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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

神のご計画(No.6)

          父なる神の偉大なるケア




主の言葉が私に臨んだ。行って、エルサレムの人々に呼びかけ、耳を傾けさせよ。主はこう言われる。私は、あなたの若い時の真心、花嫁の時の愛、種蒔かれぬ地、荒れ野での従順を思い起こす。イスラエルは主に献げられたもの、収穫の初穂であった。それを食べる者は皆罰せられ、災いを被った、と主は言われる。
                                            【エレミヤ書2章1~3節


神の「ケア」に立ち返る
 今回の御言葉に記された「エルサレム」とは、南王国ユダの都ですので、そこに住む人々に対して、北王国イスラエルの「背信」を、改めて霊的に教え諭すために、主なる神がメッセ-ジとして、エレミヤの唇を通して発信したものです。しかもその御言葉は、愛をもって力強く宣言しているに等しいものです。


 今回の御言葉の重要な奥義は、第一に「再びあなたが、神の偉大なる愛の御業(霊的ケア)に立ち返るよう、霊的気付きのチャンスを示している!」という点です。そこで私たちが、神の「御心」の本質として、先ず知らなければならないキーワード、それが「ケア」の持つ言葉の意味です。主なる神の霊的ケアの場合、それは先ず①真実なものであり、かつ②偉大なるものである!という、二つの素晴らしい特徴を備えています。


 本来の「ケア(Care)」という概念は、①世話(手助け、支援)、②配慮(気配り、気遣い、もてなし)、③手入れ(メンテナンス、修繕)など、様々な用途において使用されています。この言葉が使用される際には、ケアする対象が「ヒト」であれ、或いは「モノ」であっても、その動機となる心の動きとしては、「大事(大切)に扱いたい!」と思うなど、非常に「純粋な思い」から生じているのではないでしょうか。


 例えば英語の表現で、「Take care~」という熟語があります。これは「~に注意する」という意味で、この言葉の目的語に「あなた自身(yourself)」を付加しますと、「気を付けて行ってらっしゃい(Take care of yourself)!」という、相手の出かける動作に対して、何らかの「励まし」と、良い意味での「注意喚起」のメッセージを、真心から発信するものになります。


 主なる神の持つ、偉大なる霊的ケアの場合、それは端的に言えば「愛する者よ、あなたの魂が恵まれているように、あなたが全ての面で恵まれ、健康であるよにと祈っています。」(ヨハネ第三の手紙2節)の御言葉に集約されます。即ち主なる神は、あなたの魂(霊)ばかりでなく、「全ての領域(肉体、精神、環境(状態))」が、神の祝福の次元にあずかり、かつ健全であるようにと、様々にケアして下さるのです。


 ある面それは、トータル的サポートであり、バランスの取れた神の御業が、あなたに対して為されることを約束しています。喩えて言うなら、花嫁に対する花婿の、格別の関わり方であり、しかも「熱情の愛」をもって、真剣に支え続けるものです。これは異邦人のやもめルツに対する、ボアズの驚くべき信仰行動に見られるものです。


 今回の御言葉にある「私は、あなたの若い時の真心、花嫁の時の愛、種蒔かれぬ地、荒れ野での従順を思い起こす。」とは、主なる神が如何に「一途な御思い」、つまり「二心無き(faithful)」愛をもって、イスラエルに対して関わってきたか、あなたも一途であったことを、決して忘れない方である!ことを、エルサレム住民に語る言葉です。そして神の「二心無き(faithful)」愛は、限定的なものではありません。


「アブラハム契約」の継続
 この点を踏まえながら、今回の御言葉を読み返しますと、イスラエルは神にとって、無くてはならない程の「重要な器」であることが分かります。その理由は、イスラエルは主なる神にとって「主に献げられたもの、収穫の初穂」であるからです。これが今回の第二の奥義です。


 そこで私たちは、イスラエルと主なる神の「関わり方」において、何よりも知るべき重要な契約である、「アブラハム契約」について、改めて霊的に学ぶ必要があります。創世記12章2~3節において、主なる神がアブラハムに対して、「私(主なる神)は、あなた(アブラハム)を祝福し、(あなたは)祝福の源となる。」という、素晴らしい「永遠の契約(約束)」を相互に交わします。続いて付帯的特権とも言うべき、二つの「遺産(祝福の継続)」を、アブラハムの子孫に残します。それは①あなた(アブラハムの子孫)を祝福する者を、神が同様に祝福すること。しかし逆に②あなた(アブラハムの子孫)を呪う(害する)者を、神は容赦なく呪う(祝福の領域から外れる)。


