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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

クリスマス・メッセージ2020

                      神の救い-逃れの道-




彼ら(学者たち)が王(ヘロデ)の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びに満ち溢れた。家に入って・・・・彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。
                                                        【マタイ福音書2章9~11節】


「一年」を振り返って
 今年(2020年)は未だ終わっていませんが、一年前の私たちは、まさか来年(今年)が、これ程の大激動の時代に入るとは、予想もしていませんでした。いつもの光景でしたら、クリスマスを迎える年の暮れには、「この一年は色々あって、大変な年だったけど、来年はきっと・・・・」などと、期待感をもって「次の年」を待つのですが、今年だけは様相が違います。


 殆どの人が、「あー、いつになったら(コロナ禍が)収まるのだろう。来年も駄目かも知れないなー!」などと溜息ばかりつく、そんな年の暮れではないでしょうか?物凄い力を持った、「見えない敵」との戦いに明け暮れる毎日の中で、「一息」つく時(ゆとりの時)が無くなると、私たちは心身が折れて、遂には倒れることになります。


 そうです!私たちは「こんな試練は、とてもじゃないが耐えられない!」と、叫び声を発する程の、大変な「災い」の中を、一年間過ごしてきた訳ですが、来年は如何なる「信仰」を抱き、更なる「希望」をもって、生きて行ったらよいのでしょうか?


神が与える「ギフト」
 人が語る「希望」の言葉は、一時的な「慰め」と「励まし」を与えますが、場合によっては直ぐに消滅します。しかし覚えて下さい!「神の言葉」が与える(保障する)「信仰」と「希望」は、永遠に生きたものであり、その人の「魂」を力強く揺さぶり、その人の「命」を保障し、神の「ご計画」の中で、その人の「人生」に、「呪い」や「災い」ではなく、真の「喜び」に満ちた神の「平安」を、常に惜しみなく与えるものです。


 神の「救い」は求める者に対して、必ず与えられるものですが、「与えてしまったら、そのまま放っておく」と言った次元のものではなく、与えた以上は「宝の如きギフト(贈り物)を用いるように!」と、正しいガイダンスをもって丁寧に導き、後になって「あ!この救いのギフトがあったから、私は今まで確実に守られ、こんなにも祝福された歩みが、毎日用意されていたんだ!」などと、必ず「救い」の素晴らしさを確認できるものです。


 今回の記事に登場する学者(博士)たちは、ある晩のこと西の彼方に、今まで観察したことの無い、力強い光を発する「不思議な光(星)」の出現を確認しました。そこで彼らは、その星の出現の意図を探るべく、西方に向けて出立します。その際、彼らは(恐らく自分たちの私財を投げ売って)三つの「贈答品」を用意しました。


 彼らが用意した三つの「ギフト」は、①黄金、②乳香、③没薬でした。これらのギフトは、献上する対象が身分の高貴な者、つまり王族か上級貴族に限られます。彼らは、この三つの「贈答品」を携え、「不思議な光(星)」の導かれるままに、遠き西方の異国の地に出立しました。そして遂にベツレヘムの町の、とある馬小屋に辿り着くことが出来ました。


 到着するや否や、彼らは馬小屋の中に立ち入り、飼い場桶に寝ている「赤子」の前に膝を付いて、まるで王様に謁見するかの如き姿勢で、赤子に対して礼拝しました。見も知らぬ「赤子」に対して、何故このような礼拝を、彼らは捧げたのでしょうか?それには一つの理由、つまり彼らの「霊」を突き動かす程の、激しい「飢え渇き」が、彼らには以前からありました。


 ご存じのように「ローマ帝国」は、今の時代で言えば、隣国のC国などの巨大な専制(独裁)国家に相当します。ですから当時の小国家の殆どが、ローマ帝国の支配を余儀なくされ、ローマ帝国の法治の下、重税を課せられるなど、大変な苦難の中にありました。ユダヤも例外ではなく、傀儡政権のヘロデ王は、更なる重税と労役を国民に課すなど、この時代は民にとって、「暗黒」という名の恐怖が、彼らの「心」と「霊」を覆っていました。


