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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

急患診療(No.40)

      汚れた霊どもよ、この日本から出て行け!
 
 
・・・・イエスが舟から上られるとすぐに、汚れた霊に取りつかれた人が墓場からやって来た。・・・・イエスを遠くから見ると、走り寄ってひれ伏し、大声で叫んだ。「いと高き神の子イエス、構わないでくれ。後生だから、苦しめないでほしい。」イエスが、「汚れた霊、この人から出て行け」と言われたからである。・・・・汚れた霊どもはイエスに、「豚の中に送り込み、乗り移らせてくれ」と願った。イエスがお許しになったので、汚れた霊どもは出て、豚の中に入った。・・・・イエスが舟に乗られると悪霊に取りつかれた人が、一緒に行きたいと願った。イエスは・・・・言われた。「自分の家に帰りなさい。・・・・主があなたを憐み、あなたにして下さったことを、ことごとく知らせなさい。」・・・・
                                                                                                 【マルコ福音書5章1~20節】
 
「少数」であっても・・・・
 私たち日本人キリスト者は、日本という国の中で小さな群れに過ぎず、何となく虫けらの如き「少数」かも知れません。しかし主なる神が、いったん「事」を始めますと、最後の大収穫のために、この日本から多くの魂が救われるべく、鍬を剣として、鎌を槍として手に取る、そんな神の農兵(収穫の働き人)が起こされる!ことを信じて下さい!
 
 そうです!これからの時代は、名も無きキリスト者が、イエス・キリストの御心に聞き従う中で、共にキリストの体(エクレア)を建て上げるべく、恵みを分かち合いながら、神の「戦略」を共有し合うなど、聖霊様を総司令官とする勇者たちが、次々と呼び集められる、最後の「大収穫」の時に入っています。ですから私たちは、イエス・キリストにある「希望」を抱いて、共に祈り進んで参りましょう!
 
 「戦い」は既に始まっています。私たち日本人キリスト者は、霊的なイスラエル人として、反キリスト軍団との「最後の戦い」に、いずれは招集されることになります。もしかしたら日本には、既に悪魔サタンに派遣された、悪霊の一個師団が駐屯しているのかも知れません。そして、日本人を次々と霊的に足枷をはめ、頑丈な鎖につなぐなど、封じ込め(捕囚化)作戦を展開している!そんな感じが否めません。
 
 何故なら、主なる神による「最後の戦い」の時には、偉大なる花婿イエス・キリストが来臨し、その瞬間から自分たちが、「敗北の時」へと向っていることを、彼らは知って(気付いて)いるからです。日本は今まで、歴史的に神の「恵み」を享受しながら、神の「救い」を受け取る、そんな「救い」の機会に恵まれていました。しかし「今の時」、神の大収穫を阻止するべく、日本に駐屯する悪霊一個師団が、遂に牙をむき暴れ始めたのです。
 
レギオンよ、出て行け!
 さて当時のユダヤでは、豚は汚れた動物ということで、家畜として飼育していませんでした。では誰が飼育していたのかと言えば、それは在留ギリシャ人たちでした。二千頭を飼育していたことから、恐らく裕福なギリシャ人の所有する、家畜の群れだったのではないでしょうか。原因不明とは言え、その二千頭もの豚が、突然に溺れ死んだものですから、このギリシャ人はカンカンに怒ったはずです。
 
そして、今回登場するゲラサ人の病人は、毎回地元住民から「悪霊に憑かれた不浄のもの(犬・畜生に劣るもの)」というレッテルを貼られ、酷い差別を受けながら乞食の如き生活を為していました。彼は「どうして自分だけが、こんなにも酷い人生を強いられるのか?こんな状態には、もう耐えられない!真の人としての生き方が欲しい。私を創造して下さった神が居るのであれば、どうか助けて欲しい!」と、必死に(気違い様に)叫び声を上げていました。
 
 その彼の元に、イエス・キリストが訪問なさったのです。すると彼を支配する悪霊が、彼の唇を使って「いと高き神の子、イエス・キリストよ!」と唸り始めました。その瞬間、彼の霊は気付きます。「え!神の子だって?そしてイエス・キリストという名前・・・・」と。すぐにも「助けてくれー!」と叫びたかったのですが、尚も悪霊が彼の唇を支配していました。
 
 「わーイエス様!こんなの初めてです。」と、怖気づく弟子たちにイエス・キリストは、「黙れ!恐れることは無い。」と制した後に、彼に面と向かって「汚れた悪霊どもよ、直ちにこの者から出て行け!」と叱りつけました。彼は霊の耳で、はっきり確認しました。「あ!遂に来た。」と。そしてその瞬間、全身全霊をもって叫びました。「神の子、イエス・キリストの御名により、私の中に巣食う悪霊どもよ、直ちに私から出て行け!」と。・・・・同時に悪霊たちは「嫌だ、嫌だ!まだ置いといておくれー。」と、逆にお願いする始末。
 
