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Terminal Hope(No.30)

K・バルナバ

     全てが繋がる神の救い

 

 


ペテロは我に返って言った。「今、初めて本当の事が分かった。主が天使を遣わして、ヘロデの手から・・・・(敵の)あらゆる目論見から、私を救い出して下さったのだ。」・・・・ペテロは、マルコと呼ばれていたヨハネの母マリヤの家に行った。そこには、大勢の人が集まって祈っていた。門の戸を叩くと、ロデという女中が取り次ぎに出て来た。ペテロの声だと分かると、喜びのあまり・・・・家に駆け込み、ペテロが門の前に立っていると告げた。・・・・

          【使徒行伝12章11~15節

 

神が繋ぐ「点」と「線」

 世界中が政治的にも経済的にも、「混迷」と「騒乱(戦争含む)」が続く中、私たちキリスト者は、このような時代を、如何に正しく見て行くべきか、また生きるべきでしょうか?主なる神が為されることは、たとえ「今の現実」に意味が無きことのように思えても、全ての事に神の「救い」が用意されている!こと、これを常に覚えて下さい。

 

 聖霊様は「今の時代」に、私たちに対して激しく臨んでおられます。「時が良くても悪くても、信仰の目を大きく開いて、神の時を興すべく、信仰の唇をもって、御言葉を大胆に語りなさい!」と叱咤激励しながら。覚えて下さい!「人の時」から見て、何の意味も無い「過去の時」、「今の時」、そして「先の時」という各時点には、「神の時」という、誰も切ることの出来ない「線(神の永遠の救い)」が、聖霊様によって繋げられているのです。

 

 そうです!神が繋ぐ「線(赤のライン)」には、必ず御子イエス・キリストによる「救い(贖い)」が、確実かつ永遠に用意されています。この創造主なる神の「救い」は、過去において、現在において、そして将来に渡って、更に継続しながら、神の正しい(真実の)目的(ご計画)があります。過去のペテロを見て下さい。彼は師匠が逮捕された時、公前で「私は彼を知らない(関係者ではない)!」と言った、ある面裏切者でした。

 

 しかし今の彼は、はっきりと宣言(証言)します。「みじめで弱き私であっても、イエス・キリストの救いは、昨日も今日も、そして明日も永遠に変わること無く、上よりの力をもって、私を常に導き、将来において用意されている、新しい天と地を受け継ぐ実子として、イエス・キリストは私を永遠に愛して、守り支えて下さっている!」と。

 

 ペテロは、敵(迫害者)の収監所(牢屋)から、神の不思議なる介入により、完全に解放された時、元の自分に返りました。その時彼は 、明確に「ある事実」を認識しました。「つい先ほどまでは、頑丈で重い二本の鎖に繋がれ、四人一組の総勢16名の捕縛状態から、完全に解き放たれて、今は自由に突き進むなど、足取りも軽く歩いている!」という、三次元的事実を確認したのです。

 

 そして思わず彼は、神に対して感謝の祈りを、力強くも声を鎮めて(黙して)捧げました。「私は、完全に贖い出されている。私を縛る者は誰もいない。主なる神の偉大なる御力は、敵の力を完全に打ち滅ぼし、もはや何の力も無く、ヘロデの権力の手は無力である。私を逮捕する者は皆無である!あなたは永遠に称えられる程の、大いなる神だから。」と。 

 

神の完全なる「救い(救出作戦)」

 ペテロが告白した、「主が天使を遣わして、ヘロデの手から・・・・(敵の)あらゆる目論見から、私を救い出して下さった」(11節)の言葉にある、「救い出して下さった」という表現は、時節として過去形ではあっても、今後も継続している未来進行形の言い回しです。

 

 今回私たちが知るべき第一の重要ポイント、それはペテロが確認した、二つの「神の事実」を、私たちも学ぶ(確認する)必要があるという点です。そこで、先ず第一の「神の事実」ですが、それは「主なる神は必ず、ご自身を信じる者一人一人に対して、神の使いを遣わして下さる!」ことです。これは単に、神が「守護天使」を、各自に派遣しているという意味ではありません。それは「助け手」であり、「代弁者」なる方、またある時は「知恵」と「啓示」を、瞬時に知らせて下さる方、即ち「聖霊様」を示しています。私たちの傍らにて、常に働かれる聖霊様は、ありとあらゆる「世の権力」、汚れに満ちたサタンと、悪霊の持つ「悪しき力」などから、完全に贖い出すべく、折に適った「助け」を与える神の使いです。

 

 私たちは過去において、神が贖い出して下さった、様々な「神の事実(体験)」があります。その一つ一つの体験を点として結びますと、その点と点を結ぶ線の中に、ある一貫性があることに気付きます。それは神の完全なる「エクソダス(脱出の道)」が、点と点の中に線として用意されている!ことです。この線のことを、神の「救い(贖い)」と言います。

