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命と心の健やかなる成長のために!
こんにちわ!
あなたの命と心は、いつも健康ですか?それとも、何かの問題で病んでいますか?
私たちは、そんなあなたの、命と心の健康に気を配り、また命の処方箋を、聖書の「命の言葉」から提供します。

信仰の完成(No.19)

           神によって集められる人々の数



町は二方向に大きく広がっていたが、その中に住む民は少数で、家屋は建てられていなかった。私は心に神の指示を受けて、貴族と役人と民を集め、家系に従って登録させようとしたところ、最初に帰還した人々の名簿を発見した。それは次のように記録されて・・・・会衆の総数は、四万二千三百六十人であった。・・・・
                                                                                                 【ネヘミヤ記7章4節~72節】


次なる備えは?
 エルサレム城壁が遂に、神の偉大なる「ご計画」によって完成しました。しかし、ネヘミヤはこの時「一体、私たちイスラエルの民は、どれ程いるのだろうか?」という、聖霊様からの次なる導きを受けました。つまりイスラエル住民の、正確な「数(人口統計)」を把握しなければ、敵の攻撃に対する防御の備えも、ままならないことを、この時彼は指示されたのです。


 ところで、当時のエルサレム都市は、南北の二方向に広がるエリア(城下町)でした。にも関わらず、広い面積に対する住んでる人々の数は、つまり人口密度は、驚くほど少ない単位でした。その理由は、家屋を建築できる状況に無かった、つまり戦乱に次ぐ戦乱で、常にエルサレムが荒れ果てていたからです。町の守りのシンボルである、エルサレム城壁が堅固であってこそ、人々の居住生活が保証されます。


 私たちは先ず「本来のエルサレム(神の都)は、物凄く広い!」、この重要事実を覚えて下さい。エルサレム(神の都)の住民は、歴史的に見ても今まで、様々に蹂躙されてきました。同様に私たち日本人キリスト者も、日本史の中では蚊の如き、弱小集団として馬鹿にされてきました。それ故果して(私たちは)、どうなるのだろうか?という、不信仰の思いが来ることも多々あります。


 しかしネヘミヤが今回、聖霊様の次なる啓示により、過去から現在に至る国勢記録を調査した如くに、私たちも霊的な神の歴史(取扱いの記録)を、探り知る必要があるのではないでしょうか!この時ネヘミヤは、ある事実を発見しました。それはゼルバベルの記録(第一次エルサレム帰還時代)の中にある、驚愕すべき事実(人口統計)でした。当時の記録としては、男性だけで約3万人が帰還した!と。


 そして現在の統計では、総数4万2千人余りということで、第一次帰還時代から何十年経つというのに、僅か1万数千の増加に過ぎなかった訳です。本来のイスラエル民族は、神のご命令「産めよ、増えよ、地に満ちよ!」通りに、数年で人口が倍化する程の、神の祝福に預かる民族であるにも関わらず、今回の実数が少ない理由は只一つ、ずっと他民族に蝕まれてきていることです。


日本のリバイバル(霊的帰還民)の記録
 過去の歴史記録を、綿密に調査するように命じられたネヘミヤの如くに、実は私たち日本人キリスト者も、日本の歴史を霊的に調査してみますと、彼ら同様に第一次リバイバルの時が、神によって確立されたことが分かります。それは6世紀初頭から中期にかけての時代、つまり聖徳太子が生きていた時代と重なります。


 具体的には、朝鮮半島からの渡来民族の一派である、秦一族の長「秦河勝(聖徳太子の側近)」の行政手腕により、京の都(京都)・近江(現在の滋賀県)を中心とする近畿地方において、経済的繁栄と同時に興りました。彼らの「教え(指導)」の根幹が、キリスト教に基づく「愛」の実践ということで、多くの土着の日本人が救済されました。