 つまり主なる神が、アブラハムを「祝福の源」とした以上、彼らに好意的に関わる全ての異邦人にも、神の偉大なる祝福の御業が、ルツと同様に及ぶことになります。この「アブラハム契約」の、優れた(並外れた)霊的概念は、アブラハムが他の人物より、神にとって素晴らしく見えたから、彼と永遠の契約を結んだのではなく、彼が如何なる者であり、如何なる状態にあっても、神ご自身が一方的に、アブラハムを選び召し出して、ご自身の偉大なる御業を成就すべく、彼に対して「熱情の愛」を提示したことにあります。


 つまり神は、アブラハムという「器」を、ご自身の「命の水」を汲むため、そして「命の水」を多くの異邦人に注ぐべく、重要な「聖なる器」として用いる、これが「アブラハム契約」の真髄です。それ故に、今回の神の御言葉には、実は「アブラハム契約」が、イスラエルに対して継続的に為されていることが、明確に分かるのではないでしょうか。そうです!イスラエルは、主なる神にとって「祝福の源泉」であり、ご自身の祝福を拡大する「聖なる器」、言い換えれば決して汚されることの無き、「聖い乙女」の如くに、大切に大切に取扱われる存在です。


 まさしく23節の表現「それを食べる者は皆罰せられ、災いを被った。」が、「アブラハム契約」の第二の項目になります。つまり「イスラエルを食い尽くそうと、あからさまに敵対行為をもって試みる民族は、逆に神の御怒りを買って、たちどころに滅亡の憂き目に遭う」ことになります。それ故に、霊的イスラエルである私たちが、この23節の御言葉を信じて受け留める時に、神が天より与えて下さる、「信仰」と「希望」と「愛」に満たされ、神が約束の保障として与える、永遠の御国の「遺産(祝福)」にあずかる、その全き確信に私たちは至るのです。


「初穂」としての選び
 第二の奥義の、霊的根幹(中軸)とも言うべきことですが、主なる神は何故、イスラエルを「大切な器」として取り扱われるのでしょうか?それは前述の如くに、イスラエルが「特別な存在」であったり、民族的に「優れている(立派である)」からではありません。それはあくまで、「初穂(最初の者)」という単純な理由からです。


 最初の人である「アダム(エバ)」は、確かに神の「特別な器」として創造されましたが、同時にサタン(敵)から最初に攻撃を受けるなど、霊的プレッシャーを受ける(試される)、最初の役割(霊的戦い)を担うことになります。ですからイスラエルの場合も、主なる神が「初穂」として選んだ以上、そこには「聖め(聖別)」という、厳しい霊的取扱いを受けることになります。たとえ彼らが「罪」故に、霊的に汚された状態に陥ったとしても、神は尚も「聖い乙女」として仕立てるべく、ねんごろに取扱って下さるのは、彼らが神の御目にとっては、新鮮な聖い「初穂」だからです。


 そうです!あなたは「今の時」に、主なる神にとって無くてはならない、「祝福の源泉」であり、神の「真実」と「偉大さ」を現わす、「聖い器(キリストの花嫁)」です!神の偉大なる「ケア」の本質は、霊的に神の「品性(ご性質)」の源、つまり「あなた(神の器)」に対する、「熱情の愛」から生まれる御業そのものです。


 あなたは「今の時」に、神の「命の水」を汲む為に、必要不可欠な「聖い器」であることを、信仰をもって宣言しましょう!サタンは常に、次のように告発します。「お前のような汚れた、欠けた器に何ができようか!」と。ところが聖霊様だけは断言します。「否!主なる神があなたを、収穫の初穂として選び召し出した以上、あなたを通して偉大なる神の救いの計画を、真実かつ偉大なる御業として現わすべく、あなたを益々聖めながら用いているのです!」と。


 ですからあなたは、決して恐れる必要がありません!どうぞあなたが、神の偉大なる「ケア」の中に組み込まれた、重要な「神の器」として、あなたの信仰が更に聖められ、神の次元へと高められ、「祝福の源泉」となりますように!そして今も尚真実の神が、あなたに対して「熱情の愛」をもって、豊かに導いておられることを信じつつ、益々「聖い乙女」として前進できますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!(2021年2月7日のメッセ-ジ)


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