 実は今日の世界は、この時代以上の「暗闇」が、悪しき勢力によって拡大していると言えます。「新型コロナウィルス」そのものは、感染症をもたらすと言えども、ただの生物に過ぎません。しかし、この「ウィルス」の拡散を防ぐ名目で、政府が私たちの活動の自由を規制したり、如何なる宗教的「集会(礼拝等)」を、国家権力をもって制限するのであれば、この時代と何ら変わりがありません。彼らの激しい「飢え渇き」とは、まさしく「暗闇」を打破する真実の「光」、即ち彼らの「霊」を暗黒の領域から、完全に開放することの出来る、「救い主」の現れを待望することに他なりません。


 彼らは続いて、大事に運んできた三つの「ギフト」を、一つ一つ丁寧に差し出しました。その様子を、驚愕の思いで見ていたヨセフとマリヤは、不思議な「驚き」の念を抱きながら、ただ呆然と立ち尽くすのみでした。何故なら、「赤子」の前に献上されたものが、先ず輝かしい光を放つ「黄金」、続いて一生懸けても、恐らく手に入れることの無い、貴い「乳香」と「没薬」が、まさに目の前に捧げられたからです。「乳香」とは、英語でフランキンセンスと言い、別名「オリバナム」と呼ばれる香料の一つです。そして物凄い甘美な「香り」と、また奥深い神秘的な芳香を放ちます。古代の王族や貴族階級にとって、この乳香は無くてはならない程、重宝されていたもので、黄金に匹敵する程の高級品でした。


 次に「没薬(ミルラ)」とは、「没」の文字から埋葬、或いは葬式のための「薬」と思いがちですが、この「没」はアラブ語やヘブライ語で、味覚として「苦い」を意味する言葉ですが、香りとしては「乳香」とは違った、強烈な良き香りを発します。このミルラは、ミイラの語源にもなりましたが、恐らく腐敗防止のために、高度に処理された「ミイラ(死体)」と共に、丁寧に付加された防臭剤という、重要な役割を担ったのではないかと思われます。ですから、この「没薬」も非常に高価で、王族にしか取引されない、黄金以上の超高価なものでした。


 「真実の光」に導かれた彼らが、何故そのような高価な「ギフト」を、惜しみなく捧げることが出来たのでしょうか?実はその答えとなる鍵が、やはり「不思議な光(星)」の存在にあります。恐らく彼らは、最初は頭(三次元的知性)で考えて、この三つの「ギフト」を用意しましたが、ここ(馬小屋)に至って、「不思議な光(星)」が照らし出す、飼い葉桶に眠る赤子の、威光と尊厳に満ちた、麗しい「御顔」を見た瞬間、止めども無い真の「喜び」に満ち溢れ、何の躊躇も無く、ストレート(素直)に献上しました。


 彼らは「ギフト」を献上した際に、眠れる赤子から発する「光」の中に、ある光景を見出しました。それは全ての人類を覆う「暗闇」が、この方(赤子)の誕生を通して、一気に勢力を失い、やがては「真の光」が、地上の全てを照らし出すことで、神の「救い」が地上に満ち溢れる!という、素晴らしい光景です。そうです!「救い主」御子イエス・キリストの御顔を見た瞬間に、全ての「苦しみ」「抑圧」「縛り」などが、一気に消え失せる程の「神の力」が、今まさに目の前に眠る、赤子の「御顔」の中に見出されたのです!


世界を覆う「暗闇」
 今日の世界は、まさしく「真実の光」が、再び現れ出ないことには、もう耐えられないレベルの「暗闇」の力に、心身が抑え込まれる状況にあります。見えない「敵(ウィルス)」ばかりでなく、先に進めない「恐怖」の連鎖により、心身が折れるどころでなく、引きちぎられる程の苦難の中にあるからです。


 私たちは日本に住んでいては、とても分からないことですが、今日のアメリカ国民は、かつてのような「(人権を尊重される)自由」と、「(個人の自主的な)力」が保証される、民主主義国家と言えなくなる、大変な状況下(暗雲立ち込めて、間もなく大嵐の如き状態)にあります。


 例えば、二十世紀の終わり頃から始まり、特に2016年に起きた、黒人に対する「警官の銃による射殺」の事件以降、全米各地で展開している差別反対運動の中に、「BLМ運動」という名の活動があります。それは「Black Lives Matter」と言い、元々は黒人の「生命」を擁護する、穏健的な「差別主義撤廃運動」に過ぎませんでした。