 悪霊の懇願の声を聞いたイエス・キリストは、怒りを露わにして「それは絶対に許さない。お前の名は何というのか?」と叱りつけました。すると悪霊たちは、本性を露わにして「我らは、悪魔様の配下レギオンである!大勢の軍団を率いているから、精鋭部隊の我らに、お前たちが挑んでも勝てやしないぞー!」と、脅しながら答えました。ちなみにギリシャ語で「レギオン」とは、軍団という意味です。
 
 それに対してイエス・キリストは、決して怯(ひる)むこと無く、「否!直ちに出て行け!」と、更に強く叱りました。さすがに威勢を張っていた悪霊たちも、遂には降参します。「では、せめて我らが出て行くべきところを、捜してくれないだろうか。」と。たまたま二千頭もの豚の群れが、遠くに居るのを確認したイエス・キリストは、彼の霊の奥底で狼狽する悪霊の首領に対して、最後のとどめの言葉を宣言しました。「よし、出て行け!」と。
 
「真の住処」に立ち返る
 悪霊が出て行き、本来の人に戻った彼は、イエス・キリストに感謝を捧げると同時に、弟子の一人として付き従うことを願い出ましたが、イエス・キリストは「あなたには為すべきことがある!」と、丁寧に断りました。そして「あなたは直ちに家族の元に帰り、自分に起きたことの一部始終を報告し、主なる神が為して下さった、この事実を語り伝えなさい!」と念を押されたのです。彼はイエス・キリストの返答に驚愕ました。何故なら彼は、自分が生まれてきた意味、そして今後どうしたらよいのか等の、生きる道しるべを、イエス・キリストから端的に示されたからです。
 
 彼は、イエス・キリストの示した「道しるべ」通りに、すぐに家族の元に帰り、事の一部始終を報告しました。すると家族全員が神の「救い」にあずかります。今まで呪われた家系とレッテルを貼られ、世間から隠れるように暮らしていた彼の家族が、突然祭り騒ぎの如くに喜びに満ち溢れ、堂々と街中を歩く様を見て、近所の住民までもが、彼の語る神の「奇跡」に耳を傾け、遂にはそれまで信じていた、ギリシャの神々への信仰を捨て、真の「救い主(贖い主)」、イエス・キリストの御名を信じたのです。
 
 さて今日の日本は霊的に、何を「住処」として生きているのでしょうか?私たちキリスト者の場合は、「神の宮」を住処としています。しかし他の日本人は、歴史的にずっと彷徨い続けています。ある者は、今回のゲラサ人の如くに「墓場」を住処としています。その「墓場」とは、過去の驕りという亡霊が住む墓場です。彼らは亡霊に足枷をはめられていることにも気付きません。またある者は、マモン(金権主義)という名の偶像に縛られ、小さな犬小屋の如き世界を住処としています。
 
 そんな中私たちは、イエス・キリストを師(真の羊飼い)とする、一人の弟子として日本に遣わされています。イエス・キリストが、この世に遣わされた目的、それは父なる神が望んでおられる、「一人として滅びることが無きよう」、「贖い(救い)」の御業を、十字架の死(はん祭)によって現すためです。ですから、私たちも師と同様に遣わされた者として、日本に巣食う悪霊集団に対して、堂々と宣戦布告すべきです!
 
 日本を支配するレギオン部隊は、もう気付いています。「どうか来ないでくれ。お前たちは眠ったままでよい。目覚めないでくれ!」と。しかし最高司令官イエス・キリストは、私たちに直弟子(将軍)として、次のように宣戦布告するよう、重要な軍令を発しておられます。「イエス・キリストの御名によって命じる。汚れた悪霊どもよ、この日本から出て行け!」と、信仰の言葉を宣言し前進するようにと。
 
 そうです!私たちは、目の前の現実(日本の有様)がどうであれ、主なる神の「贖い(救い)」の御業を打ち立てるべく、日本に遣わされている精鋭部隊です。好むと好まざるとに関わらず、私たちは最後の戦いに召し出されています。それ故私たちは、イエス・キリストが為される、一つ一つの「軍略(ご計画)」に、忠実に従って参りましょう。
 
 日本のレギオンは、いよいよ騒めき立つことでしょう。もしかしたら彼らは、アジアの中で最大の霊的砦を、この日本に置いているのかも知れません。真の主、唯一の神による偉大なる大収穫の時が、間近に迫りつつある「今の時」に、あなたが神の軍兵として、聖霊様を通して豊かに練り聖められ、神の号令が発せられる時には、真っ先に馳せ参じることが出来ますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!


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