 

 続いて第二の「神の事実」ですが、それは「敵(迫害者)の全ての計画が、事を起こす前に完全に消去された!」ということです。即ち「神の御力」が、「世(人)の力」を完全に打ち負かした!という、紛れもない事実です。この二つの「神の事実」は、私たちが①見るべき、②思うべき、③探るべき、④呼び求めるべき、神の「救い(贖い)」です!私たちは「過去」において、如何なる体験を経ていたとしても、真実の神の「救い」が、自分を力強く牽引している限り、そこには神の御力に満ちた、完全なる「救い」が継続しているのです。

 

 覚えて下さい!イエス・キリストの「救い」を体験した者は、必ずイエス・キリストご自身を求めて、更に近付いて行くのです。イエス・キリストの「救い」に、更に一体としてあずかるべく、イエス・キリストの①御思い、②御丈、③御働きにまで、自分の忠誠(誠実さ)の全てを捧げるのです。聖霊様は私たちに対して、何を掻き立てているのでしょうか?それがイエス・キリストに対する、全き「従順」と完全なる「結び付き(一体化)」です。私たちは①イエス・キリストにあって、②イエス・キリストと共に、③イエス・キリストの中に、自分が存在しているが故に、決して揺るがされることがありません!

 

「真実の声」を聞く信仰

 この後ペテロは、聖霊様の導きにより、マルコと呼ばれていた、ヨハネの母(マリヤ)の家に行くことになります。彼が今回経験した、神の大いなる事実を分かち合う為でした。然り!マリヤの家という一つのエクレシアに、聖霊様は彼を遣わしたのです。多くの人々が近隣から集まって、このエクレシアで祈っていました。ある時、玄関戸を叩く音を聞いた、この家の女中ロデが玄関に向かい、静かな声で「どなたですか?」と、戸口の内側から尋ねました。

 

 するとペテロは「私だよ、ペテロだよ。」と、いつもの声で返答しました。ロデはとっさ的に理解(認識)しました。「あ、ペテロ様の声だわ!」と。今の時代において、私たちは「霊」の扉を叩いて語る、その「声の主」を、正しく知る(認識する)必要があります。何故ならば、「偽りの声」が氾濫している、悪しき時代だからです。この時のロデは、ペテロの声を「真実(ホンモノ)!」と、明確に理解したのです。

 

 そしてロデは、家の中に居た人々に、ペテロの帰還を伝えました。ところが彼らは、「ロデさん、あなたは偽りごとを言っている!」と、全く取り合ってくれません。このエクレシアで起きたことは、今の時代にも同様の反応として、必ず起こることを覚えて下さい。殆どのキリスト者が、実は花婿なる方の「御声」に、純粋に反応できないなど、愚かな(怠惰な)信仰姿勢に陥る危険性があります。

 

私は主の御業を思い続け、いにしえに、あなたの為さった奇跡を思い続け、あなたの働きを一つ一つ口ずさみながら、あなたの御業を思い巡らします。神よ、あなたの聖なる道を思えば、あなたのように優れた神があるでしょうか。あなたは奇跡を行われる神、諸国の民の中に御力を示されました。御腕をもってご自分の民を、ヤコブとヨセフの子らを贖われました。

          【詩篇77篇11~15節】

 

 この御言葉に、四つの重要なキーワードがあります。それは主なる神の御業を①思い起こす(remember)、神が過去(いにしえ)において為された、不思議なる御業を②何度も呼び求める(recall)、神が為さった様々なことを③思い巡らす(think about)、神の力ある御業及び行動を④黙想して祈り待つ(meditate)こと、この四つの信仰行動です。

 

 ペテロは我に返った時、呆然と立ち尽くしていた訳ではありません。次に何が持ち受けているのか、全く予想も付かない中で、聖霊様に導かれるまま、単純に信仰を働かせて行動しました。ロデも行動しました。ペテロの声が「真実だ!」と分かった瞬間、仲間に告げ知らせました。さて「今の時」に、聖霊様はあなたの「霊」の中に、何を届けているのでしょうか?然り!花婿なるイエス・キリストの、真実の御声です。

 

 あなたが歩んで来た「過去」における点、「今」経験している点、これから起きる「将来」の点、それら全てが一つの線(神の救いのライン)として繋がった時に、神の「贖い」の御業は、常にあなたを導き続けます。そして、今から後も永遠に渡って、キリストの大船団として歩み(船出)が、あなたの人生に用意されていることを、是非祈り求めて行きましょう!

 

 どうぞあなたが、花婿なるイエス・キリストの御声を、ロデの如くに真っ先に、信仰を働かせて聞く(捉える)ことの出来る、真の花嫁として整えられて参りますよう、イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2024113日のメッセ-ジ)

 

☆バルナバ・ブログ福音薬局 


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