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Terminal Faith(No.18)

一つの「金の像」




山から人手に拠らず切り出された石が、鉄、青銅、陶土、銀、金を打つのをご覧になりましたが、それによって、偉大な神は引き続き起こることを王様にお知らせになったのです。この夢は確かであり、解釈も間違いございません。


ネブカドネザル王は一つの金の像を造った。高さは60アンマ、幅は6アンマで、これをバビロン州のドラという平野に建てた。
【ダニエル書2章45節,3章1節】


「神の石」vs「金の像」
 今回の記事にある「金の像」は、歴史的に見てバビロン帝国時代のみに、国家的プロジェクトとして造られたものではなく、今の時代にも同様の現象が、少しずつ見え始めていることを、先ず前提として覚えて下さい。特に「一つの・・・・」、そして「金の・・・・」という修飾語が、非常に重要となります。


 「鉄、青銅、陶土、銀、金」(45節)とは、世界的な帝国の覇権を目指す、様々な国家像の喩えです。そしてダニエルが説く「金」とは、最高に価値ある金属であり、バビロン帝国に代わる覇権国家の完成像、「ローマ帝国」の台頭を指しています。しかし同時にダニエルは、これらの帝国勢力(鉄、青銅、陶土、銀、金)が、ただの「山から人手に拠らず切り出された石」によって、次々と撃ち滅ぼされることも説きました。


 そうです!悪魔サタンが、今の時代に台頭させるべく、様々に計画している「新ローマ帝国(世界統一政府)」も、この唯一の「石」によって、完全に撃ち滅ぼされることになるのです。この「石」とは、片隅に捨てられた石、即ちイエス・キリストのことです。「生ける石」イエス・キリストが、創造主によって再び、この呪われた大地に来臨される時、新しい「天」と「地」、即ち「神の国」が再興されるのです。今がまさに「直前の時」です!


四つの事例から見る「兆し」
 ご存じのように「金」は、最高価値の金属であり、永遠の輝き(光沢)を放ちながら、多くの人々の心を魅了します。それに対して、そこら辺に落ちている「小石」に、人は目もくれません。何処にでもある、価値無きものと見なしているからです。しかし覚えて下さい!「金」は、金の鉱山を掘れば、必ず見つかる「石(岩)」の塊ではありません。人目に付かない程、見えない「砂金」という粒の物質を集めて、集めたものを高温の火で溶かし、その後に型に流し込んで精製した結果、ようやく目に見える「金塊」になるのです。


 まさに「今の時」、霊的な面において、この「一つの金の像」が、造り上げられつつあります。それは何でしょうか?ある人は、それを「共産主義」と解釈します。またある人たちは、それらの世界的動きを見て、「グローバリズム」と呼びます。今から記す「四つの事例」は、その「兆し」を指しているかも知れません。先ず「第一の事例」として、米国の経済状況悪化に伴う、危機的な債務不履行(デフォルト)状態に対する、米国政府(特に財務省及びFRB)の動きです。


 この「第一の事例」は、次の「第二の事例」である、世界的なデジタル通過統合への移行に繋がってきます。デジタル通過統合という経済政策は、各国の中央銀行(FRBや日銀など)において、少しずつ制度面及び実施時期を巡って、様々に準備が整いつつある段階にあります。仮に各国のデジタル通過が、世界的に一元管理されたとしたら、例えば「世界経済が一つになり、人類が一つの共通の通貨単位で、物の売買が出来る故に、経済格差が少しずつ解消するなど、素晴らしい平和な世界になる!」などと、聞こえようは「良き知らせ」に思えますが、その実体は個人の「売買データ」が、国家に管理されることで、一人一人の自由な「動き」そのものが、経済的に制限されるなど、逆に全人類が支配されることになります。


 「第三の事例」は、WHOが世界統一政府の出先機関として、いよいよ2024年5月から、その「下地造り」に取り掛かることです。最後の「第四の事例」は、Chat-GPTの世界的普及に見られるように、AIの急速な進化により、聖書そのものが、自分たちに都合の良い「経典」として、御言葉が書き換えられる(霊的塗替)ことです。実は米国では、既にPETA(アメリカの動物保護団体)が、新しい「聖書」をAIによって作成し、彼らの活動理念に取り入れています。中国政府も既に、自国の安定支配に都合の良い方向性に、聖書を書き換えています。しかし、万軍の主なる神は厳しく命じています。「あなた達は私が命じる言葉に何一つ加えることも、減らすこともしてはならない。私が命じている通りにあなた達の神、主の戒めを守りなさい。」(申命記4章2節)


