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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

Terminal Faith(No.16)

         四人に仕えた「世話係」




世話係はこの願いを聞き入れ、十日間彼らを試した。十日経ってみると、彼らの顔色と健康は・・・・どの少年よりも良かった。それ以来、世話係は彼らに支給される肉類と酒を除いて、野菜だけを与えることにした。
                                       【ダニエル書1章14~16節】



今の時代の「世話係」とは?
 今回の記事に登場する「世話係」とは、単なる「給仕役(下僕)」ではありません。それは一国の首脳級リーダー(大統領、首相等)に仕える、「補佐官(護衛官)」的な重職です。実は、今回の「世話係」が四人に仕えたのと同様に、「今の時代」においては御霊なる神、即ち「助け主」聖霊様が、私たちを常に護衛し(守り導き)、私たちが如何に行動すべきかを、丁寧に教え示して下さいます。


 そうです!ギリシャ語で、「パラクレイトス」と称される聖霊様は、私たちと四六時中「共に側に(パラ)」」居て下さり、如何なる時にも私たちを、必ず助けて(クレイトス)下さいます。そして私たちの霊的品性を、イエス・キリストに似た、麗しい「聖なる器」として仕立てて下さるのです。


 聖霊様は驚くべき重要な「働き」を、今後の私たちに用意しておられます。はっきり申し上げて、私たちが生きる「今の時」は、如何に生きて行くべきか、中々定まりの付かない程、混沌とした時代と言えます。世界中でサタンによる「欺き」が進行し、霊的バビロン帝国(最後の砦)の復興の為に、悪霊に唆された「悪しき者」が従事しています。悪魔サタンは、創造主が定めた「聖なる秩序」を、次々と破壊しながら、人間中心主義の「肉の法則」の中に、多くの人々を虜(奴隷)にしています。


 それ故にイエス・キリストは、間もなく来られ(再臨され)ます。悪魔の「最後の砦」を粉砕し、真の花嫁(エクレシア)を、御国の「婚礼」に招く為です。サタンは多くの人々を、自分の「汚れ」の領域に誘い込むべく、様々に騙すことを得意とします。しかし彼ら四人の場合は、自分に与えられた民族的品性を、聖い状態に保つべく、バビロンの「汚れ」を、一切自分の中に入り込ませないよう、あえて「野菜」と「水」だけを食する、一大決心を「世話係」に上申した結果、限定的「試用期間」が認可されました。


十日間の「試用期間」
 そして、いよいよ十日間に渡る彼ら四人の、「試用期間」が始まりましたが、侍従長と世話係はハラハラするだけです。他のエリート集団と違って、何となく「貧弱に」見える(映る)からです。そして遂に十日間が過ぎた時(翌日の早朝)に、侍従長は全員を点呼します。横並びになった彼らを見て、侍従長は「合格基準チェックリスト」に応じて、一人一人を採点して行きます。全身の「見栄え(健全性)及び出来栄え(体力)」と、顔の「艶(美的品性)」の度合いを、熟練した感性をもって見定める為に。


 すると彼ら四人だけが、他の若者たちには見られない、見め麗しい程の聖い「品性」が、体全体から溢れ出ていました。そうです!彼らを見ただけで、惚れ惚れする程の「聖さ」が、顔色から滲み出ていて、かつ体力的な「強さ」が、他の若者たち以上に結実していたのです。ですから、彼ら四人のテスト結果は、全員「満点」であったのに対し、他の若者たちは「満点」が、一人もいませんでした。


 今回の記事から示される、第一の重要ポイントは、イエス・キリストが語られる、次の福音の御言葉にあります。「あなた方は世の塩である。・・・・あなた方は世の光である。」(マタイ書5章13~14節)イエス・キリストが示す「世の光」とは、何を意味しているのでしょうか?イエス・キリストが、「光」という言葉を用いられる時、それは「光」を見た者が「真実の光」であると確認でき、「光」ある所に行けば、必ず「麗しさ」が満ち溢れているなど、「真実」の基(源流)があることを、信じて求める者に伝えています。


