バルナバ・ブログ村診療所

命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

正しい生き方(No.20)

                     花婿のケア




ルツは、夜が明けるまでボアズの足元で休んだ。ルツは・・・・暗いうちに起きた。麦打ち場に彼女が来たことが人に知られてはならない、とボアズが考えたからである。ボアズは言った。「羽織ってきた肩掛けを出して、しっかりと掴んでいなさい。」ルツがしっかりと掴んだ肩掛けの中に大麦を・・・・ルツに背負わせると、ボアズは町へ戻って行った。ルツが姑の所へ帰ると、ナオミは、「娘よ、どうでしたか」と尋ねた。ルツは・・・・「この六杯の大麦は・・・・あの方がくださったものです」と言うと、ナオミは言った。「私の娘よ、・・・・じっとしていなさい。あの人は、今日中に決着が付かなければ、落ち着かないでしょう。」
               【ルツ記3章14~18節】


ルツに対する「三つのケア」
 いよいよ今回の記事は、「ルツ記」のクライマックスとなるストーリーです。この記事には、主なる神の豊かな「ケア(配慮)」の数々、そして私たち「キリストの花嫁」に対する、花婿なる主イエス・キリスト、つまり霊的雛形であるボアズが、いかに将来の花嫁ルツに対して、格段の「ケア(配慮)」を為しているか等、詳細に描かれています。


 使徒パウロが明言するように、「信仰」を貫くことは、非常に忍耐を要します。特に「結果」が、中々見えてこない間は、私たちは弱き器ですから、じっと我慢できない性分ですが、それでも助け主なる聖霊様は、私たちをその間、じっくりと練り聖めて下さっています。


 私たちが先ず覚えておくべき重要ポイント、それは忍耐を要する時に、私たちは自分で「時」を計ろうとします。例えば時の「節目」を設定したり、「区切り」を付けてゴールの時を決めようと試みますが、それは正しい「信仰」の計り方ではない!ということです。「神の時」が、「神の事実」として成就する時点は、私たちが計る次元にはなく、私たちが忍耐を放棄し諦め切った頃に、「神の時」を瞬時に始められることがあるからです。


 今回の記事から示される、花嫁として備えるべき信仰行動は、第一に真の花嫁との「出会いの時」を、決して逃すまいとするボアズの「三つのケア」を、私たちも備える必要がある!という点です。


 今回ナオミに命じられて、勇気をもってルツが取った行動は、自分の「命」を懸ける、決死の覚悟に基づく信仰行動でした。状況如何によっては、ボアズの社会的認知度を汚し、引いては自分が「石打ちの刑」に処せられる、つまり公開処刑にて死ぬかも知れません。それ故に、ボアズは十分にルツの行動を受け留め、彼女の全てを自分の「最大の力(知恵)」をもって、難無く帰宅できるようケアしたのです。


 実際にボアズが為したケアとは、先ず①「陽が昇る前にルツを起こす」、つまり「目覚めの時」を共に(二人で)早く為したことです。これは主なる神が、私たちが被って来た様々な「恥」と「悩み」、そして「隠したい罪」の全てを洗い聖めるべく、御子イエス・キリストの「救いの時」を早め、花嫁を「しみ」も「傷」も無い、麗しい「真の花嫁」として、無垢のベールで覆って下さることを意味します。


 ボアズが為した第二のケアは、共に起床したルツに対して、②彼女の肩に「ショール」を掛けたことです。しかも「おまけ付き」で。その「おまけ」とは、50ポンドの大麦(脱穀前)です。この量は約23kgに相当しますので、かなりの「重荷」になります。しかしルツは、それを「重荷」とは捉えず、ナオミ家族に対する、ボアズの「恵み」の大きさと受け留めました。


 その際ボアズは、先ずルツを腰掛に座らせて、座った状態の彼女の肩に、この大麦の重量物を載せ、肩掛けで覆った後、③彼女が立ち上がれるよう、自らの手と体でサポートしました。これがボアズが為した第三のケアです。そうです!文字通り彼は、彼女にとって「Helper(介護支援者)」、助け手として働いています。これは花婿なる方が、常に花嫁(キリスト者)の傍らに居て下さり、私たちが生きていく上での、霊的「重荷」の全てを、共に担って下さることを意味します。


今日中に「事」の解決に当たる方
 さてルツの帰りを、心配しながら待っていたナオミですが、実際にルツが帰宅した時、自分の予想していたパターンを、遥かに超える次元の出来事が、ルツに起きたことに気付きました。ナオミが想定していたパターンは、責任感のあるボアズが、ルツと共にナオミの元に来て、直接「結婚」の承諾を願い出る、そんな光景を描いていました。


 ルツの様は、見るからに可笑しな恰好で、しかも足取りがフラフラ。思わずルツに駆け寄ったナオミは、「一体どうしたんだい?何か大変な事でも、あったのかい?」と尋ねながら、重そうな物体を支えつつ、その荷を下ろすのを手伝いました。ルツが一息付いたのを見届けたナオミは、再び質問しまた。「どうだったの?」と。ルツは明確な口調で答えました。「お義母さん!ボアズ様は、何て素敵で紳士な方なんでしょう。見て下さい!これがその証拠です。お義母さんに差し上げるよう、言い遣って来ました。」と。その瞬間、ナオミは全てを理解しました。


 ボアズの並々ならぬ「知恵」と、ナオミ家族とルツに対する、様々な「配慮(ケア)」を受け留めたナオミは、すぐさまルツに対して、アドバイスを与えました。「主なる神は必ず、このことを通して、豊かな結果を用意して下さるから、暫くの間忍耐して待っていなさい!注意深く、神の時を見守りなさい!そうすればボアズは、休む暇も無いスピードで、迅速にこの件(ルツとの結婚)を決裁するでしょう。」と。


 これを聞いたルツは、どれ程「平安」に満たされたことでしょう。義母の命じられるまま、純粋に聞き従ったことにより、偽りのない「真実の花婿」と出会い、まさに目前に「婚礼の時」が迫っていることに、彼女は歓喜の思いに満たされ、神に感謝を捧げずには要られませんでした。


 私たちの花婿なるイエス・キリストは、「事(御国の婚礼の時)」の始末が終えるまで、決して休まれる方ではありません!「事」を始められた方は、「事」が完成(成就)するまで、責任をもって速やかに働かれます。そうです!私たちの「救い主」は、今日中にあなたの「願い」から、まとわり付く「問題」に至るまで、その全てを完全に贖うべく、昼は「まどろむこと」無く、夜は「眠ること」無く、迅速に解決して下さいます。


 ご存じのように、ルツは「異邦人」ということで、イスラエル人から見れば「よそ者」で、しかも「やもめ」という、弱き立場の女性でした。しかしボアズは、このルツを正妻として選び、神が自分に与えて下さった「賜物」、つまりボアズ一族を、このルツとの結婚を通して、大いに繁栄して下さる!という信仰の決断から、親族たちの集う「長老会議」に、「事」の承諾を諮ることになります。


 この日本国の「救い」は、まさにボアズとルツの信仰の「出会い」の如くに、私たち日本人キリスト者(日本の花嫁)の、真の御国の花婿なる方、主イエス・キリストに相対する、大胆かつ真摯な信仰行動に掛かっています。そういう意味で、あなたが花婿のケアを日々受けながら、更に信仰の「歩み」に弾みが付きますよう、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!


☆バルナバ・ブログ福音薬局のご案内 


バルナバ・ブログ村診療所 - にほんブログ村


にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

×

非ログインユーザーとして返信する