 とりわけ聖徳太子は、高貴な身分にも関わらず、当時一般社会から隔絶されていた、ハンセン氏病患者のもとに赴き、自ら治療に携わるなど、いわゆる今日の社会福祉政策の、第一人者とも言うべき事業を為しました。それ故に一般民衆が、「これこそ本物の生き様なり!」ということで、次々とキリスト教に改宗した訳です。


 ところが、それを「良し!」とは見ない一族、つまりサンバラト同様の蘇我一族(仏教の信奉者たち)が、遂に牙を剥いて聖徳太子を暗殺し、キリスト教の信者を迫害(弾圧)し、またその「教え」に基づく事業の全て破壊(閉鎖)しました。彼らが為した霊的封印は、その後千年間続きます。


 しかし主なる神は、第二次リバイバルの時に当たり、フランシスコ・ザビエルを日本に遣わしました。この時も安土・桃山時代の名称通り、京都・近江の地に、キリストの「教え」が再び開花したのです。この時は宣教師たちが開校した「セミナリオ」に、武士ばかりでなく百姓出身の若人たちが次々と入学し、若き伝道者として近畿の各地に派遣されました。


 彼らの純粋な布教活動により、日本中に(九州から東北に至るまで)、キリストの「教え」が拡散し、多くのキリシタンが誕生しました・・・・が、この時も、キリスト教を擁護していた、時の為政者「織田信長」が暗殺されました。その後、豊臣秀吉から徳川家康の時代に渡って、再びキリスト教の歴史的封印が、約300年間施されます。


 そして明治という、新しい歴史の流れの中で、再びキリストの花は開花し、第三次リバイバルの時に至っている次第(現在も進行中)です。そのような歴史的変遷の中で、日本人が依然として保守している偶像があります。それは「マモン」という名の、金権主義的な生き方です。第二次世界大戦の後、経済的な優等生として、世界経済市場に乗り出した「日本丸」には、この「マモン」が今も尚祭られているのです。


 覚えて戴きたいことは、ネヘミヤは神の啓示を受けた後、神の偉大なる方法のみを頼りにしました。即ち彼は、その間決して肉なる方法を頼みとせず、只ひたすら神の前に座して祈り、事を働かせて下さる神に従った結果、遂にエルサレム城壁の完成に至ったことです。


 残念ながら、未だもって日本における、キリスト教の霊的帰還民(リバイバル)に関する記録書は、悪しき者(時の迫害者)によって封印されてきました。それ故に、過去から現在に至るキリスト者の、正確な実数が分かりません。しかし「その時」には、必ず歴史的封印が解かれ、日本に対する驚くべき神の事実が明らかにされます。


 私たちは「現実」を見る限りは、洪水後のノアの家族の如くに、僅か「8人の群れ」ではないか!と、日本のリバイバルを悲観するかも知れません。しかし霊の眼で見る限り、とれ程多くの日本人が、未だ霊的に捕囚とされているか!この点に焦点を当てて下さい。そして聖書の預言通りに、信仰をもって祈り続けるのであれば、「彼らは還って来る!」のです。


 そうです!「本来のエルサレム(神の都)は、物凄く広い!」ことを信じるのであれば、私たちは準備する必要があります。私たちの霊が「狭っ苦しい」ことを考えている限り、「帰還者」は戻りません。必ず「彼らは還って来る!」という、広い信仰をもって祈り続け、「その時」に向けて日々前進しましょう。


 日本の歴史は、神が定めた素晴らしい枠組みの中で、全ての事が既に用意されています。そして神の「救いの時」は既に来ています!私たちは「その時」を待ち望み、信じ祈り続けるだけでよいのです。ですから決して悲観しないで下さい。神の「命の言葉」に立つ新しいキリスト者が、次々と神の都に還って来る、その日が目前に迫っています。


 今から後来たる、神の大いなるリバイバルの時に、あなたがネヘミヤの如くに信仰を働かせ、帰還した者たちを神の兵士として、霊的に建て上げる使徒の一人に召し出されることを、主イエス・キリストの聖名で祝福してお祈りします。アーメン!


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