 仮にグローバリズムを推進し、一元化した世界宗教を産み出そうとする、サタンに支配された勢力が、イエス・キリストを旧メシヤと解釈(断定)することで、これから登場する新メシヤ(反キリスト)に、都合の良い聖書の言葉を集積し、全ての宗教にコラボする「掟」を、新しく作成するとしたら、今まで宗教的対立が解消され、スムーズに一元化を図ることが可能となります。


 このように、これらの四つの「事例」を通して、今後如何なる悪しき次元が、益々増加して行くのか未知数ですが、ただ明確に言えることは、サタンは着実に、新しい「一つの金の像」を造り上げ、全ての人類を支配しようと画策していることです。


 ところでネブカドネザル王は、先見者ダニエルを通して、驚愕すべき預言の説き明かしを、明確に示されたにも関わらず、巨大な「金の像」を、何故造ったのでしょうか?全てがサタンの「計画」から始まりました。先ずサタンは、王の側近の「野心」に働きかけます。即ち、知恵者ダニエルと三人の友人の、飛躍的な出世に対して「脅威」を抱かせ、続いて「敵意」の種を霊の中に蒔きました。


 その結果、彼らの一致した「策謀」が、一つの「罠」を仕掛けるべく、王の「偉業」と「威光」を祝う式典として、その記念事業として「金の像」を建立する許可を、ネブカドネザル王に取り付けたのです。この種の悪しきサタンの「企て」は、エステル記に登場するハマン、そしてイエス・キリストに対して、「死罪(石打ちの刑)」の女性を突き出した、パリサイ派の陰謀事件に見られます。


 ちなみに今回の「金の像」は高さ26m、幅が3.5mの巨大な偶像、しかも黄金に輝く「目に見える偶像神」です。ですから、この「金の像」を見上げた瞬間に、多くの人が膝を屈めて拝します。これがサタンの「戦略」です。つまり「金の像」に対して、拝まない連中をあぶり出すこと、これが「金の像」を造った目的です。見るからに素晴らしい、「一つの偶像」を造り上げてしまうと、大抵の人々が騙されて拝むからです。


 しかしイエス・キリストは、悪魔サタンの「策謀」に対して、私たちに次のように軍令を発します。「戦いなさい!」ではなく、「(彼らの悪しき次元から離れて)直ちに(神の聖なる領域に)逃げなさい!」と。そうです!私たちの唯一の「救い」は、イエス・キリストの御翼に宿る(隠れる)ことです。


七つの「宝石」を戴いている!
体は一つ、霊は一つです。それは、あなた方が、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、全てのものの父である神は唯一であって、全てのものの上にあり、全てのものを通して働き、全てのものの内におられます
【エペソ書4章4~8節】


 悪魔サタンの「暗闇」の勢力は、一生懸命に一つの「世界(グローバリズム)」から台頭する、「金の像(反キリスト)」を産み出すことに奔走していますが、最終的にその「金の像」は、唯一の「生ける石(巌)」、主イエス・キリストによって粉砕されます。パウロは明言します。唯一の「御体」に連なる私たちは、霊的に七つの「聖なる宝石」を戴いている!と。それは①唯一の神の「御体」、②唯一の御霊(聖霊)、③唯一の希望(天上から来る望み)、④唯一の主君(至高者)、➄唯一の信仰、⑥唯一のバプテスマ、⑦唯一の神(万物の創造主であり命の源なる神)です。


 これからの数年間は、「現実」としては恐ろしい、不安な時代となりますが、霊的次元においては、真の花嫁(エクレシア)にとって、非常に興奮する「神の時」を迎えます。それ故に、私たちは天上の「知恵」をもって、「神のビジネス」に勤しむべく、「神の経済」を受け取りましょう!また新しい「神の言葉」をもって、多くの人々を神の「救い」に導きましょう!


 私たちが互いに、神の「命の言葉」に固く立ち、七つの麗しい「宝石」を戴きながら、唯一の「御体」なるイエス・キリストに、更に固く結び合されて参りますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2023年5月28日のメッセ-ジ)


☆バルナバ・ブログ福音薬局 

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