バルナバ・ブログ村診療所

命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

Thanksgiving(No.12)

                 天の故郷を求めて感謝する




主は・・・・アブラムに言われた。「さあ、目を上げて・・・・東西南北を見渡しなさい。見える限りの土地全て、私は永久にあなたとあなたの子孫に与える。・・・・さあ、この土地を縦横に歩き回るがよい。私はそれをあたなに与えるから。」アブラムは天幕を移し、ヘブロンに・・・・来て住み、そこに主のための祭壇を築いた。
                                                                                                        【創世記13章14~18節】


「何」も見えてこないフィ-ルド
 ご存知のようにアブラハムは、元々「アブラム」という名前で、一人の族長の跡取り(御曹司)でした。その彼が突然に、主なる神の命令に従い、甥のロトと共に、自分の故郷ウルを捨ててまで、新しき土地カナンに住む!という、彼の人生始まって以来の、最大の決断をしたのです。


 そして遂にカナンに到着し、いよいよ一族の繁栄を願って、「商売開始!」と思った矢先に、神は「ストップ(待ちなさい)!」という指示を下しました。「あなたが選ぶ(住む)べき土地は、そこ(ロトが決めている土地)ではない。先ずはロトに行きたい所を選ばせ、あなたは彼とは別の土地を選択せよ!」と。


 ロトは、目に見える繁栄の町(ソドムとゴモラ)を、真っ先に選択しました。当時のカナンの中で一番に繁栄し、世界各地からの産物が集中し、「商い」が成功する場として有名、かつ人が自然と集まって来る、それがソドムとゴモラでした。


 今回覚えるべき第一のポイント、それは人が目に見えてくる事実、例えば「噂話」や「情報」等の、いわゆる人の語る言葉に弱い(信じやすい)!という点です。アブラムは、ロトが選んだソドムとゴモラを、ふと高地から見おろした時、「あ!しまった。私は何と愚かな選択をしたことか。」と、一瞬後悔したかも知れません。しかし聖霊様が、彼に働きかけました。「アブラムよ、そこを見るな。あなたが見るべき土地、それはこっちだ!」と。


 続いて主なる神は、高地に戻った彼に対して「アブラムよ、見渡すがよい!」と促しました。すると彼は「主よ、何も見えませんが・・・・」と、気の無い返答をします。それでも神は「もう一度言う。見渡しなさい!」と、強く命じました。私たちの場合もそうですが、神に命じられた瞬間「何処?」、「いつ?」、「何を?」、「誰が?」などと、様々な疑念を述べ立てます。


 アブラムは、最初「何」を見渡せばよいのか、さっぱり分かりませんでした。ただ分かるのは、「見渡しても、(繁栄するものが)何も見えてこない」という事実です。聖霊はその時、強く彼に臨みました。「未だ見てないものがある!」と。すかさず彼は、「え!何処(にあるの)ですか?」と問い返すだけ。


 続いて聖霊は「それは上と下だ!」と強調しました。彼は、何も問い返さないまま、一瞬たぢろぎましたが、気を取り直して天の空を見上げ、続いて自分の足元を見ました。そして「主よ、天空には星と月があり、大地には石ころしか見えません。」と、独り言を漏らしました。


神が示す「約束のフィ-ルド」
 私たちの肉の眼では、何も見えてこない場所こそが、実は主なる神が私たちに対して、あるものを用意している!ことを、先ず知るべきです。聖霊様はアブラムに対して、重要な問いかけを発しました。「あなたは、何も無いと思っている、この地の砂粒の量を数えることが出来るか?また空の星の数も、どのくらいあるか知っているか?」と。


 私たちは、肉の眼で「現実」を直視するという、霊的な「弱さ」があります。しかし神は、「現実」を遥かに優った霊の次元、つまり見えざる領域において、「事」を相働かせて益としてして下さる!方です。アブラムが選んだ土地は、見るところでは「安定」無きフィールドです。即ち「何」も良きものが産まれない、生活そのものが「あ-、もう干からびるのでは!」と思える砂漠です。


 しかし「そこ」に、神は大いなる「御心」を示され、アブラムが受け継ぐべき、約束の地(カナン)として選んで下さったのです。つまり神の「命の言葉」は、砂粒からでも大いなる事を起こす!ことを、彼(私たち)が信仰をもって知る(体験する)ためです。


 「霊の眼」をもって見るように導かれたアブラムは、続いて神の用意する「見えざる都」が見えました。即ち「天」の豊かな御住いが、自分たちに用意されている、しかも砂粒の数ほどの多くの国民が、自分に向かって「お父ちゃん!」と叫ぶ、その素晴らしい光景も見ました。


 アブラムは、神が命じられた通りに、砂漠にしか見えない土地を、東西南北に渡って歩きました。そして思わず、独り言を漏らしました。「とてもじゃないが測れない!余りにも広過ぎる。」と。すると聖霊様が語りかけます。「そうだろ。主なる神は、測ることの出来ないフィ-ルドを、あなた方の子孫に用意している。それ故、あなたは決して低地を見下ろして、羨ましく思ってはならない。あなたの踏み行く、その一歩一歩があなたのものとなる!こと、それを信じて神に従って行きなさい。」と。


日本という「神のフィ-ルド」
 さて今回覚えるべき第二のポイント、それは今の日本が、主なる神によって、霊的にどのように整備(開墾)されているのか?という点です。ご存知のように、日本は何処にいても安全ではない!と思われる程、各地で地震や異常気象等の大災害に見舞われています。


 もしかしたら聖霊様は、私たちに警告しているのかも知れません。「聖書が言う通りに、高き山は低くされ、驕り高ぶる人間的繁栄は、必ず崩れ去る。その時にあなた方は、神の示す正しい導きに従って、救い(イエス・キリスト)の山に向かって、ただ逃げて行きなさい!」と。


 そうです!ソドムとゴモラの如き、経済的に驕り高ぶる今の日本に対して、いよいよ主なる神は、鍬をもって開墾し(地を練り聖め)始めています!かつては「ジパング」と呼ばれた黄金の国を叩き潰し、まさに今!神の国として建て上げるべく、最後の大収穫に向けて、霊的に整備しつつあるのではないでしょうか!


 その後アブラムは、明確に神の「導き」を信じて、ヘブロンに天幕を移し、そこに祭壇を築きました。そして「神よ、見える次元では、ここには(繁栄と思えるものが)何もありません。しかし主よ、何もないことを感謝します。私たちは、ここに導かれ、誰も死ぬこと無く生かされていることを感謝します。」と大胆に宣言し(感謝の言葉を捧げ)ました。


 今こそ日本は、ソドムとゴモラ的経済から脱出し、主なる神の御顔のみを慕い求め、目の前の現実がどうであれ、絶えず「感謝」の生贄を捧げましょう!神の見えざる次元の中において、日本の霊的土壌は、今も「振るい」にかけられています。そのような中で、私たち日本人キリスト者は、神の「選び」によって、日本に住んで(遣わされて)います。その目的は、いずれ来る「天の故郷」に向かって、多くの帰還者を連れ上らせるためです!


 ですから私たちは、更に日本のために祈りましょう!神が日本のために為されている、この霊的振るいは、最終段階に至っています。私たちは明確に「真理の道」を示す時です。「主イエス・キリストこそ、唯一の救い。唯一の道である!」と。私たちの祈りの叫びが、全国に満ち溢れ流れ出る時に、日本が「天の故郷」に至る、霊的ゲ-トとして建て上げられることを、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!


にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

×

非ログインユーザーとして返信する