 しかし、この「BLМ運動」を利用して、政府(国家)の為す全ての政策に「異」を唱え、国家の秩序の全てを転覆させようと、一般国民を扇動しようとする、闇の勢力が台頭してきています。彼らの主張の特徴は、「今の黒人が差別されるようになった、そもそもの原因は、アメリカの建国に始まった、キリスト教の信条に基づく宗教的価値観と、キリスト教を信じる白人至上主義者たちの横暴にある!」と説きます。


 実はオバマ政権の頃から、顕著に現れ出た数々の政策の中に、彼らの説く「主義(イデオロギー)」が取り込まれ、実際の学校の教育現場の中に、以前は聖書的な価値観に基づく、倫理(道徳)教育が当たり前だったのに、2012年からはキリスト教的な単語を、教師は一切語ることが無きよう、法律的に指導され始めました。


 その結果、アメリカの教育現場に、特に子供たちの間に、「何」が起きたのかと言えば、過激な「思想」に傾倒し、実際的な力に訴える行動、つまり「暴動」に走る若者が増加することになります。私たちの日本においては、考えられないレベルの「思想摩擦」が、一般の国民生活の中に拡散しています。


 例えばクリスマス・シーズンにおいて、普通は相互に祝福し合って言い交す、「メリークリスマス!」という表現が、(クリスチャン以外の)聞く者にとっては、「自分の宗教を侵害した!」と捉える可能性があるので、そのような言い回しは、出来るだけ使用しないように、仮に相手を祝福したいのであれば、「ハーピーホリデー!」という表現に変えるよう、教育指導されます。


 このような政治的及び信条的、また社会的中立性を尊重する思想を、ポリティカル・コレクトネスと呼んでいますが、それを拡大解釈して、個々の持つ宗教や価値観、また人種的偏見などによって被る、如何なる差別をも排除しようとする、極端な「思想」も同時に拡散しています。


 ところでローマ帝国の傀儡王である、ヘロデが一番に恐れていたことが、実は一般民衆の持つ「救い(解放・独立)」の思想(言論)や、実際に過激な行動(テロや暴動)に走る、様々な民衆リーダーの台頭でした。ですからヘロデは、如何なる小規模の「動き」と言えども、各地に派遣した密偵の報告により、事前に隠蔽工作を謀るなど、ローマ帝国・ユダヤ総督府に対して、一切の「反乱」無き、従順な国家であることを示していました。


 同様に私たちの「日本」も、全ての日本人が、「真の光」を知ることが無きよう、次から次へと「暗闇(サタン勢力)」の支配が拡散しています。だからと言って、私たちは恐れる必要がありません!イエス・キリストが、あなたの為に「救い主」として誕生されたことは、揺ぎ無き「神の事実」です。この「神の事実」を受け取ったあなたは、神の「救い(贖い)」を戴いた以上、全ての「災い」からも、完全に脱出するこの出来る「神の力(保障)」が、自動的に与えられているからです。


 学者たちが献上した、三つの貴い「ギフト」は、この後ヨセフたちが導かれることになる、長期の「エジプト亡命」生活の資金源となります。確かに私たちは、今年から始まった「コロナ禍」によって、見えない敵の「感染拡大」に恐れ、絶えざる「不安」な生活を強いられていますが、「今の時」にも、救い主イエス・キリストの、永遠の「救い」を受けて、健やかに生かされています!このことを覚えて、私たちは常に感謝を捧げましょう!


 来る年(2021年)に、あなたの周りに様々な出来事が起きたとしても、「真の希望」の光なる方、イエス・キリストが確実に、あなたを正しい方向へと導き、「あの時、神の真実の言葉が、私に指し示されたからこそ、私は今、乗り越える(脱出する)ことが出来ました!」と、必ず証言できる一年でありますように!


 新しい年においても、あなたには神の「救い」が保証されています。あたなが「神の救い」という、素晴らしいギフトを用いる時に、「真の希望」が訪れます!あなたに与えられる「神の計画」が、来る「新しい年」において、決して「災い」や「呪い」ではなく、確実に「喜び」に満ち溢れた人生として、あなたの全ての歩みに渡って、日々建て上げられ、かつ完成されることを、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2020年12月20日のメッセージ)


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