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命と心の健やかなる成長のために!
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信仰の完成(No.32)

                   体・魂・霊のクリ-ンアップ




その日、モ-セの書が民に読み聞かされ、アンモン人とモアブ人は神の会衆に永久に加われないと記されているのが分かった。・・・・人々はこの教えを聞くと、混血の者を皆、イスラエルから切り離した。
                                                                                      【ネヘミヤ記13章1~3節】


ネヘミヤの「改革」
 聖書の「記録(歴史)書」の殆どは、必ず「締めくくり(完結)」が、最後に添えられます。しかし不思議なことに、「ネヘミヤ記」の場合はそれが見当たりません。勿論「ネヘミヤ記」に関して言えば、それはネヘミヤ自身が総督として、行政的記録書を日誌の如くに、淡々と書き残した訳ですから、あくまで任官した時期のみの記録です。


 しかしそれと同時に、彼は最後の霊的改革として為したことを、13章に記録した訳ですが、それは途中(未完)段階にあることも、正直に記録しています。それは取りも直さず、聖霊様が今も尚、この霊的刷新(改革)を継続するように!と、今に生きる私たちキリスト者にも、盛んに促していると言えます。


 「クリ-ンアップ」の意味は、語源としては「綺麗にする(聖い状態にする)」ことです。普段何気なくしていること、例えば「朝起きたら、必ず顔を洗うこと」、これは何故そうしているのでしょうか?実は日本民族にとって、当たり前の朝の「クリ-ンアップ」が、水資源の乏しい地域に住む民族にとっては、全く習慣にもなっていない、そういうことがあります。しかし日本人にとって朝の「洗顔」は、まさしく「清め」の儀式と言えます。


第一の「クリ-ンアップ」
 今回のネヘミヤの第一(最初)の改革は、イスラエルの共同体から、異民族(異邦人)との姻戚関係者の全てを、エルサレムから完全に分離した(追い出した)ことです。今日世界的に多く見受けられる、戦争避難民(例えばシリア内戦)の人道的支援の観点から見ますと、これは「酷過ぎるのでは?」と思える仕打ちですが、実はこの改革の中に、非常に重要な奥義が語られています。


 先ず「エルサレム」という領域が、本来如何なる「土地」であるのか、ネヘミヤは「歴史書」から読み聞かせました。するとイスラエルの歴史において、モアブ人やアンモン人、またペリシテ人たちが、幾度となく侵略し、政治的・経済的圧力ばかりでなく、宗教的にも様々に介入(或いは誘惑)し、偶像崇拝を強要することで、民族的に汚した(聖さを犯す)事実があったのです。


 では「今の現状は如何か?」と、ネヘミヤが民に対して問い質すと、全員が「そうだ!昔と変わらず、我々の中にもそれが続いているではないか!」と、赤裸々に「汚れ(汚物)」を告白し出しました。つまり「エルサレム」自体が、主なる神が住まう聖い「宮(御家)」ではなく、ただの「ゴミ屋敷」と化している!ことに、彼らは気付いたのです。


 私たちの生活環境においても、「ゴミ」や「汚物」などは、直ぐにも片付けて処分すべく、クリ-ンアップ(清掃)します。それと同様に、神の宮に悪しき「汚れ(汚物)」が混入しますと、それは只のゴミ留場になります。では「神の宮」のクリ-ンアップ(清掃)は、如何なる手順で進められるのでしょうか?


聖霊様の聖めの「手順」
 先ず「この世」から生じる、様々な「ホコリ(霊的呪い)」を、聖霊様の聖い「掃除機(聖めの取扱い)」によって、完全に吸い取ってもらうことです。そうすることで、次に聖霊様は、子羊(イエス・キリスト)の血潮に、十分浸された「雑巾(聖なる衣)」をもって、私たちの「霊」の汚された領域を、完全にふき取って下さいます。


 そうしますと、続いて私たちの「霊」から、「これ(このまま)では駄目!もっと更に・・・・」などと、気付き(霊的渇望)が始まります。これも聖霊様の取扱いです。そうです!私たちの側に、神に対する激しい「飢え渇き」があるのであれば、赤子の如くに泣き叫ぶ(乳を慕い求める)のではないでしょうか!それが無い場合に、聖霊様は「赤信号(気付き)」を点滅して下さいます。


 例えば、私たちが霊的に祝福されていない場合、その原因は「主なる神が本来与えようとしている、様々な祝福を受け取れない状況がある!」つまり私たちの霊の周りには、霊的な「茨」と「おどろ」が繁殖しているからです。では何をすべきか?簡単な言い回しですが、雑草や生い茂った障害木は、仮払って一箇所にまとめて焼却処分することです。


 聖霊様の「聖め(クリ-ンアップ)」の働きは、一気に始まって、一気に終わる訳ではありません。私たちに必要なことは、聖霊様の「ペ-ス」に従い、その取扱いの「手順」を謙虚に学ぶことです。その第一段階が「気付き」です。「私たちの群れの中に、異邦人との混血人が大勢いる!」と。


 そして第二段階として、彼らを「エルサレム・コミュニティ-」から、完全に分離することです。そうすることで、ようやく神の「祝福」が回復し、悪しき「縄目(世的な呪い)」から、完全に解放されることになります。


 そうです!霊的な「呪い」を、主なる神の豊かな「祝福」へと変える、その唯一の方法が、全てを「聖め(クリ-ンアップ)」ることです。私たちは自分の「体」に関しては、定期的にクリ-ンアップします。しかし「魂」と「霊」は、中々点検もしませんし、ましてや「聖め」て戴く!という認識もありません。


 私たちの中には、「心の中に妥協する部分」、「これでいい!と勝手に思っている部分」、「仕方ない!と思っている部分」がないだろうか?と、様々に解釈する「弱さ」があります。聖霊様は、そのような「弱さ」を含めて、私たちに「祈り聖めなさい!」と、叱咤激励して下さいます。


 私たちは、直ちに祭壇上に「祈り」を持って行き、世的な「思い(判断、解釈)」等を、完全に焼き尽くして戴くのです。「主なる神よ、あなたが真実に私を祝福して下さるのであれば、まとわりつく霊的呪いの全てを、御子イエス・キリストの流された、貴い十字架の血潮によって聖めます!どうか全ての呪いを除去して下さい。」と。


 私たちの「魂の部屋」、そして「霊の部屋」において、聖霊様が日々豊かに「クリ-ンアップ」して下さいます。聖霊様の使用する掃除道具は、「聖めの炎」や「聖めの油」、「聖めの水」、そして「子羊の衣」です。これらのものを通して、私たちは日々「クリ-ンアップ」されて行くのです。


 あなたが聖霊様の「ぺ-ス」に従い、その取扱いの「手順」を謙虚に学びながら、日々「聖め(クリ-ンアップ)」の恵みを、確実に受け取って参りますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!


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