二つの「銀のラッパ」
主はモーセに仰せになった。「銀のラッパを二本作りなさい。それは打ち出し作りとし、共同体を呼び集めたり、宿営を旅立たせる為に用いなさい。二つとも吹く時には、共同体全体があなたの元に、臨在の幕屋の入口に集まる。一つだけ吹く時には、イスラエルの部族の長である指導者(族長)があなたの元に集まる。
【民数記10章1~4節】
二本の「トランペット」の意味
今回の御言葉に記述されている「ラッパ(トランペット)」、それは動物の角を用いて作られた、いわゆる「角笛」ではなく、金属製の「銀のトランペット」です。主なる神が、実際にモーセに対して、この金属製のトランペットを作製する際に、「打ち出し作り」としなさいと、具体的な作製方法を命じられましたが、金と銀を比べた場合に、実は銀の方が①打ち叩いて、②適度な厚さで伸ばし、③立体的な形状に仕上げる等、制作する上で利便性に優れていることから、銀を「打ち出し作り」とした事が伺えます。
続いて主なる神は、銀のトランペットを作製するに当たり、具体的な数として「二本」と指示されましたが、この数字にも意味があります。これは本数を意味するというより、トランペットから流れ出る、サウンドが「二通り」ある、つまりAタイプとBタイプのサウンドの、「違い」を聞き分ける為に、「二本」のトランペットを作製したのではないでしょうか。
ここから示される単純な「真理」は、二通りのパターンから吹き鳴らされる、その音(サウンド)の違いは、「誰もが分かる(聞き比べる事が出来る)!」という点です。ご存知のように「音(サウンド)」は、ある面で「サイン(シグナル)」を発します。つまり「信号」としての情報です。今回の記事には、二種類の「信号」情報が、具体的に指示されています。銀のトランペットを「一本」で鳴らす場合と、「二本」で鳴らす場合に、その「信号サウンド」が、明確に二通りのシグナルになるからです。
二通りのシグナル・サウンド
今回の記事から示される、二つの重要ポイントに関して、先ず①何故トランペットが、「銀」をもって作られたのか?という点です。「金」「銅」「鉄」ではなく、「銀」を用いること、これには深い理由があるのでしょうか?銀は、日本語で「しらがね」とも言います。金(こがね)の次に、麗しい「色彩」を表現するもの、それが銀です。 恐らく主なる神は、銀の物理的な価値や、制作する上での利便性も重視したかも知れませんが、私は銀製のトランペットが吹き出す、その「音色(サウンド・カラー)」が、他の金属の音色よりも、独特の特色があったからでは無いかと推測します。
続いて第二のポイント、②何故銀製のトランペットを、「二本」作ったのか?という点です。前述したように、主なる神は「一本」で吹き鳴らす場合と、「二本」で同時に吹き鳴らす場合の、二通りの「音響」を発することで、明らかな「違い」をサインとして示す為です。具体的に3節において、「一つ」で吹き鳴らす時には、各部族のリーダー(長)のみが、大祭司の「宿営」に集結するサインであること。そして「二つ」で同時に吹き鳴らす時には、イスラエルの全家が「幕屋」に、同時に集結する(召し出される)サインです。
つまり銀のトランペットが鳴る時、それはある面で、主なる神の「召集(Calling)サウンド」であり、自分の「命」の全てを捧げて、神の御前に「出る時」です!今の時代は、聖霊様が私たちに対して、次のような「召集(Calling)サウンド」を、常にかつ盛んに発しておられます。「主なる神の御前に出て来なさい!主イエス・キリストとの、親しいし交わりの場に座しなさい!神はあなたを、直々に呼んでおられるから。」と。その時に私たちは、信仰の父アブラハムの如くに、「主よ、私はここ(あなたが居ます所)におります!」と、喜んで出る(座す)のです。
聖霊様は何故、「一本」のシグナル音ではなく、「二本」のシグナル音を、別々に発するのでしょうか?それは私たちの側に、罪から生じた「肉のサウンド」、つまり悪魔サタンの発する、甘い声(偽りのサウンド)に魅了(誘惑)され易い特性があるからです。そういう場合に聖霊様は、二通りのシグナル・サウンドをもって、私たちに警告的なサインを、分かり易く発するのです。「そっちの水(世の水)は苦いよ!」と。
覚えて下さい!聖霊様だけが、私たちを「金」のように、そして「銀」のように、霊的に「打ち出して」、聖い器へと造り変えて下さいます。しかし私たちは、罪の性質が残存する為に、実は聖霊様の「打ち出し造り」に、様々に抵抗する所があります。それでも聖霊様は、私たちに強く臨まれ、執り成して働かれます。「あなたはもっと、更に聖い器へと造り変えられ、最高に麗しい銀の器に、最終的には宝石の如き貴い器へと、造り変えられ、そして完成されることを、主なる神は望んでおられるのです!だからこそ私は、あなたを常に打ち出す(叩く)のです。」と。
故に私たちは、聖霊様の召集サウンドに、ためらわずに聞き従いましょう!あなたを「有用な器」として、個人的に召集する(召し出す)場合には、一本のトランペット・サウンドで十分です。それに対して、全てのキリスト者たちが、万軍の主の御前に膝を屈め、霊と真によって礼拝を捧げる場合には、二本のトランペット・サウンドが響き渡ります。 迫害が目前に迫る、今の「終わりの時」に、使徒パウロは次のようにアドバイスします。「集まる(召集に応じる)ことを、決して禁じてはなりません!」と。
召し出されたエクレシアとして
エクレシアは何故、呼び集められた神の民(兵士)として、今の時にコールされるのでしょうか?今回の記事に登場する銀のトランペットは、①呼び出す「召集ラッパ」です。それに対して、民数記10章5節以降に登場するトランペット(角笛)は、②出陣を知らせる「出陣ラッパ」です。「出陣」とは、戦い(戦さ)に臨むことです。「終末の時」にも尚更、私たちの信仰の耳にとって、この二通りの召集サウンドが、聞き逃してはならない、重要な出陣サウンドとなります。
こうして、時が満ちるに及んで、救いの業が完成され、あらゆるものが、頭であるキリストの元に一つにまとめられます。天にあるものも地にあるものもキリストの元に一つにまとめられるのです。キリストにおいて私たちは、御心のままに全ての事を行われる方のご計画によって前もって定められ、約束されたものの相続者とされました。それは、以前からキリストに希望を置いている私たちが、神の栄光を称える為です。
【エペソ書1章10~12節】
このパウロの力強い御言葉(手紙)には、私たちが「今の時」に、①如何なるサウンドによって集められ、②何処に向かって進軍(出陣)し、③如何なる戦いに臨んで行くのか、その重要な指針が、霊的かつ具体的に描かれています。然り!私たちキリスト者は、たとえ一人一人が、小さな個体(バラバラな器)に見えても、イエス・キリストの元に集結した、大きな「一つの体(軍勢)」です。最終戦場は、いよいよ「日本国」にも、偉大なる「豊作の時」として用意されています!
あなたが一人の日本民族として、今の「終わりの時」に生かされ、いよいよ霊的出陣の時に、聖霊様の「召集サウンド」を真っ先に受け取り、「さー、喜び勇んで集まろう!イエス・キリストの元に、一つとなって身を捧げよう!」と告白し、大胆に前進(出陣)できますよう、主イエス・キリストの聖名で、祝福してお祈りします。アーメン!(2025年7月27日のメッセ-ジ)
次回は・・・・Terminal Sound(3/27掲載)です。
☆バルナバ・ブログ福音薬局
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