った)後、私(主なる神)は全ての人に私の霊(聖霊)を注ぐ。その時には、あなた方の息子や娘は(必ず)預言する。」という、驚くべき内容でした。
 
 聖書が語る預言とは、「予言」のことではなく、この世に生きる人々が知らない、霊的次元(見えざる領域)のことを明確に悟り、神は必ず生きる道(術)を示して下さり、如何なる状態にあっても、神の「御力」を受けて生きることが出来るなど、神の救いの道を常に示して下さる!という、生きる上での「確かな道筋(真理)」のことです。その「預言(神のお言葉)」を、先ず「息子」や「娘」などの若人たちが、次々と語り始めるのです。
 
 続いて、希望無き者と呼ばれていた「老人」たちが、若者たちに「夢」を語り出すのです。「夢」とは、将来に対して如何なる者からも、拘束されることの無い自由と、大胆に生きることの出来る力を、自分たちは必ず戴く!という、確かな人生の保証です。前述したように今の日本人の若者にも、少しずつ何かの「うねり」が起き始めています。彼らは、たとえ「今(現実)」がどうであれ、如何なる組織からも拘束されること無く、自分たちの自由な発言(デモ)を語ることを、スローガンとして活動していくことに特徴があります。彼らは個々に、何かの統一したポリシーを持っている訳ではなく、只この国の「将来」を案じ、訴えるべく駆けつけて来たに過ぎません。
 
 そうです!まさに日本の若人たちに、「天」よりの炎(聖霊の力)が降る時、残りの世代を占める老世代に飛び火し、日本は必ず変わり(救われ)ます。「老い」も「若き」も、共に主なる神によって、新しく造り変えられる「その時」が、まさに目前に迫っているのです。
 
 「夢」と「幻」を与える真の神が、あなたに聖い霊(聖霊様)を送られる時、日本の「救い」が既に始まっています。どうか2015年の9月19日という、この歴史的分岐となる「神の時」を忘れないで下さい。あなたは神の「恵み」によって救われ、今!このヨエルの「預言」を戴きました。その戴いた神の「御言葉」を信じて、あなたが多くの人々に対して、神の大いなる正しき道を示す、確かな道しるべとなりますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!


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