 それに対して、悪魔サタンが提供する光(イルミナティ)は、世が提供する「偽りの光」です。しかしイエス・キリストが用いる「世の光」の場合、それは「この世」の全てを、「真実」で満たすことの出来る程の、神の聖なる「栄光の覆い」です。ですから私たちが、イエス・キリストの「光」で覆われる時、それは私たちの「生き方」や「品性」、そして「立ち振る舞い」や「行動」の全てに至るまで、イエス・キリストの聖なる「永遠の美」が、豊かに溢れ出ることを意味しています。そうです!彼ら四人の優れた品性に、十日間に渡る神の「聖さ」が付加された時、侍従長と世話係の「懸念」を払拭する、神の「勝利(合格点)」が決定付けられていたのです。


 これからの「終末の時代」の中で、私たちキリスト者に対して、悪魔サタンは様々な「汚れ」を、巧妙な「光」と偽りの「塩味」をもって、「福音(神の料理)」の中に混入させて、まるで本物の如くに提供してくるでしょう。そのような霊的危険な時代の中で、私たちが霊的に食すべき「糧」は、「命のパン」なるイエス・キリストだけです。そうです!イエス・キリストの「御言葉(福音)」だけに、私たちの霊的「飢え渇き」を純粋に保ちましょう!


聖霊様に従って参りましょう!
 第二の重要ポイントは、今の時代の「世話係」が、守護主(助け主)なる聖霊様である!という点です。今まで以上に私たちは、聖霊様との関係を「密なるもの」として、「信頼(共に命を懸け合う程の信頼関係)」し合い、「協調(共に働き合う関係)」し合う、そのような聖なる「交わり」を、常に求めて参りましょう!護衛官として働く「世話係」の、一番重要な「働き(任務)」は、私たちキリスト者が「真の花嫁」として、この世の一切の「汚れ」から、完全に断ち切られた「聖なる状態」を、常に監視し保全することです。


 悪魔サタンは、主なる神の「創造の秩序」を、ことごとく破壊することで、人が持つ本来の麗しい「品性」を、次々と「汚れ」の次元に落とし込むことで、人をサタンの奴隷と化しています。それに対して聖霊様は、私たちキリスト者が「キリストの花嫁」として、常に聖く守られるように!と、常に働いておられます。


 私たちの花婿なるイエス・キリストは、聖なる乙女たちに対して、三つのものを託して出かけられました。先ず①祈りの炎を灯し続ける「聖なる油」です。次に②「私は必ず戻って来る!」という、一番大事な「ご命令」を信じて待つ、「聖なる愛(熱情の炎)」です。最後に③花婿が仕立ててくれた「聖なる衣」を、常に聖く保ちながら、いつも着続けることです。


 彼ら四人が最終的に勝利したように、私たちも霊的「十日間」を経た後に、賢い「聖い乙女」として、花婿に相まみえることになります!「その時」には、サタンの敗北が決定付けられます。その後彼ら四人は、どうなったのでしょうか?荒れ果てた、そして汚れに満ちた時代の中で、彼らは神の「知恵」に満たされ続けて、時の権力者たちに対しても、決しておじ惑うことの無い、威風堂々とした信仰姿勢で、「時代」を先読みする、「先見」の言葉を証言することになります。


 そうです!イエス・キリストの麗しい花嫁たちが、今!まさに聖霊様を通して、「仕上げの段階」から「証言の時」へと、霊的に完成されつつあることを、是非信じて参りましょう!私たちも、その一人(聖なる乙女)として、「世話係(護衛官)」なる聖霊様のもと、十日間訓練されているのです。


 あなたが「神の宮」なる霊の領域に、決して「汚れ」を入れることが無いよう、神の「聖別」の取扱いに、素直に応じて参りましょう!あなたが更に、神の聖い「安息」の領域へと、日々召し出されて参りますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2023年4月30日のメッセ-ジ)


☆バルナバ・ブログ福音薬局 

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